春の香りがする川柳をたくさんいただいています。

 中之島の健康川柳の集いへのご参加をきっかけに、初めて投稿してくださる方が増えています。
本当にうれしいこと!ありがとうございます。
「酒タバコやめて始める五七五」(逆さ蛍)
 これぞ健康川柳!
「春くれば花は自ら咲くだろう」(かんなびん)
 春って生命力が表に噴き出してくる季節ですよね。何か新しいことを始めたくなるのもこの時です。
「デビューした春やもんね花粉症」(チャチャニャ~ゴ)
 そうですねえ、こちらのデビューもありますから困るのですが。
「枝の先ちょこんとすわりホーホケキョ」(ぽっぽり)
 鶯もこの季節のためにずっとお稽古してきていたのですね。今こそ思いっきり心のままに歌ってみてね。
 あなたはこの春をどんな気持ちでお迎えになっていますか。
いろいろ憤りたくなることも誰だってありますが、こんな一句が春風のようにふんわり包んでくれます。
「大抵の事は許せる春だから」(茶っ人)
 そうしてできれば、こんな光景に身をおいてみたいものです。
「花達が歌ってるよな春の土手」(花より団子)

中之島のご報告!

 3月3日(日)の「近藤流健康川柳の集い」にお越し下さった皆さま、本当にありがとうございました!
「あの人がラジオネームで顔を知る」(日ハムファン)
 いつもラジオでラジオネームを耳にしていたけれど、実際にこの人があの人なのか!と顔とラジオネームが一致する喜び。
皆さんが「久しぶり~」「いつも聞いていますよ」などと気軽に声をかけってくださる中之島は、本当にあったかい空間でした。
 さて、注目の各賞受賞作をご紹介しましょう。
MBSラジオ局長賞「おみくじを出して眺めてまた仕舞い」(ハイビスカス)
毎日新聞編集局長賞「タイガース買ってる時はおちつかん」(島田章平)
 そして、当日のお客様の投票で決まる会場賞は、
「『私もよ』友の言葉は安定剤」(まるりん)
 さらに年間大賞は、授賞式の最後の最後に発表されました。
七万を超える作品の中から最高の栄誉に輝いたのは、こちらです。
「ウソついて出かける夫若いやん」(ゆめさき川)
 授賞式は、ヨーポン♪をきっかけに、ゆめさき川さんが自らの大賞作を読み上げてくださって幕を下ろしました。
ああ、よく笑いました~!みなさん、ほんまにおおきにおおきにー!

発表! 2月のしあわせ賞!

 「2月のしあわせ賞」発表の朝でした。
 川柳の面白さは、誰もがなんとなく気づいていながら指摘していなかったことを、真っ先に言葉にしてみせること。
すると多くの人が「そうそう、そうやねん」と頷き、納得するというわけです。
 そんな意味で、今回、複数の句が最終選考に残ったものの、断トツでこれ!という作品があったと、近藤師範。
 早速ご紹介しましょう。こちらです。
「『まだ』か『もう』上手に使う60代」(にゃんぴー)
 私は60代なので、この句の意味するところがよーくわかります。
同じ年代の方、無意識のうちに上手く「まだ」と「もう」を使い分けていませんか。
 近藤師範によれば、60代は微妙な年代。
確かにまだまだ働く意欲いっぱいの方も多いですし、
一方で現役を退いて次の生き方を模索する場合も多く、
「まだ」なのか「もう」なのか、人それぞれですよね。
いや、一人の人間の中でも、「まだ」現役の気分のときもあれば、
「もう」しんどいなあ、という気分のときもあるでしょう。
その揺れ動く心理を、わずかな言葉でピタリと言い当ててくださいました。
 この「まだ」と「もう」の割合は年代が進むにつれて、どんなふうに変化していくのでしょうか。
できれば「まだ」できること、「まだ」やりたいことをイメージする割合を減らさないでいきたいものです。
 さて、あなたの「まだ」と「もう」は、いかがですか?

そろそろ春(中之島)ですね。

 3月3日(日)の中之島が近づいてきましたね。
「健康川柳の集い」への参加をご希望の方、そろそろ参加証がお宅に到着する頃かと思います。
「ワクワクが有りますねんと五七五」(まりりん)
 あなたのワクワクを連れて、中之島の大阪市中央公会堂にお越しくださいね。
「春を待つワクワク感で中之島」(モンブラン)
 寒暖差が激しいこの頃ですが、気分は春でまいりましょう。
「顔パック中之島への日々準備」(松山敬子)
 いいですねえ、いろんな準備しなくっちゃ。私も何を着るか決定しましたよ。
折角久しぶりに皆さまとお会いできるのですから、たのしまなくちゃ!

 春をどんなときに感じるか、皆さんの川柳に描かれています。
「車窓見て!春の香りが見えてるよ」(豆キューピー)
 自然の生き物たちは着々と歩を進めているようです。
「聞こえたら春だよ猫のさかり声」(どてちん)
 おっしゃるとおり。
「さあ来たぞ杉の花粉ががぶり寄り」(こだわりトマト)
 これがあるから、大好きだった春が苦手なものになっている方も。
 それでも、心の春は自分自身で作り出していくものかもしれません。
「百まではしたいねゴルフ道具買う」(徳留節)
 3月3日は、皆さんに春が訪れる一日になりますように、準備を進めます。

2023年後半の月間賞をご紹介!

 先週今週と二回に分けて2023年月間大賞作品をご紹介しています。
毎月一句選ばれる月間大賞は、年間大賞のノミネート作品でもあります。
 3月3日(日)、中之島の「近藤流健康川柳の集い」で年間大賞作品が発表されますが、
一体どの川柳がその座に輝くのか、本当に楽しみです。
また、会場にお越しのお客様の投票で選ぶ「会場賞」の行方もたいへん気になるところ。
 まず、あなたも今秋来週とノミネート作品をじっくり味わって、ご自分ならどれを選ぶだろうかとお楽しみくださいね。

8月
妻が言う「ウチをどれだけ知ってるの?」  こだわりトマト

9月
「投句しよ」ええネタ出すな嫁の愚痴    くずれ荘管理人

10月
日に3食誰が決めたか妻のグチ       南側孝夫

11月
いつ帰る出ていく妻に確かめる       鈴木重雄

12月
手をつなぎ老いても歩く御堂筋       井上良登

いかがでしょうか?あなたの中の大賞はもう決まりましたか!3月3日の決定が待ち遠しいですね。

【番組からお知らせ】
放送内でもお伝えしましたが、月間賞内の1句に既出の川柳が見つかりました。
著作権の関係で、今回は賞の対象から外さざるをえなくなりました。
誠に申し訳ありませんが、ご了承ください。

しあわせの五・七・五 川柳な人々

Copyright © Mainichi Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.