2016年

1月17日

プロユースの”ハサミ”メーカー株式会社ナルトシザー創業時のエピソード

美容理容のプロが使うハサミのメーカー、株式会社ナルトシザー 代表取締役社 長 長谷川敏雄さんがゲスト。
プロが憧れる製品をを作るナルトシザー。
そのルーツはどこにあるのでしょうか。

「創業者はもともと理容師でした。
自分が使うハサミを工場や職人さんにオーダーしてこだわりの一挺にしたんで しょうね。
使い手側の発想からうまれた製品なんです」


そこから宝塚の工場をイチから立ち上げ、売り出したハサミ。
当時のキャッチフレーズは、「21世紀の不思議なハサミ」「研がなくていいハサミ」だったそうです。
すでに現在の製品に通ずるものがありますね。

そこから材料が進化し、新潟の工場で作って独特の仕上げを施します。
「一番はハサミの中心部が擦り減らない構造ですね。
刃は二枚が平行に動いているわけではありません。
“反り”と“ひねり”。
お互いがお互いの刃に入り込むような構造になっているのです」
実際にスタジオにお持ちいただいたハサミを手に竹原編集長も高井さんも頷きます。

「昔は仕事がおわったらハサミを研いでいたらしいですね。
それが進化して数か月に1回。
ナルトシザーは数年に1回。
創業者が謳った“研がなくていい”を今も作り続けています」

ハサミは刃が二枚合わさったもの。
これからも進化していくのでしょうか…?
「ハサミはヘアスタイルの流行によって進化していきますね。
シャギーが流行った時代に梳きばさみが進化しました。
髪型の流行によってカットスタイルが変わり、ハサミも変わる。
世の中のお客様の声が会社と技術を進化させくれました。
世界中のプロがもっとお使いいただきたいですね」

いつの世も流行があり、それはとめどなく動き続きます。
ナルトシザーのハサミの進化も続いていくのです。

竹原編集長のひとこと

ハサミだけにお話も経営も切れ味がいい。 エッジをたてる、これって大切ですがなかなかできませんよね。 ナルトシザーさんはシンプルな製品をとことん突き詰めておられる。 その熱意に脱帽です。