2016年

4月 3日

日本を代表するコンテンツで世界を魅了

株式会社アクティブゲーミングメディア。
日本を代表するコンテンツのひとつで世界を魅了。果たしてそれは…。
番組初の外国人の社長さん。
優れたコンテンツを発信することで「日本と世界を繋ぐ架け橋」となっている、株式会社アクティブゲーミングメディア代表取締役社長のイバイ・アメストイさ んです。
この“架け橋”とは一体、何なのでしょう…。

「それは『MANGA』です。
日本はとても特徴がある国だと思います。
富士山、寿司…漫画もそのひとつです」

この漫画をイバイ社長は、どうやって架け橋にされているのでしょうか?
「“ローカライズ”というのですが、日本の漫画作品を海外展開する時に必要なことをする、ということでしょうか。
漫画なら当然、翻訳しますし、ゲームなら難易度を変えたりといった感じですね」

直訳すればいい、という訳でもなさそうなこのローカライズ。
気をつけなければならない点などはあるのでしょうか。
「言葉だけではないですね。
肌の色の調整、目の大きさ、宗教や文化。
観る人の環境がローカライズには影響します。
有名な作品は極力そのまま出しますね。
でもローカライズを強めにした方が良い作品はする。
クリエイターのセンスが問われますね。
ちなみにまったく変える必要のないコンテンツは世の中にふたつだと僕は思います。
『ミッキーマウス』と日本が生んだ『スーパーマリオ』です」

スペインに生まれ、日本に住んで16年目というイバイ社長。
物心がついてから初めて観たアニメは『キャプテン翼』だったそうです。
「当時、あのアニメが日本のものとは思いませんでしたね。
スペインでは子どもの頃から当たり前にサッカーをしますが、日本でサッカーをやっていると思っていなかったです。
キャラクターの名前もスペイン人の名前に変えていたと思います」

これもローカライズのひとつなのです。
ハマったアニメは他にあったのでしょうか?
「『マジンガーZ』ですね。
同世代のスペイン人はみんな主題歌を歌えますよ。
日本でカラオケに行くと、周りからフリオ・イグレシアスの歌をリクエストされますが、実際はマジンガーZの方がいいですね(笑)」

これほどまでに日本の漫画・アニメを愛しているイバイ社長。
その魅力とは…?
「あのころの作品はすべてが詰まっていると思います。
友情、努力、裏切り…ストーリーも素晴らしい。
特に手塚治虫先生は日本のシェイクスピアだと思いますよ。
生き方のヒントが詰まっている、日本が誇る文化です」

日本の漫画、アニメとはイバイさんにとってどんなものなのでしょう。
「日本の最高のPRツールだと思います。
日本ってどんな国なの? それは漫画に詰まっているのではないでしょうか」

優れたコンテンツとして漫画、アニメ、ゲームを捉え、世界に発信し続けるイバイ社長。

そう考えると漫画文化から発する日本はこれからもっと深く広くなっていくのかもしれませんね。

竹原編集長のひとこと

漫画は確かに誇るべき日本文化ですね。
日本人が当たり前と思っていることが、コンテンツや次のビジネスの発想になっていますね。