2016年

9月25日

「なんでやねん」から生まれる発想、そして新商品

先週に引き続き、オフィス、文具用品を製造販売するセキセイ株式会社から代表取締役会長の西川雅夫さん。
実は色んな文具がセキセイ株式会社の製品でした。
「ドラマで事務所のシーンなどを見てても一番に目につくのが、シスボックスですね。
書類の整理の基本は横につまないで立てることですね。
この商品も発売して30年も経ちますよ」

こういった商品を世に送り出してきたセキセイ株式会社。
特許取得商品はおよそ200だそうです。
そのうち、西川会長のアイデアは70〜80%をしめるのだとか。
「商品にするには一捻りいるんですよね。
でも近頃はふた捻りいるんですよね(笑)」
そんな会長にはある発想法があるのだそうです。
それは「なんでやねん」。

「先週お話しした輪島塗ボールペンもそうなんです。
他の地域の伝統工芸にはあったんですけど、輪島塗にだけボールペンがなかったんです、それで“なんでやねん”。
物事に対して、おかしいな不思議だなと思うこと。
一つのことを追求するということなんです」
社長の日々の「なんでやねん」をまとめた本があるそうで、こちらも大ヒットしました。
なんと新たな本も執筆中だそうです。
「些細な“なんでやねん”が頭の体操になったり、大きな商売に繋がることがあると思うんですよね」

セキセイ株式会社は西川会長のお父様から引き継いだ会社。
お父様もユニークな発想の持ち主だったのでしょうか?
「父親からは色んなことをさせてもらいましたね。
小学校から習い事をたくさんしました。
子どもの頃にすることって大切だなと思います」
会長のアンテナの張り方、“なんでやねん”という発想はこういった子ども時代の感覚が下敷きになっているのかもしれません。

セキセイ株式会社の社名は「セキセイインコ」に由来しているのだそうです。
「創業当時、小鳥を買うことが流行ったそうなんです。
誰からも愛されるセキセイインコ。
そこからセキセイとつけたそうです」
そんなセキセイ株式会社はこの先、どう羽ばたいていくのでしょうか。
「キーワードはスマホ、そしてBluetoothなんです。
楽しみにしておいてください!」

未来に羽ばたくセキセイ株式会社。
これからも“なんでやねん”の精神でさらに高く、さらに面白く。
新商品、要チェックですよ!

竹原編集長のひとこと

よく言う「ひと捻り」から、社長は「ふた捻り」する。
この発想は今の時代ですよね。
なんでやねんの発想、見習いたいですね。