2016年

11月20日

その想いは江戸時代から。おこしが紡ぐ歴史。

ゲストは先週に引き続き、『粟おこし』でおなじみ、株式会社あみだ池大黒から代表取締役の小林昌平さん。
200年を超える会社。
時代とともに会社もたくさんのエピソードや歴史もあるのでは?
「創業が江戸時代ですからね。
社長の私のミッションとしては、この歴史をのばすことです。
だから新しい『ponponjapon』を発売する時などは、おこしと認めてもらえるか不安でした。
途中から“岩おこし”“粟おこし”と言わずに、美味しいと思うものを押し出そうと思いました。
おこしの会社が作った新しいお菓子、といった考え方になりました。」

会社の歴史の中には、商品としての革新の他にご苦労された歴史もあるのだとか。
「会社は戦災、震災も経験しております。
戦災で工場が消失して休業をしたことも…。
戦時中は米自体が入荷できないこともありました。
私自身も高校生の時に阪神淡路大震災を経験しました。
西宮浜に工場があったのですが、橋が落ちたので、出荷ができないことがありましたね。
みなさんのご支援で今に至ります」

ご苦労されたこともありますが、ユニークな武勇伝も。
「戦時中、大阪湾に軍艦が寄港するわけです。
そこに高速艇で注文を取って、その注文書を伝書鳩で店に伝達していたそうです。
これが当時の最速の方法だったんです。
新聞社が記事の伝達に使っていた伝書鳩からヒントを得たそうです」

時と共に歩んで200年。
かの福沢諭吉もおこしを愛し、最近、ドラマでも取り上げられました。
さて、これからは…?

「新商品がありましてね。
『マシュー&クリスピー』といって新しい食感にチャレンジしています。
柔らかいおこしを作ってみたんです。
お米とマシュマロが合わさってケーキに近い食感になっています。
ぜひお試しください!」

数奇な運命にも立ち向かい、そして常に新しいことを取り入れていく。
江戸時代から“手をかけ心をこめて”これからも続いていくのです。

<プレゼント>
株式会社あみだ池大黒からプレゼント!
『pon pon Ja pon』3つセットを抽選で5人の方に。
*発送は写真の商品と異なる場合があります。

宛先は
メール akarui@mbs1179.com
FAX 06−6809−9090
ハガキ 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 あみだ池大黒 」係
*当選者の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

おこしの勉強にもなりましたが、常に前を向いて新しいことにチャレンジされている姿は素晴らしいですね。
これからの新商品も楽しみです!