2017年

3月26日

お菓子で繋がる未来への夢

ゲストは先週に引き続き、正氣屋製菓株式会社の代表取締役 安井栄一さん。
現在92年目という歴史を持つ会社ですが、創業当時はどんな様子だったのでしょう?
「私の祖父が始めた会社なんです。
祖父は明治33年生まれ。
西暦でいうと1900年ちょうど。
祖父が25歳の時に企業した会社なんです」

現在の安井社長で三代目。
最初からお菓子の卸をされていたのでしょうか?
「ルーツは兵庫県の丹波篠山で、酒屋をしていました。
祖父は次男で早くから大阪で働いていました。
苦労をしながら企業したそうです。
今は卸ですが、社名にある通り“製菓”もしていたそうです。
戦後、父の代には卸に特化したようですね」
卸に移り変わってから、今の愛菓子(まながし)の方向性は確立していたのでしょうか?
「これは私の代になってからですね。
他所にはないお菓子を取り扱おうと動きました」

現在、問屋とは言いつつも、正氣屋製菓株式会社はオリジナルアイテムも製作しています。
「メーカーさんを協力工場という位置付けに、こちらからアイデアを出して既存の商品にひとひねりを加えています。
およそ100種類あります」
スタジオではそのオリジナル商品『たわわなばなな』をお持ちいただきました。
通常のバナナカステラにバナナピューレを加えることでバナナのコクがアップ。
なんと1年間で10万袋を売り上げたヒット商品です。
今週も美味しくいただきました。

3万アイテム、オリジナル商品、そして地域ごとの担当者。
創業100年を前に盤石とも言えそうなのですが、会社の大変な時期などはなかったのでしょうか?
「それはありましたよ。
私がトイレ掃除をするんですけど、泣きながら掃除をしていた時もありました(笑)。

赤字だとか…売れないとか…。
そんな時でもやっていたことがあるんです。
鏡に向かって自己暗示をかけるんです。
“お前は運の強い男だ”と。
運がいいと運が強いとは違うと思うんです。
偶然と引き寄せたものが違うんですね。
必ずリカバリーして引き寄せるんです」
会社の大変な時期のことも笑顔でお話になる安井社長。
そのポジティブパワーはどこから生まれてきているのでしょうか?
「お菓子ですよ(笑)
私たちはお菓子を売っていますもん。
お菓子は笑顔で売らないといけませんよね!」

お菓子から生まれる明るい未来へのパワー。
安井社長はどんな未来を見ておられるのでしょうか?
「うちの息子が25歳。
大学を出てから3年ほど他の会社に勤めていたんですが、先日、会社を継ぐ意思を示してくれました。
この度4代目として入社してきたんです。
うちの会社はあと8年で100年になるのですが、私は息子共々、もっと先の300年企業を目指しています」

これから数百年先の未来もお菓子のもつ、あたたかで優しい力で正氣屋製菓株式会社は邁進します。

竹原編集長のひとこと

他所とどれだけ違うことができるか。
正氣屋製菓株式会社は他所が持っていない商品をもつことに大変優れた企業です。
しかも営業マンが足で稼いでくるなんて素敵ですよね。

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