2017年

7月16日

斬新なコンセプトが生み出す、感動の共有

ゲストは現代仏壇のパイオニア、株式会社八木研代表取締役社長・八木龍一さん。
試行錯誤の末に今や定番とも言える現代の部屋にマッチした仏壇を生み出しました。
実際にはどんなコンセプトで製作されたのでしょうか?
「家具として仏壇として本物が出来ていないと思って色々と話し合った時期はありましたね。
そこで出て来たコンセプトが“ご先祖様のステージを作ろう”ということでした。
もっとご先祖様との対話をしてもらおうと思ったんです」

仏壇の中の上から照明をつけて光のシャワーを作り、明るい仏壇に。
軸しかない、ネジだけで止める羽がない蝶番の開発など細部までこだわったそうです。
「蝶番も家具だと気にならないけど、仏壇で、しかもステージというコンセプトだと気になるんです。
だから細かく見直していきましたね。
仏壇の素材としては珍しいウォールナット、羽のない蝶番も当社が初めてです」

仏壇はお寺のミニチュアではない。
仏壇はご先祖様のステージだ。
そんな想いから製作に勤しみ、最高級のもので200万円の現代仏壇も誕生しました。
「仕入れてもらった時は嬉しかったですね。
価値を認めてもらったということですから。
その時に現代仏壇という名前が生まれたんです」
現代仏壇はさらに進化し、ヒンジはマグネットに変わって軸がないものも。
しかも取り外しもできるまでになったり、壁掛けタイプの仏壇も発表。
“ステージ”を追求し続けています。

そんな株式会社八木研の会社の方向性とはいかなるものなのでしょうか?
「私たちのキーワードは感動の共有です。
例えば現代仏壇専門店『ギャラリーメモリア』ではカウンセリングタイプの接客をさせていただいてます。
悲しみに包まれたお客様が、これから一緒に暮らす仏壇をお求めに来店されます。
そして、お好みのものを見つけてホッとしてお帰りになる。
その心に寄り添うお手伝いをしていくんです。
感動を生んだり、喜んでもらえるものを作るためにアイデアを出す。
感動の共有のために、私たちも自己革新していかなければならないと思っています」

家具と仏壇を統合し、仏壇に革命を起こした現代仏壇。
その裏には技術革新はもとより、人に寄り添う想いがありました。

竹原編集長のひとこと

ついつい満足しがちなところを革新していく。
失敗を糧にしてどんどん新しいことを推し進めていく。
満足せずに次へ次へ。
成功への秘訣ですね。

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