2017年

8月27日

酒造りの技と文化的感性のハイブリッド

ゲストは先週に引き続き、地酒酒造・株式会社西山酒造場 代表取締役社長の西山周三さん。

この番組ホームページで「西山酒造」の「西山周三」さんの字を見てお気付きの方もおられるでしょう…。
「うちは代々“〜三”という名前なんですが、幼い頃は父を恨んだこともありましたけどね(笑)
取引先の方に名刺をお渡ししてから5分ぐらいは間は持ちます(笑)」

今週も明るく始まりましたが、改めて西山酒造場の歴史をお伺いしましょう。
「今から168年前、1849年に初代が今の本社から3km入ったところで起業したと聞いています。
それから二代目が幹線道路まで出て来なくては、と今の場所へ」。
なるほど、そして三代目、四代目は?
「俳人をしていました。
珍しいですよね。
でもこの三代目、四代目が俳句とお酒との橋渡しをしてくれたんです。
最初は趣味だったと思うんですが、高浜虚子先生に師事しました。
実は弊社の日本酒『小鼓』は高浜虚子先生が命名してくださったものなんですよ」。
日本古来からの文化・俳句と伝統産業が結びついている稀な例です。

ちなみに五代目である、お父様は?
「父は俳句は詠みませんね。
でも見ていると父も俳句などのセンスがあると思うんです。
でもそれ以上に商売のセンスがあるとも思います。
ガツガツするだけが営業じゃないということも父から教わりました。
父の代に地酒ブームがありまして、『小鼓』はヒットしたんです。
父は頑張ったんだな、と思いますね」。

銘酒『小鼓』のラベルにしたのは、西山周三さんの父である五代目。
芸術家の綿貫宏介さんの手によるものです。
酒の旨さ、そして芸術と文化の香りも纏う逸品です。

そんな歴史ある西山酒造場はどんなお酒の造り方をされているのでしょうか?
「一般的なお酒は冬に作るんですが、うちは四季で作っています。
古くからある酒蔵の女人禁制など全部破っていますね」
実は、この酒の四季造りが功を奏したことがあったそうです。
「この世界で15年させてもらっていますが、その間に2回水害に遭いました。
12年前と3年前ですね。
山から土砂が来て事務所に1mも入って来ました。
普通に作っていたらおそらく駄目だったと思うんですが、四季醸造のおかげで酒造りを切らさずに済みました。
それも何よりボランティアの方をはじめ、色んな方々に助けていただきましたね。
皆さんの力添えで、たった3週間で復旧できたんです。
本当にありがたかったです。
災害でスタッフの力も結集できましたし、違うステップへ向かう原動力にもなりましたね」

苦難を乗り越え、現在は海外にも輸出。
9年で27カ国にまで広がりました。
今後のビジョンはどう持っていらっしゃいますか?
「売上の半分強は日本酒なんです。
2020年までに日本酒の売上はそのまま、ノンアルコール商品の売上を伸ばして、日本酒の売上の半分を超える。
そんな目標を立てています」

より具体的な目標は自信の表れ。
その自信は代々培ってきた酒造りの技と、俳句など文化を取り入れる豊かな感性の賜物です。

<プレゼント>

株式会社西山酒造場さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。

「甘酒ヨーグルトお試し6本セット」を5人の方に!
メール akarui@mbs1179.com FAX 06−6809−9090 ハガキ 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」「甘酒ヨーグルトプレゼント」係 *当選者の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

俳句とお酒。 今、聞いても新しさを感じますね。 その他にも、とても豊かな発想が満ち溢れている商品をお持ちです。

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