2017年

10月22日

お菓子作りの先にある“良い会社”とは

ゲストは先週に引き続き、株式会社青木松風庵の代表取締役社長 青木一郎さん。
和菓子に止まらず、お客さんの喜びを求めてお菓子を生み出しておられます。
その商品、お店、会社の歴史は…。
「祖父が初代社長になります。
さらに遡ると曽祖父が和菓子屋をしていました。
祖父と父が始めたのが今の青木松風庵です。
街にある和菓子屋さんという感じだったそうです」

しかし、展開早く、そこから2年目に口コミで美味しさが伝わり、いちご大福「おしゃれいちご」がヒット。
今の礎を築きます。

幼い頃からしっかりと作られたお菓子が身の回りにある環境だった青木社長。
早くからお手伝いをされていたのでしょうか?
「柏餅の時期には手伝っていましたね。
こどもの日は子供が働く日と言われていました(笑)。
生活の一部としてお菓子作りがありましたね。
“将来の夢は”という学校の課題に、“お菓子屋さんになりたい”と書いていました。
親から家業を継げと言われたことがなかったのですが、それでもお菓子屋を継ぎたいと思わせるような、お菓子屋を作ってくれていたんだと思います。
ちなみに私の子供は7歳と6歳。
将来はお菓子屋をやりたいと言ってくれているんです。
嬉しいですね」

印象的な広告を使っていらっしゃることでも有名な青木松風庵。
太平サブローさんが出演されていますが、何かきっかけはあったのでしょうか。
「最初は父が行っていたゴルフで前の組におられたのがサブローさんだったんです。
父が挨拶に行かせていただいて、その後、お菓子を送ったんです。
サブローさんは無類のあんこ好き。
うちのあんこをとても気に入ってくださったんです。
そこからが始まりですね」

商品開発に画期的な広告展開。
企業としてどのような目標を掲げて進まれたのでしょうか。
「うちは売り上げ目標を掲げないんです。
美味しいお菓子を作る。
良いおもてなしをする。
遠くからお越しのお客様がいたら、そこに店舗を持つ。
シンプルにそれなんです」
広告展開もきっと良い商品をより多くのお客様に楽しでいただきたいという思いからなのでしょう。
今年7月に月化粧専門店をオープン。
実は4月に話が持ち上がってからすぐの取り掛かりだったそうです。

青木松風庵はお菓子を作る以外にも地域に貢献されていることがあるそうですね。
「はい、これは経営理念にあることなんです。
1.お客様を大切にすること
2.おいしいお菓子を創ること
3.仲間とその家族を大切にすること
そして4番目が地域社会に貢献すること
25周年を機に4番目により力を入れました。
みかさが一個売れたら1円を寄付しています。
1年目は150万円になりました。
これを緑化運動に役立ててもらうべく、今年は大阪に1000万円、和歌山に100万円させていただきました。
累計では4000万を超えました。
これからも続けていきたいですね」

これからのビジョンはどうお持ちですか?
「お客様に去年よりも今年の方が良い会社だと思っていただけるように頑張りたいですね。
良い会社とは、お菓子が美味しい、もてなしがいい、働きやすい。
人の声が聞こえてくる会社がいい会社だと思います。
経済の元の言葉“経世済民”。
これだと思います」

現社長になってから過去最高の売上を更新し続けている青木松風庵。
その原動力は、シンプルにお客様の喜びに向き合う真摯な心なのです。

青木松風庵さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 月化粧10個入り2セット 」を20人の方に!

≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 月化粧 プレゼント 」係
*当選者の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

青木松風庵さんはみんなが幸せになるような仕事、商品作りをされています。
企業は何のためにあるのか、そんな幸せの形を体現されていますね。