ほぐすらツボ日記

【喘息に効くツボ】

2012年4月 2日

 喘息は息が喘ぐ(あえぐ)と書くように、のどがゼイゼイ、ヒューヒューしたりで咳や痰で呼吸が苦しくなります。普段から呼吸が苦しいと体力も奪ってしまい疲れやすい体質になってしまいます。
喘息は以前はアレルギーによる全身の病気と思われていましたが、今は「慢性的な気管支の炎症」と考えられるようになりました。
今回は喘息の症状を緩和するツボと体質改善に良いツボをご紹介しましょう。

1.中府(ちゅうふ)
図のように鎖骨の下を胸の内側から外側に指でなぞって胸の外側で止まるところから指1本分下にあります。ここをゆっくり息を吐きながら指でゆっくり10回くらい押してください。右側も左側も同じようにツボ押ししてください。
中府の「府」は気の集まるところという意味で重要なツボという意味があ ります。大阪府、京都府にも府がついているように、廃藩置県で重要な場所という意味が込められていたのかもしれませんね。

2.定喘(ていぜん)
首を少し前に曲げると首の付け根にボコッと出る大きな骨が第7頸椎です。この骨の際のちょっと斜め下(5mm)くらいにあります。「喘」はあえぐことで、それを「定」さだめるという意味。喘ぎをちゃんと元通りにしてくれるということですね。
ここは咳が出で苦しいときに擦ってあげると効果があります。息が苦しいときに自然に背中を擦ってあげていませんか?
小児の喘息には普段から少し擦ってあげていると効果があります。タオルで背中を乾布摩擦するのもいいですよ。

3.肺兪(はいゆ)
定喘(ていぜん)のツボは頸椎のボコッと出た骨の下縁で、そこから背骨の骨3つ下に行った場所から指の幅2本くらい外側の両方にあります。弱った肺に活力を与えてくれるツボです。ここも定喘と一緒に擦ってあげるといいでしょう。

【坐骨神経痛に効くツボ】

2012年2月22日

良く「坐骨神経痛で腰が痛くて、・・・」と世間話にでませんか。坐骨神経痛は特定の疾患名ではなくて症状ですね。腰から出ている坐骨神経が何らかの形で圧迫されたり傷ついたりして坐骨神経の通り道に沿って痛みやシビレが出ます。
腰、臀部、太ももの後ろ、内側や外側、ふくらはぎ、足の甲、足の指先など下半身のいろんな場所に症状が出ます。
他に腰が痛くて座っていられない、体を反らすことができない、足に力が入らない、足の感覚が鈍いなどの症状やひどくなると痛みのために歩行困難になることもあります。
坐骨神経の原因となる疾患は、椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、脊柱管狭窄症、腰椎の分離症やすべり症などです。稀ですが腫瘍が原因の場合もあります。
上に列記した病名を合わせても15%程度です。最近の研究で腰痛の85%は原因が特定できないという報告があります。

東洋医学では坐骨神経痛などの神経痛、関節痛、リウマチの痛みなどの症状を「痺症」(ひしょう)と言います。痺症には寒痺(かんぴ)、湿痺(しっぴ)、風痺(ふうひ)などがあり、冷えや、湿気、風の邪で気の巡りが悪くなり血行も悪くなって痛みやシビレが出ると考えます。
今回は坐骨神経痛の予防もかねてツボ押しで症状を緩和できるツボをご紹介しましょう。

承山(しょうざん)、委中(いちゅう)、殷門(いんもん)、承扶(しょうふ)、会陽(えよう)の順番に、ふくらはぎの方から膝の裏、太ももの裏、お尻の付け根、お尻の内側という順序でツボ押ししてください。
自分でできるのはふくらはぎにある承山やひざの裏の委中のツボくらいですが、膝を曲げてベビーオイルやアロマオイルなどでふくらはぎのマッサージをしながらツボ押しすると効果があります。
他のツボはパートナーなご家族の方にお願いして愛情を込めて押してもらったり、押してあげたりしてください。
ツボ押しはそれぞれのツボで10回くらいずつくらいゆっくりと3〜5秒押して、ゆっくりと手を放すのがポイントです。
これを2〜3セットされると、痛みも和らぎ坐骨神経痛の予防にもなります。

【高血圧に効くツボ】

2012年2月13日

一般に高血圧だと健康に良くないと言われていますが、どのように良くないのでしょうか。高血圧は「サイレント・キラー」(沈黙の殺人者)と言われるように、静かにじわじわと長年にわたって自覚症状を感じにくく進行して健康を害します。
高血圧は心臓肥大、心筋梗塞、狭心症、心不全、脳卒中、腎不全などを引き起こす原因となるので、血圧を安定させるということは大切なんですね。

そもそも血圧って何でしょうか?簡単に言うと血液が動脈を押し広げようとする圧力のことを言います。
高い方が最高血圧で収縮期血圧といいます。心臓が収縮して血液を送り出すときの圧力です。
低い方が最低血圧で拡張期血圧といいます。心臓が拡張して血液を吸い込むときの圧力です。
血圧が高い方が140mgHg以上、低い方が90mgHg以上でどちらかが一方でも数値を超えていると高血圧症になります。
血圧の正常値は高い方が120〜140mgHgで低い方が80〜90mgHgとされていますので、参考にしてください。

降圧点(こうあつてん)と 降圧溝(こうあつこう)
イラストは耳の裏側の上の方です。黒い点のツボは降圧点といい、血圧を下げるツボです。陰になった部分が降圧溝です。
ここを親指で押したり、擦るように軽く1分ほどマッサージしてください。
何か血圧が高いような感じのするときに降圧溝をマッサージすると血圧が下がります。
普段から一日に2〜3回、降圧溝のマッサージをされると、血圧が上がりにくくなります。

【ダイエットに効くツボ 3】

2012年2月 1日

「気」太りタイプに効くツボ
合谷(ごうこく)、中脘(ちゅうかん)、気海(きかい)
ストレスで気の停滞が起こると新陳代謝が鈍くなり、余分な脂肪や水分が 体外に排出されずに太ってしまうのが「気」太りの原因です。

合谷は「花粉症に効くツボ」、「肩こりのツボ2」、
中脘は「胃もたれで食欲不振を解消するツボ」、
気海は「運気の上がるツボ」でそれぞれご紹介しております。
え〜っ!!何で、花粉症や肩こり、胃もたれ、運気の上がるツボが「気」太りに効果があるの・・・と思われるでしょうが、それぞれのツボの組み合わせで効果を発揮させることができるんですよ。

1. 合谷は行気(こうき)の作用があり、停滞している気を動かしてくれます。
親指で少し痛いくらいに10回を1セットとして、親指で押してください。これを3セットくらい。

2.中脘は胃の調子を整え消化吸収をスムーズにさせます。これを「胃の気」 を整えると言います。食後1時間くらい経ってから、もしくはお腹が満腹で張っていない 時に人差し指、中指と薬指の3本でゆっくり気持ちいい圧力で5秒押して3秒くらいで戻すような押し方をしてください。これを10回くらい行ってください。
3.気海は生命エネルギーの「気」が発生して体中を巡って最後には同じ場所に戻ってくるツボです。
おへその真下、指の幅2本分くらいのところにあります。ここを時計回りに30回くらい手のひらで擦って温めてください。気海のツボを擦る前に手のひらをこすり合わせて手を温めてからツボを擦るといいでしょう。

【ダイエットに効くツボ 2】

2012年1月23日

脂肪太りにタイプに効くツボ

梁丘(りょうきゅう)、血海(けっかい)
  まずは椅子に座ってからツボを探しましょう。膝のお皿の上から指の幅3本分上がったところで、膝の外側のライン上が梁丘で膝の内側のライン上が血海です。(梁丘のツボはイラストにはありません)
簡単な方法は椅子に座って膝のちょっと上の太ももに手のひらを開いて当て、太ももの外側で中指が当たるところが梁丘です。太ももの内側で親指の当たるところが血海のツボです。

梁丘は胃の経絡のツボ、血海は脾の経絡のツボです。東洋医学では「脾」と「胃」が互いに助け合って胃の働きを調節するといわれています。

1. 梁丘は胃の経絡のツボです。脂肪太りの人は揚げ物や糖分の多いものの、
取り過ぎや運動不足で胃の消化吸収能力が低下したり荒れたりして太ってしまいます。胃の働きをスムーズにしてくれ、ダイエット効果があります。

2.血海は脾経(ひけい)のツボで字のごとく血行を促進したり、血液の生成に
も血液に深く関係しているツボです。血行を良くすることによって、血液中の脂肪成分を増えないようにしてくれるので、ダイエット効果があります。

梁丘と血海は対象にあるので、ツボ押しは椅子に座って二つのツボを同時 に揉むようにしてツボ押しを30回くらいしてください。
デスクワークなどしていて、ちょっと休憩しているときにツボ押しすると いいですよ。

【ダイエットに効くツボ 1】

2012年1月18日

女性にとっての永遠のテーマは、健康でいつまでも美しく若く!!じゃないでしょうか。最近では「美魔女」という言葉がブームのようですが、コンテストや雑誌などで紹介されている美魔女のみなさんは本当に若々しくてスタイル抜群ですね。
年を重ねてスタイルがいいというのは、きっと彼女たちのライフスタイルや美に対する意識が高く努力もしているからでしょう。
そこで今回は、リスナーの皆さんでダイエットしたいなぁ〜と思っておられる人にダイエットに効くツボをご紹介しましょう。

肥満気味の人にはいろんなタイプがありますが、東洋医学では大きく分けて3つのタイプがあります。今回ご紹介するのは水太りタイプに効くツボです。

水太りタイプに効くツボ
  
湧泉(ゆうせん)
  バックナンバーの「体が疲れているとき、元気が出るツボ」で紹介したツボです。足の裏にあり土踏まずの中央のくぼんでいるところです。
湧泉は腎臓系の経絡のツボで、ツボ押しするとによって腎臓や泌尿器系の働きを促進させてくれ水分代謝を上げてくれます。
親指やツボ押し棒で一日に10〜30回くらい、入浴中や就寝前にツボ押ししてください。

【食べ過ぎに効くツボ】

2012年1月 4日

食欲の秋が過ぎてあっという間に師走で忘年会。アルコールの摂取が増え、宴会料理で脂っこいものを食べる機会も増えますね。食べ過ぎには気を付けていも楽しい宴会ではついつい飲み過ぎ、食べ過ぎてしまうものです。
以前、「胃もたれで食欲不振を解消するツボ」をご紹介しましたが、使うツボは良く似ています。
要するに疲れた胃をやさしく手当してあげ、胃の消化吸収力を活発にさせるツボを使います。
「胃もたれで食欲不振を解消するツボ」では中脘(ちゅうかん)と足三里(あしさんり)をご紹介しました。この二つのツボは「食べ過ぎた時のツボ」としても効果があります。

※中脘のツボは、満腹時にはツボ押し、お灸はしないでください。

今回はもう一つ公孫(こうそん)というツボをご紹介しましょう。

1.公孫(こうそん)
足の親指の付け根から親指1本分くらいの幅のところにあり、足の甲と裏の肌の色が変わるところ。表裏の肌目といいます。
ここを親指で10回〜20回くらい痛気持ちいい感覚でツボ押ししてください。消化不良に効果があるツボで、胃の痛みや下痢しているときにも効果があります。
2.中脘(ちゅうかん)
3.足三里(あしさんり)

中脘と足三里のツボも併せてツボ押しされると効果が上がりますよ。ツボの位置はバックナンバーの「胃もたれで食欲不振を解消するツボ」を参照してください。

【二日酔いに効くツボ】

2011年12月14日

 二日酔いのことを宿酔(しゅくすい)といいます。お酒の酔いが体に宿ってしまう状態で頭痛、めまい、吐き気などムカムカして気分が悪い状態が続きますね。これは、アルコールを分解する過程にできるアセトアルデヒドという有害物質が残留してしまうから二日酔いの症状が続いてしまうのです。

忘年会などでお酒をいただく機会が増えますが、アルコールを飲む前にウコンやタウリンなどを含む栄養ドリンク剤を飲んでおくとか、牛乳などの乳製品を摂取しておくと二日酔い予防になります。
枝豆が付き出しに良く出てくるのは、ビタミンCを多く含んでいて悪酔いを予防する効能があるからなんですね。
長いも、おくら、なめこなどのネバネバ食材もムチンが含まれていて、胃の粘膜を保護してくれます。

また、二日酔いになったときは、お茶に梅干を入れて飲む。しじみ汁を飲む。
酢の物をいただく。これも理にかなっていて、肝機能をサポートしてくれます。

1.泉生足(せいせんそく)
足の第2指の裏の付け根にあります。肝臓の機能を高めてアルコールの分解を促進してくれます。足の指の付け根をつまんでもみほぐすようにしてください。

2.太衝(たいしょう)
足の甲にあり第1趾と第2趾の交わるところ。足の合谷(ごうこく)のようなところ。
目に効くツボやターンオーバーのときにもご紹介しているツボです。

3.足三里(あしさんり)
夏バテに効くツボでご紹介しました。膝の下から指の幅4本分の外側の凹んだところ。東洋医学では「胃の気」と言って、胃に元気の「気」がなくなると体全体が疲れやすくなり、虚弱になってしまうといいます。
足三里は胃腸を活発にし、代謝を上げてくれて元気をつけてくれるツボです。

【冷え症に効くツボ】

2011年12月 8日

「冷え症」は東洋医学の病名なんですね。近頃では「冷え症」を改善して体を温めれば健康になるとか、体温を1℃上げて健康増進しましょうなど良く雑誌やTVで特集をやっていたり冷え症改善の出版物も多くみられます。

冷たいものの食べ過ぎやクーラーの影響などで体が冷え、特に内臓が冷えると人間の免疫力が下がって風邪を引きやすくなったり、自律神経が乱れてホルモンの分泌が低下したりして病気にかかりやすくなってしまうのです。
体の冷えで血管内の脂肪分が増えると、動脈硬化や糖尿病、肝臓や腎臓疾患などいろんな生活習慣病の一因にもなるのです。
ストレスで交感神経優位の生活で血管がずっと緊張しっぱなしで冷え症になって女性では生理不順、生理痛がきつくなったり、男性ではED(勃起不全)になったりします。
冷え症は女性だけのものではなくなってきています。そこで、冷え症の特効穴と言えば「三陰交」が有名です。

◇三陰交(さんいんこう)

足の内くるぶしから指の幅4本分、だいたい真上にあります。膝の方に向かったところ。筋肉と骨の際にあります。ここは押すと結構痛い人が多いです。
親指で10回くらいを1セット。これを3セット位押してください。ベビーオイルを使ってのツボマッサージもおすすめ。ポイントは気持ちいい痛さで押すことです。お灸もいいですよ。市販のお灸を寝る前に1つ、ちょっと熱く気持ちいい程度のお灸がおすすめ。1つで温かく感じない場合は、同じツボにもう1つお灸をすえるといいでしょう。

湯たんぽもいいですが、ひざ掛け用の電気毛布を足元に敷き、就寝前の30分くらい前から温めておいて布団に入ってから1時間くらいでタイマーが切れるようにセットして寝ると、ふくらはぎから温まって寝やすくなりますし冷え症改善にもなりますよ。

注意)妊娠中の方は、流産してしまう可能性がありますので三陰交のツボを押してマッサージしないでください。お灸は妊娠20週以降なら、週に3〜4回くらい出産直前までされると「安産の灸」になります。但し、熱くて我慢するような感覚ではなく、温かくてきもちいい感覚で灸をすえてください。

【めまいに効くツボ】

2011年12月 1日

めまいにはぐるぐる回る回転性めまいとふわふわする動揺性めまいの2種類があります。
1.ぐるぐる回る回転性のめまいは主に内耳(三半規管や耳石器などの平衡感覚に関係する場所)の障害が原因です。メニエール病は有名ですね。
2.ふわふわする動揺性のめまいは内耳で感じた平衡感覚を処理する脳幹の機能低下が原因といわれます。

但し、脳腫瘍や、脳こうそく、脳血栓でもめまいは起こりますが、これらは脳の中の問題でおこります。また、高血圧、低血圧、疲労、寝不足、ストレスでもめまいが引き起こされます。

ストレスからくるイライラで自律神経の働きが乱れると、脳や内耳に十分な血液が循環しなくなります。
また、リンパ液の巡りが悪くてもめまいの症状は出ます。

1.液門(えきもん)
薬指と小指のこぶしの付け根の間で、手の甲にあります。このツボを人差し指や親指で軽く10回くらい押してください。やさしく少しだけ痛気持ちいいくらいに押してください。
液門(えきもん)は字のごとく、停滞している「液」の門を開いてくれるツボです。東洋医学では「液」は血液、リンパ液、細胞質間液・・・など体の液体のことを指します。

2.侠渓(きょうけい)
足の薬指と小指の間の付け根にあります。手のツボの液門の足バージョンと思って下さい。ツボの名前の由来は足の指の間にあり、狭い渓谷のようなところにあるから。侠渓も液門と同じように「液」にかかわるツボです。
ここも10回くらい、ツボ押し棒やペンの丸いところで痛気持ちいいくらいに押してください。