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台風4号が近畿地方へ接近したため、急遽番組の内容を変更しました。放送した内容の一部を紹介します。柏木宏之アナウンサ−と川担当・山口奈緒美リポ−タ−がスタジオで「大和川」についてト−クしました。

柏木: 大きな台風がやって来ていますね。TVやラジオの気象情報にご注意下さい。

山口: ところで、台風の定義はなんですか?

柏木: 北西太平洋熱帯低気圧のうち、最大の風力が秒速17.2メートル以上のものが台風となり、それ以下は熱帯低気圧となります。
それから「暴風域」とは平均秒速25メートル以上の風が吹いてる領域で、また「予報円」は台風や暴風域をともなう低気圧の中心が12、24、48、および72時間後に到達すると予想される範囲を円で表したものです。台風や低気圧の中心が予報円に入る確立はおよそ70%だそうです。
さて今週は「川の週」ですね、山口さんはこの番組で、淀川からはじまって、たくさんの川に行きましたね。

山口: そうですね、兵庫県では「加古川」「揖保川」そして和歌山では「紀ノ川」。福井県では「九頭竜川」に行きました。

柏木: 確か、山口さんご自身も大きな川の傍で育ったんですよね。

柏木宏之アナウンサー
柏木宏之アナウンサー
山口奈緒美リポーター
山口奈緒美リポーター

山口: 大阪の柏原市に育ったので近くに「大和川」が流れています。

柏木: 「大和川」はどんな印象の川ですか?

山口: 子供の頃は、河川敷で遊んでいましたけど、学校に入ってから日本でもワースト3に入る汚い川と教えられました。学校ではゴミを拾いなさい、ゴミを捨ててはいけませんと教えられましたよ。

柏木: 川の両岸の事を、左岸、右岸と言いますが、どっちがどっちなのか分かりますか?

山口: どっち向きで言うのか分かりませんね。

柏木: 正解は、下流に向かって左が左岸、右が右岸と言います。知っていると、この番組で何々川の右岸には花が美しくて、何ていう事ができますね。

山口: ちゃんと覚えておきます。

柏木: 「大和川」なんですが、大阪の土地そのものに大きく貢献した川なんですね、「大和川」は、奈良盆地から亀の瀬を通って大阪平野に流れてくるわけなんですが、ちょうど山口さんの住んでいる柏原あたりで「石川」いう川に合流しているのですが、そのあたりで向きを北に変えるんです、そして今の河内、河内湾、河内潟に流れていたのです。

山口: 河内辺りは昔は海だったのですか。

柏木: 「大和川」のすごさは、土砂をどんどん運んでくるところなんです。それで今の東大阪のあたりが埋め立てられたのです。

山口: 自然と埋まっていったんですね。

柏木: ですから「大和川」は大阪を語るのに欠かせない川なんです。

山口: 「大和川」が土地を作ったんですね。

柏木: しかも「大和川」といいますと、奈良に都があった頃、中国や朝鮮半島から文化や人をどんどん運んだんですね。考えてみれば漢字が来たのも「大和川」をさかのぼって来たし、小野妹子が遣隋使で中国に行ったのも、隋の役人の裴世清(はいせいせい)が来たのも「大和川」なんです。

山口: すごい歴史が刻まれているんですね。

柏木: 文化と歴史は川が創るんです。もちろん道も文化と歴史を創るんです。斑鳩の都と河内の難波津を結んだ竜田街道とか、この番組で取材した竹内街道もありましたね。

山口: 普段、川や道を見ていてそこまで深い歴史を考えませんでした。

柏木: もう一つ「大和川」について話すと、昔は柏原から北に流れが向いていたのですが、その流れを人間が変えて、今は堺に流れています

山口: 私はその「大和川」の付け替え工事のことを、学校で習いましたよ。

柏木: 1703年の話、有名な人がいましたね。 中甚平さんの人力で、「大和川」を付け替える事になるのですが、それが今の流れになっているんですね。なんと工事は8ヶ月で完成したんですよ。

山口: すごい勢いで工事をしたんですね。

柏木: そのおかげで、もと「大和川」が流れていた土地は新田開発をしたんですね。今でも鴻池新田とか名前があります。

山口: 柏原の近辺にも新田と呼ばれているところがいっぱいありますね。

柏木: もともと川なので砂州があって、そこで綿花を作るんですよ。この綿を脱脂したら木綿になるんですね。それで大阪河内木綿が名物となったんです。

山口: そうやって、河内木綿ができあがっていくんですね。

柏木: 川の流れが変わると、文化や経済まで大きな影響を受けるんですね。その「大和川」が新しく流れを変えた方向の住民は大反対しました。

山口: 今まで住んでいた自分たちの土地が川になるんですからね。

柏木: 賛成派、反対派の長い争いがあり、「大和川」一つを語るだけでも史実がいっぱい出てくるんですね。今と同じで、何か新しい事をすると賛成反対が出てきます。昔から余り人間は変わっていませんね。

台風時は危険ですので、川に近づかないようにしましょう。


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