• パーソナリティ紹介
  • 番組あてメール
  • 地図から検索
  • バックナンバー
  • 川と道の情報BOX TOP
  • mbs1179.com HOME


円山川にコウノトリが羽ばたく PART【1】

2007/8/19放送
【リポーター:山口 奈緒美】

円山川流域の豊岡市はコウノトリの最後の自然生息地でした。
コウノトリが日本の空から消えて、30年以上経ちました。最後の生息地であった豊岡市のコウノトリ試験放鳥事業について「豊岡市立コウノトリ文化館」館長の松島さんにお話を伺います。また溶岩が急速に冷却されて出来た、柱状節理の奇岩洞窟の玄武洞を訪ねます。

コウノトリ

円山川
円山川

豊岡市立コウノトリ文化館
― 「豊岡市立コウノトリ文化館」館長の松島興治郎さんにお話を伺います。先日待ちに待ったコウノトリの巣立ちがありましたね。

松島さん: はい。試験放鳥したコウノトリが見事にヒナを育ててくれました。

― 飛び立った瞬間は大喜びされたようですね。

松島さん: 長い間今か今かと待っていましたので、本当にその瞬間に立ち会われた人たちは、感動的だったに違いありません。

― コウノトリと豊岡市はどういう関わりがあるんでしょうか?

松島さん: コウノトリは渡り鳥です。以前は日本各地に留鳥場所がたくさんあったようですが、環境の変化等で次第にその場所が少なくなってきまして、最後に残ったのがこの豊岡市の円山川流域でした。
コウノトリは元来、渡り鳥の仲間として分類されておりますが、いい場所を見つけたり、渡りをすることの危険性があったりすると、渡りをしないで留まって、そこで生活をすることがあるんですね。豊岡市は日本で最後の留鳥地であった場所ということもあり、試験放鳥事業をスタートさせました。
円山川の流域に広がる豊岡市は盆地で、耕作に適さない非常に低湿な土地なので、埋め立てで宅地や工場用地などへの転用が急速に拡大しました。その結果として自然破壊もありました。昔から私たちは円山川の自然の恩恵をたくさん受けてきました。コウノトリも同じように恩恵を受けて生息していました。コウノトリが円山川流域に留鳥していた当時の環境を少しでも取り返したいという思いで現在コウノトリの野生復帰を目指して活動しています。

― 観光客の方もたくさん来られているようですが、この機会にコウノトリとともに環境のことにも関心を持ってもらうことは大事だと思います。

松島さん: もともとここは観光施設ではなく、コウノトリの保護増殖と野生化に向けての研究施設という目的でスタートしました。そのことを理解していただき、多くの人々に自分たちも環境保全に参加するんだという場を提供しようと、豊岡市がこの里小屋の中に「コウノトリ文化館」を設置しました。

― 少しでも多くの方にコウノトリのことを詳しく知ってもらえる機会になるといいですね。

コウノトリの巣
7月31日にコウノトリのヒナが巣立った巣塔のすぐ下にいます。高さ10メートルくらいの塔の上にコウノトリの作った巣があります。小枝を集めて出来ているのが下から見てもわかります。周りを見回すと、すぐ横に学校があったり、水田が広がっていたり、道路が走っていたりと、意外に人間の生活のすぐ側に巣塔があるので驚きました。ここから巣立ったコウノトリが、人々の生活のすぐ側で元気に育ってくれるといいですね。

兵庫県立コウノトリの郷公園
兵庫県立コウノトリの郷公園
豊岡市立コウノトリ文化館
豊岡市立コウノトリ文化館
「コウノトリ文化館」館長松島興治さん(写真左)
「コウノトリ文化館」館長松島興治さん(写真左)
試験放鳥されているコウノトリ
試験放鳥されているコウノトリ
コウノトリの巣塔
コウノトリの巣塔

◆豊岡市立コウノトリ文化館ホームページ: http://www3.city.toyooka.lg.jp/kounotori/index.htm

PART【2】 >>

▲ページトップ