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木津川 PART【1】

2007/10/21放送
【リポーター:山口 奈緒美】

京都府八幡市の御幸橋から木津川を辿ります。
三重県から京都府を流れる木津川には美しい自然がいっぱいです。京都府立山城郷土資料館と南山城村を訪ねてその魅力を伺います。また、木津川の増水時に洪水を防ぎ、橋を守るという珍しい「流れ橋」や「沈下橋」を訪ねます。

御幸橋

御幸橋(ごこうばし)
津川と宇治川に架かる御幸橋に来ています。河原に真っ赤な彼岸花がたくさん咲いています。三重県から京都府に流れる木津川の源流は、ここから86.2キロメートル先の三重県伊賀市にあります。これから木津川を辿ります。

流れ橋
御幸橋から少し上流にやってきました。八幡市と久御山町を結ぶ、通称「流れ橋(※)」に来ています。正しくは上津屋橋という名称で、全長356メートル、幅3メートルの木造の橋です。
「流れ橋」としては日本一の長さです。橋には欄干がないので、渡るときに少し不安な感じがします。この橋は映画やTVドラマの時代劇の撮影場所によく使われています。地元の人々にとっては、大切な生活道路で、バイクや自転車に乗った人が行き来しています。
(※)流れ橋
川の増水時に水の抵抗を少なくするため、橋の上の板部分の橋げたが浮いて流れるように設計されている。流されても再建が簡単で費用も安いという利点がある。


御幸橋
御幸橋
御幸橋から木津川の眺め
御幸橋から木津川の眺め
「流れ橋」としては日本一の長さの上津屋橋
「流れ橋」としては日本一の長さの上津屋橋

京都府立山城郷土資料館
都府立山城郷土資料館館長の村上勤一さんと資料課課長の横出洋二さんにお話を伺います。
― いろんな文化財が展示されていますね。

村上さん: この資料館は京都市以南の地域に関わる文化財や資料を収集し、それらを広く府民の方々に知っていただくというテーマで展示をしています。

― 「木津」という名称の由来についてお話ください。

村上さん: 木津町史等を調べてみますと、奈良時代は木津川とは呼ばないで、泉川と呼んでいたようです。平城京や大寺院の造営のための木材の集散地であった「泉の津」というのが現在の木津市にありました。中世は「泉の木津」、近世になって「木津」と呼ばれるようになりました。

― 実際に使用されていた舟が展示されていますが、木津川は舟運が盛んだったのですね。

横出さん: はい。大変盛んで奈良時代から昭和初期まで続いたようです。

― どういったものが船で運ばれていたのですか?

横出さん: 奈良時代には、平城京や東大寺などの寺院の造営で使用する木材が運ばれていていました。近世以降は農産物を京都や大阪へ向けて運んだようです。木津川流域の六か浜といいまして、6つの浜の船屋がこの木津川舟運の権利を独占していました。

― 資料館では常設展とは別に特別展も開催されているようですね。

村上さん: はい、様々な特別展を行っていますので、是非たくさんの方々にご来場いただきたいと思っております。


館長の村上さん(中央)と資料課長の横出さん(右)
館長の村上さん(中央)と資料課長の横出さん(右)
京都府立山城郷土資料館
京都府立山城郷土資料館
京都府立山城郷土資料館 館内
京都府立山城郷土資料館 館内


◆京都府立山城郷土資料館ホームページ: http://www1.kyoto-be.ne.jp/yamasiro-m/

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