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清滝川と北山杉 PART【1】

2007/11/4放送
【リポーター:山口 奈緒美】

清滝川沿いは室町時代からの北山杉産育地です。
京都洛西を流れる清滝川は、紅葉で有名な高雄・槙尾・栂尾などを経て保津川に合流します。このあたりは日本の伝統的な建築様式の数奇屋普請になくてはならない、北山杉の産育地として室町時代からその伝統が受けつがれてきました。北山杉資料館を訪ねてお話を伺い、磨(みがき)丸太も体験します。

清滝川上流

清滝川上流
都市北区大森東町、清滝川の最も上流の場所にやってきました。谷あいにはほんとうに透明で澄みきった水が流れています。ここから保津川と合流する地点、約21キロメートル先までが清滝川です。また、この辺りは床柱で有名な北山杉の産育地です。見るだけで心が洗われる様な、スーッとまっすぐに伸びた北山杉が立ち並んでいます。

北山杉資料館
山杉資料館館長の森下秀樹さんにお話を伺います。
― こちらの資料館にはたくさん丸太が展示されていますね。

森下さん: 北山丸太というのは、磨(みがき)丸太のことです。日本の伝統的な数奇屋普請にはこの丸太が欠かせません。特に床柱に使用されることが多いです。

― 磨丸太の歴史は古いんですか?

森下さん: 600年を超える歴史を持つ京都の伝統的産業です。北山丸太は室町中期以降に「茶の湯」の流行によって茶室の建築に用いられ、ますます盛んになりました。御所、桂離宮、修学院離宮、南禅寺、そのほか多くの神社仏閣などに北山丸太が使用されています。

― 磨丸太は、作るのが大変だと聞きました。

森下さん: それは大変です。杉が太ったらいけません。床柱は畳から天井まで高さが約3メートルです。床柱が1本の杉から3本取れる長さに育てるのが北山林業です。昔は、杉を1本を50年かけて20メートルまで伸ばしましたが、最近は短くなりましたね。

― ピカピカに光っていますが、磨く工程を簡単に説明してください。

森下さん: 表の皮を剥いて、背割りを入れ、天日で干します。木肌が白くなったところで倉庫に入れ、割れないようにじっくり乾燥させます。最後に砂で磨いて完成です。

― 磨丸太の体験をさせていただくことはできますか?

森下さん: はい、できますよ。


清滝川沿いの北山杉
清滝川沿いの北山杉
北山杉資料館
北山杉資料館
北山杉資料館 館内
北山杉資料館 館内
北山杉資料館館長の森下秀樹さん(写真右)
北山杉資料館館長の森下秀樹さん(写真右)
清滝川中流
清滝川中流

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