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国道169号 山辺の道 PART【1】

2008/1/6放送
【リポーター:多聞 恵美】

奈良県庁前から天理市に向かいます。 
国道169号は奈良県庁東の交差点から和歌山県新宮市まで159.9キロメートルあります。天理市立黒塚古墳資料館を訪ねて黒塚古墳についてお話を伺います。そして訪れる人を神話や古代ロマンの世界にいざなう日本最古の道「山の辺の道」を歩きます。

国道169号 黒塚古墳付近

天理市立黒塚古墳展示館
良県庁東の国道169号起点にいます。すぐ近くには興福寺や奈良国立博物館、そして大仏さまの東大寺があります。ここからスタートして天理市に向かいます。

天理市立黒塚古墳展示館に来ました。天理市文化財課の石田大輔さんにお話をお聞きします。
― この展示館が出来た経緯をお話ください。

石田さん: 1997年から1999年にかけて黒塚古墳の発掘調査行われ、未盗掘の竪穴式石室から国内最多の三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)33面、画文帯神獣鏡(がもんたいしんじゅうきょう)1面、多数の鉄製刀剣類などが出土しました。 これらの貴重な考古学資料を保管・展示し、竪穴式石室を紹介する目的で黒塚古墳展示館を開設されました。

― 黒塚古墳の竪穴式石室とはどのようなものですか?

石田さん: 竪穴式石室は古墳時代前期から中期によく見られる埋葬形式で、黒塚古墳は盗掘されていない状況で発見されました。その点で黒塚古墳の竪穴式石室は非常に重要です。

― なぜ盗掘を免れたのですか?

石田さん: おそらく中世に地震によるものと思われますが、石室が崩れその為に盗掘しようとしても床面までたどり着けない状態になっていて床面が当時の姿のままで残っていました。

― 石室を見ますとちょうど寝ていたところが赤く塗られていますが、これは当時のままの状態ということですね。

石田さん: そうです。盗掘されるとその姿が残らないものですが、このように残っているのは大変貴重です。

― 黒塚古墳では大量の銅鏡が発見され、さらに注目されるようになったと聞きました。ここが卑弥呼の墓ではないかという説も出ています。

石田さん: 実際に卑弥呼のお墓かどうかはちょっと分からないでが、卑弥呼と関係のある鏡が日本でいちばん沢山出たという事は事実ですね。

― 1階には発掘作業時の展示パネルや棺が納められていた石室があり、2階は銅鏡のレプリカなどが展示されていて、こちらにくると黒塚古墳の事を詳しく知る事が出来ますね。

石田さん: そうですね。発掘当時の様子を再現して展示していますので、臨場感を持って見ていただけます。

国道169号起点 奈良県庁前
国道169号起点 奈良県庁前
天理市立黒塚古墳展示館
天理市立黒塚古墳展示館
天理市文化財課の石田大輔さん(写真右)
天理市文化財課の石田大輔さん(写真右)
天理市立黒塚古墳展示館 1F黒塚古墳石室レプリカ
天理市立黒塚古墳展示館 1F黒塚古墳石室レプリカ
黒塚古墳
黒塚古墳


◆天理市ホームページ(天理市立黒塚古墳展示館の情報):
 http://www.city.tenri.nara.jp/kanko/sisetu/newpage2.html

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