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国道171号 西国街道 PART【1】

2008/1/20放送
【リポーター:多聞 恵美】

国道171号、通称「イナイチ」を西宮に向かって走ります。 
国道171号は、京都府南区を起点に高槻市、茨木市、箕面市、池田市、伊丹市、西宮市を経由して神戸市中央区に至る約69キロメートルの国道です。江戸時代西国大名の参勤交代で賑わった茨木市の郡山本陣を訪ねます。また、伊丹市昆陽池(こやいけ)公園で鳥や昆虫の話を伺います。

国道171号 西国街道

京都府南区 東寺前
道171号の起点、京阪国道口交差点にいます。五重塔が堂々とそびえ建つ東寺の南西角は京都の玄関ともいえる所で、この交差点を経由して京都市内に入って行きます。またここから国道1号を少し南へいけば、名神高速道路京都南インターチェンジがあります。これから国道171号を西宮へ向かって走ります。

国道171号起点 京阪国道口交差点
国道171号起点 京阪国道口交差点 

郡山本陣
阪府文化財愛護推進委員の梶 洸(かじ たけし)さんに郡山本陣(大阪府茨木市)についてお話を伺います。
― 郡山本陣は椿の本陣ともいわれているそうですが、詳しく教えていただけますか?

梶さん: ここはちょうど京都へ6里、西宮へ6里の距離にあり西国街道の中間の駅になります。西国街道の5つの宿場の中でも一番小さな宿場ですが重要な役割を果たした宿場だといわれています。

― どういった人が泊まられたのですか?

梶さん: 主に参勤交代時の大名やお公家さん、幕府の役人、門跡寺院の住職たちが泊まったそうで、一般人の利用はなかったようです。当初は中国地方、播州、丹波などの大名が宿泊しましたが、江戸中期享保以降は、四国や九州の大名もここに宿泊したようです。

― 現在は梶さんがここに住んでいると聞きました。

梶さん: はい。史跡になっている本陣に実際に住んでいるのは全国でも非常に珍しいと思います。

― 何代目にあたるのですか?

梶さん: 17代目になります。

― 椿の本陣といわれる由来をお話ください。

梶さん: 御成門(おなりもん)を入った左側に2代目の椿がありますが、昭和15年ごろに枯れてしまった初代の椿は一抱えぐらいの立派な幹をしておりまして、1本の木で五色の花を咲かせたといわれています。当時の子守唄に「音に名高いご本陣の椿 折って一枝欲しゅうござる」とか、雲助唄に「ここは郡山ご本陣の椿 どんな雀も巣をかける」というふうな戯れ唄が残っているぐらいの大きな椿だったので、椿の本陣と呼ばれていました。

― 屋敷を先ほど興味深く見せていただきました。上段の間、次の間、実際に使われた関札や火縄銃などがありました。一般の人も見学することができるのでしょうか?

梶さん: 見学は受け付けていますが、規則として5人以上、10日前までの予約とさせていただいております。また年に2回、3月と11月に特別公開をしております。そのときはどなたでも見学していただけます。

― 特別公開のときは椿もきれいに咲いている時期ですね。

梶さん: 特に3月は椿の見学をされる人が多いので、茶会や講演会を催しています。

― 興味のある方はぜひ、実際に当時のままの姿と雰囲気を残している郡山本陣に来ていただきたいと思います。

国道171号起点 東寺前
国道171号起点 東寺前
郡山本陣
郡山本陣
郡山本陣 上段の間
郡山本陣 上段の間
郡山本陣 関札などの展示
郡山本陣 関札などの展示
郡山本陣の椿
郡山本陣の椿

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