国道178号 丹後半島一周 PART【1】
取材初参加の柏木アナウンサーと丹後半島を一周します。
国道178号は舞鶴市大手交差点を起点に、鳥取県岩美町までの187.2キロメートルの国道です。今回は取材初参加の柏木アナウンサーとともに、丹後半島を一周、京都府立丹後郷土資料館、浦嶋神社を訪ねます。また道の駅「舟屋の里・伊根」と「てんきてんき丹後」にも立ち寄ります。

京都府立丹後郷土資料館 井之本さん: はい。当資料館では、この地域の豊かな文化を伝える縄文・弥生時代から近代までの歴史・考古・民俗の資料や美術工芸品などの文化財の調査・研究・保存・展示を行っています。 ― 丹後の湾は入り組んでいますが、どのような漁法が行われていたのですか? 井之本さん: 伊根の大敷網といって、今でいうと定置網になりますが、大掛かりな漁法があります。また西側の岩礁地帯では、一本釣りや覗きといって船の上から箱メガネを使って下を覗き、あわび・さざえ・わかめなどを採る、個人的な漁法が非常に発達しました。経ヶ岬(きょうがみさき)を挟んで西と東では違った魚法が発達しました。 柏木アナ: いろんな漁法が発達して、生活は豊かになったのでしょうか? 井之本さん: 非常に豊かだったと思われます。そういう豊かな生活の中で、様々な知恵や文化が展開されていったのだと思います。 |
![]() 丹後郷土資料館資料課長の井之本泰さん(中央) ![]() 丹後郷土資料館 ![]() 丹後郷土資料館 館内 |
![]() 道の駅「舟屋の里・伊根」 ![]() 道の駅「舟屋の里・伊根」から伊根湾を望む ![]() 舟屋群が広がる伊根湾 ![]() レストラン「舟屋」支配人の新田秀輝さん(中央) |
道の駅「舟屋の里・伊根」 新田さん: 舟屋群が広がる伊根湾中央の高台にありますので絶景が望めます。 柏木アナ: ほとんどの舟屋が見えてすばらしい景色ですね。 ― もともと舟屋とはどのようなものだったのですか? 新田さん: 舟屋は船のガレージだと思ってください。そのガレージの2階を住居として使用しています。伊根の湾は年間を通じて干満の差がないのでそういう建物が可能になりました。 柏木アナ: 伊根は本当に豊かな海の幸を収穫できる大漁港なのですね。 新田さん: はい。年間通じていろんな魚が採れます。特に今の時期は鰤(ぶり)です。寒鰤、伊根鰤とも呼ばれています。当レストランでも鰤のしゃぶしゃぶをやっております。 柏木アナ: 鰤のしゃぶしゃぶですか?食べてみたいですね。 ― 道の駅「舟屋の里・伊根」では季節ごとにイベントをされていると聞きました。 新田さん: 年3回行っています。夏のベイエリアフェスティバル、花火大会ですが、京阪神からもたくさんの人が見物に来られます。花火を伊根湾の真ん中から約1000発打ちあげます。舟屋が花火の明かりで浮かび上がり幻想的な世界になります。 柏木アナ: それはきれいでしょうね。この湾はすぐ後ろが山ですから花火の音もこだまして、いいですね。 |
浦嶋神社 宮島さん: 浦嶋太郎です。以前は筒川浦嶋子、ミズナノ浦嶋子というふうに呼ばれていましたから嶋子という名前を持っていたようです。 柏木アナ: 実在の人物ですか? 宮島さん: 実在の人物がモデルになって物語が出来たといわれています。 ― 亀の甲羅がありますが、これは浦嶋太郎が乗った亀ですか? 宮島さん: 浦嶋太郎が亀に乗るという話は江戸中期以降のものです。その亀は乙姫さんです。 柏木アナ: 亀が乙姫さん! 宮島さん: そうです。だから亀姫と書いて「おとひめ」と読みます。神の女と書いて奇しき女として万葉集に出てきます。万葉集に亀は登場しませんが、神の女、奇しき乙女とめぐり合って海に入っていくという表現があります。 柏木アナ: 浦嶋太郎は亀に乗って海へ出て長い間帰ってこなかったのですよね。300年くらいたって帰ってきたという話ですね。 宮島さん: ここの神社では、347年間ということになっています。 柏木アナ: どこへ行っていたのですか? 宮島さん: 海のかなたの常世の国です。不老不死の世界です。 柏木アナ: 仙人がいるようなところですか? 宮島さん: 仙人という話もありますが、これは中国の道教、神仙思想で、そういったものが背景にあって出来あがった話です。 柏木アナ: 浦嶋太郎がこの場所に住んでいて、ここから常世の国へ行ってまた帰ってきた。その証拠はあるのですか? 宮島さん: 証拠はあの玉手箱です。後世の人の言い伝えですが、玉櫛をいただいて帰ってきました。 柏木アナ: これは布に覆われていて、中に何が入っているのかわからないですね。 |
![]() 浦嶋神社 ![]() 浦嶋神社宮司の宮嶋さん(中央) ![]() 玉手箱 ![]() 龍宮城の絵 |
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