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鴨川 PART【1】

2008/2/24放送
【リポーター:山口 奈緒美】

京都市内を流れる鴨川を辿ります。
鴨川は京都市北西部の桟敷ヶ岳を源とし北区、雲ヶ畑を経て、左京区出町柳で高野川と合流。市街地を南下したあと、桂川と合流します。今回は鴨川と桂川の合流地点から京都市街地を通り、さらに上流に向かって上っていきます。

鴨川

一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)
ぶり餅で有名な「一文字屋和輔」の長谷川千代さんにお話を伺います。
― お店の前を通りますと、香ばしい香りがしますね。

長谷川さん: はい。私で24代目ですが17代まで長男が「一文字屋和輔」の名を継承していました。

― 24代ということはお店は何年目になるのですか?

長谷川さん: 今年で創業1007年です。

― お店の前に今宮神社がありますが、あぶり餅は今宮神社と関わりがあるそうですね。

長谷川さん: 平安時代中期にこの辺りで2度、疫病が流行し多くの人が亡くなりました。その時に疫除けの願いを込めて、今宮神社にお餅を竹で刺したあぶり餅をお供えしました。そのお下がりをみんなで食べたら疫病が治まったという話が残っています。

― もともとはお供えだったのですね。

長谷川さん: 平安時代は稗(ひえ)や粟が人々の主食だったので、お米で作ったお餅は大変貴重な食べ物でした。毎年4月の第2日曜に「疫病が治まったことを神さんに喜んでいただく」今宮神社のヤスライ祭りが行われます。

― いつ頃から庶民の味になったのでしょうか?

長谷川さん: 西陣の旦那衆が丁稚さんを連れてこられて、旦那さんだけが召し上ったと母から聞かされたことがあります。

― 一般の人の口に入るものではないという時代が長かったのですね。

長谷川さん: そうですね。

― 平日でもお店にはたくさんの方が来られますね。

長谷川さん: 金閣寺や大徳寺がすぐ近くにありますから観光客の方が大勢来られます。

― 私もあぶり餅をいただきたいと思います。

長谷川さん: どうぞ千年の味を召し上がってください。

一文字屋和輔
一文字屋和輔
一文字屋和輔の長谷川さん(右)
一文字屋和輔の長谷川さん(右)
あぶり餅
あぶり餅
あぶり餅をいただきます
あぶり餅をいただきます
今宮神社
今宮神社

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