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吉野川 PART【1】

2008/3/9放送
【リポーター:山口 奈緒美】

奈良県吉野川の源流部を訪ねます。
奈良県を流れる吉野川は和歌山県に入ると紀の川と呼ばれます。今回は吉野川上流の大滝ダムを訪ねてダム建設の経緯やその目的を伺い、「大滝ダム 学べる建設ステーション」で豪雨体験をします。さらに上流の川上村「森と水の源流館」で森と水の大切さを学びます。

吉野川

「大滝ダム 学べる建設ステーション」 豪雨体験
「大滝ダム 学べる建設ステーション」 豪雨体験
「大滝ダム 学べる建設ステーション」
「大滝ダム 学べる建設ステーション」
紀の川ダム統合管理事務所管理課の井川さん(右)
紀の川ダム統合管理事務所管理課の井川さん(右)
第2展望台から見た大滝ダム
第2展望台から見た大滝ダム
大滝ダムと吉野川
大滝ダムと吉野川

「大滝ダム 学べる建設ステーション」
豪雨体験

「大滝ダム 学べる建設ステーション」は、人間の知恵がどのように「水」を治め活用してきたかを、ダムの建設を通じて学習する、体感・体験型施設です。これから館内の「雨を学ぶ」コーナーで伊勢湾台風の時と同じ豪雨を体験してきます。

場内アナウンス: 2日間で898ミリの記録に残る日本最大の豪雨を体験します。

― 雨じゃないですね。滝みたいです。

場内アナウンス: まだ人類が体験したことのないほどの超豪雨・・・。

― 1時間に600ミリの豪雨では前を見ることも出来ず、身動きもとれません。

大滝ダム
の川ダム統合管理事務所管理課の井川智博さんにお話を伺います。
― 大きなダムですね。

井川さん: 高さが100メートル、ビルでいうと33階建に相当します。長さは315メートルで、8400万立方メートルの水を貯めることができます。伊勢湾台風を契機にこの大滝ダムが計画されました。伊勢湾台風規模の大雨が降っても大滝ダムで水を貯めて下流に安全な水量だけ流す洪水調節を行うと同時に、工業用水や水道用水の水資源の開発、クリーンエネルギーである水力発電を行います。また、河川維持放流といって河川の環境を守るための放流もします。

― 現在、この大滝ダムは稼動中ですか?

井川さん: 大滝ダム本体のコンクリートは完成していますが、貯水池で地すべりが発生して、今その対策工事をしております。

― そういった工事が完了すればいろんな役割を果たしていくわけですね。

井川さん: はい、そうです。

― 大滝ダムは城壁みたいで特徴のあるデザインですね。

井川さん: 地域住民にアンケート調査を行い、その結果、このデザインを採用しました。ダム建設にあたり地域住民の人々の意見を取り入れるというのは全国でも初めての試みです。

森と水の源流館
「森と水の源流館 森の案内人」の木村全邦(きむら まさくに)さんにお話を伺います。
― 名称の由来をお話ください。

木村さん: 吉野川は奈良県から和歌山県に入りますと紀の川と呼ばれますが、川上村はその源流部にあります。源流を通じて自然や環境、そこに棲む生きもの、そして昔から続く人々の暮らしを発見していこうという趣旨から源流館という名称をつけました。

― 木村さんは森の案内人ということですが、実際に森を案内されるのですか?

木村さん: はい。吉野川の最上流部は普段は立ち入りが制限されていますが、教育目的のツアー開催時には森を案内しています。

― 吉野川は自然がとても豊かですね。

木村さん: 吉野川流域には昔からよく保たれた自然が残っています。生きた化石といわれる「トガサワラ」という木は特に有名ですね。

― 吉野川にはどんな生き物が棲んでいますか?

木村さん: 源流部には「ナガレヒキガエル」「ナガレタオガエル」など渓流に特化したカエルや「大台ケ原サンショウウオ」などが棲んでいます。

― 「森と水の源流館」のおすすめのコーナーを教えてください。

木村さん: 源流の森シアターでは実際の木を使ってジオラマを組んでいます。また、いろんな生き物の剥製などを展示しています。そして吉野川源流部の迫力ある森の様子をワイドスクリーンでお楽しみいただくことができます。

― 来館者に何を学んでもらいたいですか?

木村さん: 森があるから自分は生きているということに普段はなかなか気づかないと思いますが、例えば水は水道の蛇口があるから出てくるのではなく、森があるから水が出てくる、森があるからきれいな空気を吸えるしいろんな植物が育つ、全て森からつながっているということを是非ここで実感していただきたいです。

森と水の源流館 森の案内人の木村さん(右)
森と水の源流館 森の案内人の木村さん(右)
森と水の源流館
森と水の源流館
森と水の源流館 館内
森と水の源流館 館内
森と水の源流館 館内
森と水の源流館 館内


◆紀の川ダム統合管理事務所ホームページ: http://www.kkr.mlit.go.jp/kinokawa/

◆森と水の源流館ホームページ: http://www.genryuu.or.jp/

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