自身も京都に移り住んだパーソナリティー本上まなみが、“もうひとつの京都”の魅力を発見し、再認識する番組です。

古都京都とはひと味違う京都の魅力を音と言葉、そして音楽でスタイリッシュにラジオの電波で発信していきます。


  


手巻キング直伝のレクチャーを終え、 一行は飯尾醸造さんから車で10分ほど移動した 宮津市の中心部にやって来ました。 飯尾さんが案内してくれたのは、 一軒の古い家。現在改装工事が行われています。

「ここは元々醤油屋さんでした。 7月6日イタリア料理屋として生まれ変わります」

純和風建築でイタリアン?

「宮津市を含む丹後っていうエリアは、 すごくいい場所なのですが、 年間500万人の観光客が来てくれている割には、 観光収入がすごく乏しいんです。 お泊まりになる方が少なくて、このまま行くと、 丹後っていうエリアがさびれてしまうと思うんですよね。

ココで召し上がっていただいて、 夜は近隣で宿泊していただいて、 観光収入をしっかり上げていただきたいですし、 ゆくゆくは2025年に 丹後のサンセバスチャンにするのが夢なんです」

サンセバスチャンというのは、スペインの田舎町。 10年かけて、そこが世界一の美食の町と 呼ばれるように変わったことで知られています。

「そのサンセバスチャンと丹後の共通点が多く、 自分ができることというのはきっかけ作りだと思っていて、 まずは自分がリスクを背負って飲食店をやり、 若い子を育て、若い子たちがどんどん独立していって おいしい店が増えたらという構想を考えています」


新しいお店で、飯尾さんにこれからの計画を伺いました。 地元も元気にしたい! その熱意が伝わります。

自社だけでなく、地元の将来にも熱い目を向けている飯尾さん。 宮津とサンセバスチャンの共通点とは?

「宮津というか、丹後ですね。 まず人口が18万人と一緒で、都市部から車で1時間ほど。 で、決して恵まれた立地ではく、 冬場にすごく曇天が多いということ。 海と山の幸が豊富にあるということです」

最初からイタリアンという構想はあったんですか?

「すごく魚介が豊富なんですよ。 イタリアンの中でシチリア料理は、魚介に共通点がありますので、 私が10年以上通っていた東京のイタリアンのシェフを引き抜いて、 単身赴任で来ていただくんです」

この地で、この地の食材を使っていただいて、 若手の方も育っていってもらってこと?

「そうですね。一流の料理人に来ていただくことで、 都会からも海外からも丹後に行って、 あの人の料理が食べたいとか、 食をきっかけにこちらに足を運んでいただいて、 お泊まりいただけるよういしたいです」

新しくできるお店の名前は「ACETO(アチェート)」。 イタリア語で「酢」という意味です。 純和風建築でいただく地元食材のイタリアン、楽しみですね〜。 下記Facebookページで、お店の近況がごらんいただけます。 https://www.facebook.com/aceto.miyazu/

飯尾さんは、宮津で生まれ育って、東京にも行っていた。 東京から宮津を見たらまた見え方も違うと思うのですが、 あらめてこの宮津という地域はどういう場所だと思われますか?

「ひと言でいうと田舎なんですけど、 すごくいっぱい詰まった田舎なんです。 例えば歴史で言うと、こちらは日本のルーツのひとつなんですね。 朝鮮半島から船で渡ってくると、 海流の関係で丹後に辿り着くんです。 昔はここが東京だったんですが、 そこから南下していって平城京とか平安京ができて。 そういう歴史があったり、景色も天橋立や伊根の舟屋だったり、 素晴らしい世界に誇れる場所があり、 食事も冬は松葉ガニや寒ブリ、夏にはトリ貝や牡蠣、 万願寺とうがらしも。 いろんな物が集まってここにあるんですが、 関西の都市部からは遠いということもあって、 まだまだこの魅力が伝わっていないんです」

新しいお店ができるのは、宮津の旧花街。路地を歩くと往事の面影も少し見ることができます。なんだかほっこりしてしまう場所でした。

そこをよりPRしていきたいということなんですね。 飯尾さんのこれからの活躍にも、 しっかり注目していきたいですね。

取材の最後に、飯尾さんからリスナーの皆さんへ メッセージをいただきました。

「宮津という場所は、 実はツアーのバスなんかで来ていただいても、 恐らく魅力は半分も伝わらないと思います。
車や電車で来ていただいて ご自身の足で回っていただいて宿泊していただいて、 都会にはない魅力に気づいていただくことができると思います。
だからぜひ一度来ていただいて、 その後は季節ごとに来ていただいて、 いずれは移住していただいて、と思っています。
これからこの町を私たちがどんどんよくしていきますので、 移住を考えて準備していただくのもオススメです」



<ミニコラム> 今週の風景



飯尾醸造での取材の最後に、6代目が私たちを見送ってくれました。 お母さんに抱かれて、とってもステキな笑顔で。 すでに飯尾醸造のお酢を知る、期待のホープです!

株式会社飯尾醸造五代目当主・飯尾章浩さん

明治26年創業、原料となる無農薬の米作りに始まり“酢もともろみ”も自社で行うなど、徹底したこだわりで、代名詞の「富士酢」をはじめ、さまざまなお酢を製造している。

■株式会社飯尾醸造
http://www.iio-jozo.co.jp/


■今回の訪問地

穏やかな若狭湾に面した宮津市は、日本三景のひとつ・天橋立のある静かな町。食材の宝庫としても知られ、魚介をはじめ多彩な食材を京都屋全国へ発信している。

京都トピックス
お茶の京都博・お茶の京都スランプラリー
今年度は『お茶の京都スペシャル・イヤー』。 京都府南部の宇治茶のふるさと12市町村を舞台に お茶にまつわるさまざまなイベントが展開されています。

その一つ、『お茶の京都スタンプラリー』が22日からはじまりました。 お茶の京都エリアに設定された数カ所のポイントをまわった方に抽選で、 お茶の京都エリアの特産品等が抽選で当たります。 このスタンプラリーに参加される方には、 それぞれの施設で受けられる特典もありますよ。 キャンペーン期間は8月31日まで、 そして応募締め切りは9月11日までです。 詳しくは、『お茶の京都スタンプラリー』で検索。

【バックナンバー】
#067 昔ながらの蔵の中で本上、お酢を学ぶ
#066 こだわりの酢を醸す老舗の蔵元へ

【7月のプレゼント】

今月は、今回本上さんが訪れた、宮津市にある「飯尾醸造」さんの「富士酢3本セット」をプレゼントします!

10年以上かけて造られる、どんなネタとも相性抜群の「手巻き寿司酢」。
京都・丹後で栽培した米を使用した、ふくよかな味わいの「富士酢プレミアム」。
生野菜をそのまま漬けるだけでおいしいピクルスができる、「ピクル酢」。
どれもこだわりがつまった、素敵なお酢です。

締め切りは、8月6日(日曜日)までとなっています。是非ご応募ください!

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090