自身も京都に移り住んだパーソナリティー本上まなみが、“もうひとつの京都”の魅力を発見し、再認識する番組です。
古都京都とはひと味違う京都の魅力を音と言葉、そして音楽でスタイリッシュにラジオの電波で発信していきます。


  


プチさんは京丹波町に来られて8年目。
暮らしはじめて感じるこちらの魅力とは何でしょう?

「ざっくりいうと、ほのぼのしていますね。 “Dr.スランプ アラレちゃん”のペンギン村に憧れていたんですよ。
この街の山の感じも アラレちゃんに出てくるようなぽこっとした山。
近隣の方ももう、たいがい知った顔なんですよね。
地元の方は隣組でも、年が離れていても知っているわけですよ。
先輩後輩で。
すると不義理なことはできないじゃないですか。
その安心感とか、一体感とか、すごい居心地がいいですね〜」思い描いていた場所に出合い、そこで得たのは、一の温かさ、でした。


憧れたペンギン村。ちゃ〜んとギャラリーにもありました(笑)

「うちの組は、各家を回るんですよ、常会といって。 なんだかそれが、ずっとゲームしているみたいな感じで。 13軒あるんですけど、 毎月25日の20時にどこかの家の和室に集まるんです。 それでワイワイとしながら、地区の行事を決めたりすることも あるんですけど、広報誌をもらうだけの時もあって。 え? もらっただけ?とは思うんですけど、 じゃあ次は●●さん家ね」なんて言って終わります。 それが顔を合わせるゲームみたいな。 合理的に考えたらとても無駄だったりするんだけど、 なんだかわからない面白みがあって、 それをやりにこの町に来たんだな〜って」

顔を合わせることでの一体感、共有感って 確かにあると思います。 京丹波町は、そういうコミュニティが息づいている場所なんですね〜。

「合理化しようか、という流れもあるんですけど、 ここは奇跡的に残っています。 東京へ行って、都会の楽しみも知ってここへ来ているんで、 都会へ行かなくてもここに住んだままでも楽しめる、 都会に行っても帰ってきたら楽しい、 そういう場所を作りたいですね」

ステンドグラス作家と言うより、 地域の環境づくりに向かっているかも、と 自分のことを言うプチさんなのでした。

そんなプチさんに 「これからの町はどうなると思いますか?」と聞いたところ、 即答で「よくなると思いますよ」。

その町でこれから、プチさんは何を仕掛けるのでしょう?

「キノコの形の家じゃないですけど、 楽園みたいな家を作りたいんですよね。 その夢を現実にできて、仕事も成り立って、 環境というか、生活全体が作品、みたいな」

「若い頃は世界に飛び出てビッグアーティストになりたいと思っていましたけど、今は“おいでよ”という気持ちになりました。京都縦貫道もできたし、余裕で来られる場所になったと思うんです」。都市が分離される感じがイヤだというプチさん。自動車道の開通はとてもうれしかったそうです。

「生計を成り立たせるものもオープンにやって、 だからこの暮らしができているという、 生き様をすべてオープンにしたいですね。 家族はイヤだと思うかもしれませんけどね〜」

素朴だけれど、でも芯がしっかりしているプチさん。 これからも続いていくこのスタイルで 「ここはダサいからと、町を出ようとしている人に、 いやいや、最高だよここは、と言える程度の 役割は持てるようになりたいな、と思います。 誰よりココが好き、と言って」

そのためにはジャーポンランドもツリーハウスも 作っていかなきゃ、ですね。

まだまだ発展途上のジャーポンランド。訪れるたびに新たなものがきっと増えていくのでしょう。

「自分が作りたいものも半分あるんですけど、 この狭い敷地に、ミカン山にあるような トロッコ列車も走らせたいんですよ。 で、“やっちゃったの!?”というオチというか、 勇気が出るような役割を、全部さらしていきたい」
プチさんの「やりたいことだらけ」なジャーポンランド。 ここの体験教室に来たりもする中で、 お客さんの中にもいろんな思いが生まれてくる気がします。 ここは何かが生まれる原点なんだな、そう感じました。


<ミニコラム> 今週の風景



取材の最後に、ご家族と記念撮影。 プチさんの奥さんも、SIPPO(シッポ)という名前で活動するステンドグラス作家なんです。夫婦で創り出す色、ステキなんでしょうね〜。

ステンドグラスアーティスト・PUCCI(土屋隆亮)さん。

ステンドグラス工房「JAHPON LAND」(日本語でステンドグラスの楽園という意味)を主催。作品を創作する傍ら、店舗・住宅のドアや窓に取り付けるステンドグラス、看板やウェイティングボードなどのオーダーメイドステンドグラスも手がける。また子供でも参加できるステンドグラス体験教室も開催。


■今回の訪問地

京都市右京区の最北に位置する京北地域。その中心部・周山町は、上桂川の支流である弓削川が流れ、120年あまり続く酒蔵があるなど、静かな街並みが広がっています。近くには周山城跡もあり、歴史と文化が息づく町です。

京都トピックス
『お茶の京都博オープニングイベント さくら茶会』
4月から1年間京都府山城地域を中心に開催される 「お茶の京都博」のオープニングイベント「さくら茶会」が開催されます。 桜の名所、八幡市「背割堤」でお花見を楽しみながらの一万人の大茶会を開催。 お茶のおいしい淹れ方をはじめ、裏千家、 煎茶道家元のお茶席、ステージアトラクションに加え、 「宇治茶BAR」では、日本茶インストラクターらが宇治茶をふるまいます。
サブ会場、道の駅 京丹波 味夢の里では、 この番組にまつわる展示も開催されます。
春分の日は、是非「森の京都」を体感しにいってみてください。 詳しくは「森の京都 テイクオフイベント」で検索してください。
【開催日時】
4月1日(土)・2日(日)10:00〜16:00
【開催場所】
淀川河川公園背割堤地区(八幡市)
【問い合わせ】
お茶の京都博実行委員会TEL 075‐414‐4529
【ホームページ】
http://ochahaku.kyoto/
詳しくは「お茶の京都博」で検索。

【バックナンバー】
#050 3月12日 建築の中はさらに・・・パラダイス!?
#049 3月5日 リアルなおとぎの国?きのこ形の建物へ

【3月のプレゼント】

今月は、「野村佃煮 佃煮6種詰め合わせ」を3人の方にプレゼント。

厳選された素材を、伝統製法で仕上げる野村佃煮。 ちりめん山椒をはじめ、しそ昆布、切りいかなど、6種の味が楽しめる 詰め合わせです。
締め切りは、3月26日です。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090