先日、小学校の先生をしている親戚に『子供達が落語を見たいと言っているので、
落語のビデオがあったら貸して欲しい』と頼まれました。
落語は絶対にライブの方が楽しいし、子供のお客さんを今から育てて、
将来の落語ファンを作ろうと目論んで、小学校へ落語をしに行きました。
予算はないので当然ノーギャラ。
自分で座布団・毛氈・出囃子に書割の松の絵まで持って小学校へ。
小学校4年生の生徒2クラス50人あまりがお客さん。
NHK教育テレビの影響で、みんな落語の『壽限無』が大好き。
『壽限無言える人?』って言うたら、全員手が上がります。
みんな『じゅげむ、じゅげむ…。』早い早い。まるでラッパーのように上手い。
で、『壽限無』をめちゃめちゃ早口で上手いこと言うた男の子に『名前は?』って聞くと、
『えっっと、えーっと…。』自分の名前、照れてよう言わんのです。
壽限無みたいな長い名前はいえるくせに、自分の名前は言われへんって、
子供らしくて可愛いと思いました。
扇子や、手拭いの使い方もやりました。うどん食べたり、キセル吸う真似したり。
びっくりしたのは今の子供はテレビゲームとかに慣れてるからか、
想像力がちょっと乏しいんです。扇子を咥えて、キセルを吸う表現をしました。
『これ、何をやってるところでしょうか?』
男の子手を挙げて、『扇子を咥えてるところ。』そのままやがな!
落語も『時うどん』をやって、最後は落語教室までやって、
みんなに高座に上がってもらって、めちゃめちゃ盛り上がりました。
後日、先生から子供達の感想文が送られて来ました。これが傑作なんです。
ケイタくん 『今日は落語を見せてくれてありがとう。桂かつ枝さんの落語は
とても面白かったです。またみてみたいです。』
かつ枝さんって、きん枝さんの謹慎中の名前ですからね。
ゆかちゃん『かい枝さんはすごいね。皆の前で落語をして恥ずかしくないんですか?』
あやなちゃん『かい枝さんはもっと頑張れると思います。』
ともよちゃん『わたしは落語をきくのがとてもうれしくて家の人にも自慢しました。
それでみんながききたいと行ったけど、用事があったので聞けなくて残念です。
でもみんなはかつらかいしさんではなく、かつらさんしさんだと思ってたそうです。』
一番多かったのがこんなん。
しょうたくん『ただであんなに楽しい落語を本当にありがとうございました。』
ゆうやくん『ただできてくれてありがとうございました。』
落語の感想全然なしで『ただで、ただで』って、一体先生子供らに何を言うてたんや! |