ぼちぼちバレンタインです。百貨店行っても、ベルギー王室御用達とか、
みたいな高級チョコレートのお店がどんどん出来てますね。
けど、最近はバレンタインのお金の使い方も変わって来たらしく、
義理チョコにはお金かけなくなってるそうです。
義理チョコは安いのを大量に買って、自分が食べるために、
もしくは友達と一緒にちょっと贅沢、プチ贅沢するために超高級チョコを買う。
そんな雰囲気なんだそうです。
それこそ、昔はチョコレートって、好きな人には手作りが定番でしたよね。
小学校6年生の時、すごい好きやった女の子・恵ちゃん。小柄で上戸彩ちゃん似。
ずーっと4年生の時から、好きやったんです。その女の子に言われたんです。
『今度の土曜日、手作りチョコレート作るのでよかったら遊びに来て。』
もう、ドキドキですよ。ドキドキしながら、恵ちゃんの家に行きました。
手ぶらで行かれへんので、当時月600円もらってたお小遣いの中から、
500円くらい出して、ノートとカンペンケース買って持っていきました。
ほんなら、恵ちゃんと、もう一人女の子、ふさ子ちゃん、っていう、
サザエさんの花沢さんみたいな、おばちゃんキャラの子もいてるんです。
男の子も、僕だけと違うんです。
同じクラスの松田くんっていう、すごいもててた子、走るの早い、勉強できる、
ドラえもんの出来杉くんみたいな子も来てるんです。
それを見た瞬間に、『あ、ひょっとして』
4人の恋愛相関図が頭にボワーって想像できました。
もう、僕いきなりやる気が無くなって来たんですけど、帰るわけにいきません。
恵ちゃんのお母さんの指導の下、二人がチョコレート作ってるんです。
出来上がって、いよいよ手渡し。『目つぶって。』って言われて、
昔のネルトンみたいに、目つぶって、手延ばしました。
僕の予想では、目開けたら、花沢さんみたいなふさ子ちゃんがニヤッと笑ってる。
どないして断ろうかと、思っていました。
ところが、目開けたら、恵ちゃんのお母さんが、『にこっ』。
恵ちゃんも、ふさ子ちゃんも松田くんにチョコレートを渡してるんです。
僕の目の前には、恵ちゃんのお母さんが優しそうな、慈悲に満ちた顔で『にこ』。
そのときのチョコはビターチョコレート、苦い思い出になりました。
バレンタインなんて、大嫌いです。 |