ワールドカップ、クロアチア戦頑張ってもらいたいですが、
考えたら4年前はこの大阪でワールドカップの試合があったんですよね。
覚えてますか?長居スタジアムではイングランド対ナイジェリア戦などが行われました。
スタジアム近くにある長居商店街、昔ながらの実にいい感じの商店街なんですけど、
僕も4年前ここにラジオの取材に行きました。
商店街のおっちゃんおばちゃんは、何より、イングランドの悪名高いフーリガンによる
被害を心配してました。
「フーリガンが暴徒化して、スタジアム近くの商店街を襲撃するんちゃうか」
なんていう心配をする人もいて、商店街では保険に入ったり、
試合開催中は営業を取り止める店までありました。
そんな取材を終えた夕方、友達の構成作家さんと商店街の洋食屋で御飯を食べてました。
そしたら、店にイングランドのユニフォームを着込んだ、金髪の二人が入って来ました。
めちゃめちゃビビリましたよ。今までフーリガン怖い怖いって話してたら、
急にユニフォーム着た、金髪の男が入って来たんですから。
「イングランドのユニフォーム着てる外国人=フーリガン→暴れる→危ない」
って言うイメージが出来上がっている訳ですわ、僕らは。
思わず、ガヤガヤしてた店中のお客さんが会話とまりましたよ。
ところが、じっくり彼らを見たら、めちゃめちゃ地味で真面目そうなんです。
ユニフォームは着てるけど、頭は坊ちゃんカット、銀縁の眼鏡を掛けて、
手には「JAPAN」っていうガイドブックを持ってるんです。
格好見たら、背中に汚いリュックサックを背負って、足元は汚いスニーカーを履いて、
首には汚いタオルを掛けてます。
「アルバイトして必死で貯めたお金で、遥々極東の日本、それも大阪で開かれる
ワールドカップの試合を見に、節約して倹約して、食うもんも食わず、
はるばる来てくれた。よっしゃ、こうなったら俺らが世話したろう。」と、
僕と友達2人お金もないのに、そこの店の支払い、彼らの分もして、
その彼らをミナミのスポーツバーに連れて行き、酒もおごって
ホスト国の国民として必死で接待したんです。
別れ際には土産でも買ってくれって言うて、5千円も渡しました。
彼らは「次のドイツのワールドカップの時は僕がご馳走する。いつでも遊びに来てくれ。」と言いながら、連絡先は教えてくれませんでした。
でもワールドカップのおかげでこうして、国際交流、貧乏な学生に
日本のいいところを見せられてよかったなあと自己満足に浸りながら、
終電遅れたので、タクシーで彼らを送っていくことになりました。
ホテルに着いたら、西梅田にある高級ホテル。
貧乏やと思ってた学生が、ドアを開けてくれたベルボーイにリュックサックを預けて
チップ渡してるんです。どっちが貧乏やねん! |