今週から、はやみみラジオの新しいプレゼント、「しあわせの千社札」。
ファックス・メールいただいた方の中から抽選で毎日送らせていただいていますが、
「千社札」字で書くと、一・十・百・千の千に、神社の社、お札の札と書きます。
神社仏閣の柱とか門とか天井なんかに貼ってある、白と黒の筆文字で書いた札を
ご覧になったことあるかと思いますが、あれがもともとの千社札ですわ。
その札が貼ってある間は、そこに日参してるのと同じご利益があるらしいんですが。
もともとの千社札は一丁札っていうて、かなり大きいですよ。
それが今ではちょっと小ぶりな札を名刺代わりに芸奴さんとか、
落語家なんかもお客さんに配ったりするんですが。
僕も自分の千社札持ってます。
この間、京都の高級和食屋さんで先輩の落語会があって、僕も出させてもらったんです。
落語の後、お客さんと一緒に食事するっていう仕事。
そしたら、そこに芸奴さんが3人「おおきに」言うて、入って来はったんです。
お店がサービスで呼んでくれはったみたいなんですが、
芸奴さんて、まずどの人が一番金持ってるか言うの、サッと察知しはりますよね。
僕らのところはなかなか来はりません。
お客さんの中で一番金持ちのステンレス屋さんの社長さんのところへ行って、
三つ指ついて、「おおきに、○○千代と申します」。
着物の衿の所から「先斗町○○千代」って書いた小さい小さい千社札出して
社長に渡しますねん。
ほなその社長、財布出して、その千社札大事そうにしまって、
その代わりに指ベローって舐りながら、一万円札3枚位出して、
○○千代さんの胸元にキュキューって入れますねん。
ヨッシャ!これや!と思って、僕も帰りかけた社長を下駄箱の前で呼び止めて
「おおきに、桂かい枝です」って、千社札渡したんです。
僕の方が一回り大きいんですよ。
向こうの2色で、多分あれパソコンで自分で作ってますから、3円くらいのもんですわ。
僕のはちゃんと寄席文字の人に頼んで作ってもらった上等。1枚75円しますねん!
せやのに、その社長、財布も出さへん。僕の千社札、そのまま下駄箱にペター。
おいおい、俺の千社札はいらんのかい!
番組で作った、「はやみみラジオ特製しあわせ千社札」は縁起物ですから、
決してそんなどうでもいいような使い方はしないで下さい。 |