天満天神繁昌亭のオープンからひと月半。
おかげ様で今も連日たくさんのお客様で賑わっております。
私、オープン初日以来、初めて今週、繁昌亭の昼席に出番をいただきまして、
日曜日にも出席します。
今までなかった寄席のしきたりっていうのに、ちょっとビックリしています。
これまでは大阪に定席というものがなかったので
東京流をマネしてやってたんです。
一回の公演で大体8人位出ますから、出演料は微々たるものです。
入ってくるお金は少ないのに、出て行くお金は大きいんです。
トリの人なんて大変です。
出番は一週間ごとなんですが、初日・中日・楽日には、
お囃子さん、三味線さん、前座さん、舞台さんにも祝儀を出します。
その上に、打ち上げと称して、みんなを飲みに連れて行かないとあかんのです。
普通打ち上げ言うたら最終日ですけど、噺家は毎日打ち上げです。
全員が来るとは限りませんけど、出番の8人、お囃子さん2〜3人、
前座さん三味線さん、それとは別に見学に来てた噺家や、
近所に住んでる噺家などなど、どんどん増えるんです。
周りの飲食店も打ち上げ特需で、今までは6時オープンだったのに、
寄席が終わるのが4時なので、噺家が来るのを当て込んで
オープン時間がどんどん早くなっています。
そら、団体ですから結構大きいですよね、お店にしても。
打ち上げ噺家争奪戦になってます。付き出しをタダにする店、
割引券を出す店、遂に現れたのが24時間のご飯やさん、
落語家用に焼酎のボトルを入れる店まで出てきました。
ここ「落語家です」って言うたら、
勝手に落語家用のボトルからタダで飲めるんです。
ボトル空けたらまた自動的に新しいボトルが入るんです。
つまりは永遠に焼酎飲み代タダ。
店としては焼酎タダにしてもビール頼むやろうし、アテも頼むやろし、
他で稼げるやろと思ってたみたいですけど、
ここの店の人、噺家の実態を知りませんね。
先日、酒飲みぞろいで知られる笑福亭一門のある御一行様、
夕方4時に店に入り、見事朝4時まで12時間。
付き出しと漬物だけで飲みまくった立派な人達がいました。
お店の人も最初は昼のスタッフ、夜のバイトから最後は朝のスタッフまで、
スタッフは3交代してるのに客はズーッと同じ。
繁昌亭より、「はよ帰っ亭!」ゆう感じ。
文化の日は繁昌亭へも、いらっしゃーい!! |