食欲の秋、スポーツの秋いろいろ言いますが、
芸術の秋ということで、この頃は学校公演が大変多いんです。
もちろん、少額ながらも謝礼もいただけますので、
ちょっとした小遣い稼ぎにはなるんですが、それなりにつらい思いもしてるんです。
大体、最初に校長先生の挨拶があります。
ある高校。かなりあれた学校のようで、校長先生が最初の挨拶で
「今年は落語です。いいですか。始まる前に言うておきます。
去年のようなことはないように。いいですね。
くれぐれも去年のようなことはないように。去年のようなことだけはないように。
それでは桂かい枝さん、どうぞ!」
去年、何があったんや?
先週奈良の中学へ行ってきました。
学校公演もこの頃は随分変わって来ています。
公演が終ってから質問コーナーをよくやるようになってきたんです。
今までは公演を見ても、後日感想文を提出するという形が多かったんですが、
この頃はすぐにその場で質問させることが多いのです。
自分の意見を言わせる訓練なんでしょうかねえ?
先週も奈良のある中学校へ行きました。
中学1〜3年生に落語を聴いてもらいました。
公演の後の質問コーナー、色んな質問がありました。
中学生、質問内容がストレートなんです。
「何で着物を着てるんですか?」
「何で一人でやってるんですか?』
「一緒にやってくれる、友達はいないんですか?」
ごっつい、芸人を追い詰めるような質問もしてきます。
「落語のもちネタはいくつ位ですか?」「40くらいです」
「そのうち、いつでも出来るのはいくつ位ですか?」「10くらいです」
「そのうち、自信のあるのはいくつ位ですか?」「5つくらいです」
「そのうち、受けるのはいくつ位ですか?」「3つくらいです」
「そのうち、爆笑が取れるのはいくつ位ですか?」「えーっと、一つです」
「今日の落語はその爆笑のネタですか」「はい、そうです」
「へえ〜?」って納得のいかない顔をしてます。
う〜ん、やっぱりやりにくい! |