このコーナー、僕の小遣いにまつわるエピソードを取り上げてますが、
サラリーマンの方は毎月の収入がだいたい決まってますから、
小遣いの額も決まっている人が多いですよね。
でも落語家はちょっと違います。
月によって、収入がまちまちですから、お小遣いのもらい方も人それぞれです。
自分で稼いでんねんから、好きなだけ小遣い使うっていう、芸人タイプもいますが、
最近は落語家もサラリーマンっぽい定額型が多くなってますね。
桂Uさん、この人は奥さんがしっかりしてるので、完全お小遣い定額制。
ギャラはもちろん、お車代まで没収されるという厳しい状況です。
せやから、少しでもお小遣いを節約するために外ではほとんどお金を使いません。
お茶も買わない、水筒で持って来る、打ち上げで出た缶ビールも
こっそり持って帰る、など徹底しています。
桂Tくんは、亭主関白で稼いだ金を嫁さんにえらそうに全額見せて
「どうや!」と見せびらかすように渡したいタイプ。
でも小遣いはたくさん欲しいので、
自分で袋を持っていて、例えば僕が落語会のギャラ3万円渡すと、
その袋を渡した僕の目の前で開けて、
「ごめんやけど、ギャラ2万5千円ってことにして、5千円は別にくれへん?」
自分で持って来た袋に2万5千円だけ入れ替えて、
残りの5千円は細かくたたんで財布にしまうんです。
で、ぽち袋に僕が書かされますねん。
「いつも少なくて、ごめんね。桂かい枝より」
俺が悪者やん!
多くの場合、ご祝儀とか、チップは嫁さんにばれないことが多いので、
僕ら祝儀もらえそうな時は必死です。
祝儀言うても、地下室に隠すほどはもらえませんけど、
こないだある会社のパーティーで社長さんから祝儀をもらおうと、
よいしょの謎賭けをしました。
普通、よいしょの謎賭けはパターンが決まってまして、
「○○社長とかけて、切手の貼った手紙ととく、
そのココロは、いつでも便り(頼り)になります・・・」
「よっしゃ!これ取っとき!」祝儀、バン!バーン!
普通はこういうパターンですが、小遣い作るのに必死な、さっき出てきた、桂Tくん。
祝儀に目がくらんでたんでしょうね。
「○○社長とかけて、切手の貼った手紙ととく、」
ここまではよかったんですが、
「そのココロは、いつでもお金になります・・・」
欲望丸出しやん! |