先日、『NY繁昌亭』の写真集の出版記念の
寄席とサイン会をやらせていただきました。
ジュンク堂書店ヒルトンプラザ店のお店の一角を
お借りしてやらせてもらったんですが、
当然、普段は本屋さんですから、そこを寄席にしないといけません。
家から色んな物を持参しました。
屏風の代わりに後ろに吊る三色幕、高座にかける毛氈、
座布団、出囃子、CDに、CDプレーヤーも自宅から持参しました。
そして、家に預かっていた大事な写真集も50冊持参。
めっちゃ重たい重たい。
けど、これがお金に換わると思うとウキウキしました。
午後3時からの開演にもかかわらず、2時間前の1時に会場入りして、
手帳売り場の商品を移動させるところからお手伝いして、
机も運んで、お店の人と協力しながら、全部自分たちでやりました。
ありがたいことに、お客さんもたくさん集まって下さいました。
ラジオを聞いて、遠くは岡山から来てくれた人もいらっしゃいましたが、
寄席をやってるというのでフラーッと来てくれた人も
たくさん集まってくれました。
クリスマスということでお店にお客さんも多かったんでしょう。
すごい人だかり、60〜70人は来て下さいました。
「一体どんなスターが来てるねん!」って言うほど、
すごい人だかりが出来ました。
この調子やと、本も売れるぞ!と期待しながら、始まりました。
一部は寄席公演。僕、笑福亭智之介くん、豊来家玉之助くんの
3人でまずはトーク。
その後、智之介くんの落語、玉之助くんの太神楽、そして僕の落語。
お客さんがすごくノリがよくて、ついつい長々やってしまいまして、
予定の20分を大幅にオーバーして、なんと1時間半。
もちろん入場料無料ですから、皆さんタダです。
おまけにこの写真集、僕は写真には写ってるんですが、
僕の著書じゃありませんので、売れようが売れまいが僕には一銭も入りません。
家から座布団持ってきて、1時間半も汗かいて、寄席をやったのも、
やっぱり写真を撮ってくださった写真家の霜越先生のために
写真集をバンバン売って、印税生活してもらおうと思ったからなんです。
寄席はもうめっちゃ盛り上がったんです。
皆さんよう笑って、楽しんでくれはったんです。
が、落語が終わって、サイン会の準備をしようと
舞台袖に引っ込んで机を抱えて出てくると、
あれだけ「黒山の人だかり」だったお客さんが
「白山の人、数人」になってるんです。
みんな口々に「面白かったなあ。寄席」言いながら帰って行くんです。
帰りかけてる一番前で見てたおっちゃんに言うたんです。
「いや、あの、この後メインのサイン会なんですけど・・・」
「いやいや。サインとか、ええねん。ええねん。気使わんといて・・・」
違うやん。気使ってよ。
結局10冊程度しか売れず、また持って帰る写真集、
行きよりめっちゃ重かったです。 |