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【巻】…8・1480
【歌】…わが宿に月おし照れり 霍公鳥 心あらば今夜来 鳴き響もせ
【訳】…私の家に月の光が差し込んだ。ホトトギスよ、お前に心があるならば今日やってきて鳴いておくれ。
【解】…大伴家持の弟、大伴書持(ふみもち)の歌をご紹介します。上野先生の解説にもありましたが、自然を愛する優しい心の持ち主だったようです。大伴書持は、月の美しい夜に旧友を自宅に招き再会を楽しんでいるのですが、もてなしの完璧な演出には、あとホトトギスの出現を待つばかりという席亭としての気持ちが表れています。庭には様々な季節の植物が植えられているのでしょう。モチロン橘もあったのでしょう。夏の到来を告げる組み合わせ「ホトトギスと橘」を旧友の眼前に実現させたかったのでしょうね。さて、今日は「母の日」ですが、みなさんは感謝の気持ちをどのようなカタチで伝えていますか?
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