上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
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上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
【巻】16・3807…安積山影さへ見ゆる山の井の
2008年6月 8日

【巻】…16・3807

【歌】…安積山影さへ見ゆる山の井の 浅き心をわが思はなくに

【訳】…安積山の影までも見える山の井戸のように浅い心であなたの事を思っているわけではありませんよ。決して・・・。
  
【解】…紫香楽宮(しがらきのみや)跡で発見された歌木簡に記された万葉歌です。
先週の「難波津の歌」とともに、歌の手本とする伝統があったという解説はみなさんもご存知ですね。今日の歌は人の心を解きほぐしリラックスさせる意味合いがあり、先週の歌は仁徳天皇を褒め称える意味を持っているとの上野先生のお話から、この二首がタイプが違うけれどとても重要な意味合いを持っているので「歌の父母」と呼ばれているのではという上田アナの感想が引き出されました。今日の「安積山の歌」については、宴会時に参会者で朗詠するための言わば歌詞カードの役割もあったのではないかと言う説も上野先生から紹介されています。皆さんはどのように解釈されますでしょうか。