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【巻】…17・3895
【歌】…玉はやす武庫の渡に 天伝ふ日の暮れゆけば 家をしぞ思ふ
【訳】…武庫の渡で夕陽を見れば無性に無性に、家の事が思われ
【解】…関西地方も梅雨明け宣言がありましたが、相変わらず蒸し暑い日々が続いています。日中は夏の日差しに戸惑うこともあり、熱中症対策が欠かせません。そんな太陽の季節を迎えたこの時期に読まれたであろう歌が今日の主役です。題材となっている場所はどうやら現在の武庫川近辺。古代の船旅は瀬戸内沿岸を慎重に航行しての長旅だったことでしょう。海に沈む夕陽を見れば、その日の終わりが近づいています。普段の暮らしなら当時のことでしょうから自宅で夜を迎える時間帯なのでしょうね。「無性に家のことを思う」のですから、旅も終わりに近づいていたのでしょうね。皆さんにはどのような風景が見えますか?さて今日の歌は3895番ですが、万葉集が編纂されたときに綴じ間違いがあったそうで、3894・3898・3899・3895・3896・3897・3900の順番で収載されていました。面白いですね。
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