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上野誠の万葉歌ごよみ
毎週日曜日 朝 5:40〜6:00
上野誠(奈良大学文学部教授)
上田悦子(MBSアナウンサー)
★上田悦子アナウンサーブログ
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上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。番組でご紹介させていただいた方には、上野先生の著書「大和三山の古代」をプレゼントします。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」 |
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| 【巻】8・1452…闇夜ならばうべも来まさじ |
2012年1月29日 |
【巻】…8・1452
【歌】…闇夜ならばうべも来まさじ 梅の花咲ける月夜に出でまさじとや
【訳】…闇夜ならば、いらっしゃらないのも当然ですけれど、梅の花が咲いている月夜においでにならないと言うんですか。そんなのいけません。
【解】…春の便りとして、梅が登場する歌を一首。といっても、梅を愛でた内容ではありません。「暗い闇夜なら危ないので仕方ないとしても、梅の花が咲き、月も出ているこんな楽しい夜に、あなたは来てくれないのですか」と、女性が恋人の男性に問いかけたもの。女性は紀女郎(きのいらつめ)、男性は大伴家持。紀女郎は、家持の10歳以上年上の恋人です。かつて、家持から声をかけて交際が始まったようですが、時がたって、家持は紀女郎の家に行かなくなったのでしょう。この歌は、紀女郎がそんな家持をちょっと責めるニュアンスが感じられます。これを受け取った家持は、その後どうしたんでしょうね。 ところで、上野誠さんが新刊本を出版されました。タイトルは「万葉挽歌のこころ〜夢と死の古代学」。天智天皇の死に際して、妻たちが贈った挽歌を読み解いたものです。日本人の死生観に迫った作品ですので、もしよろしければ、読んでみて下さい。
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