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上野誠の万葉歌ごよみ
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上野誠の万葉歌ごよみ
毎週土曜日 朝 5:30〜5:45

上野誠(國學院大學 教授)
上田悦子(MBSアナウンサー)
★上田悦子アナウンサープロフィール
utagoyomi@mbs1179.com
上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」

【2024年4月20日 放送分】
【2024年4月13日 放送分】
【2024年4月6日 放送分】
【2024年3月30日 放送分】
【2024年3月23日 放送分】
【2024年3月16日 放送分】
【2024年3月9日 放送分】
【2024年3月2日 放送分】
【2024年2月24日 放送分】
【2024年2月17日 放送分】
上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
【2016年9月3日 放送分】
2016年9月3日
【巻】…7・1362

【歌】…秋さらば移しもせむとわが蒔きし韓藍(からあゐ)の花を誰か摘みけむ

【訳】…秋がやって来ると移し染めにしようと私が蒔いた韓藍の花、一体誰が摘んでいったのか・・悔しい

【解】…韓藍の花は秋の代表的な花のひとつ、今で言うところのケイトウです。作者は、秋になれば移し染めにしようと、種を蒔いて大切にケイトウを育てていたのに、やっと花が咲いたと思ったら誰かに摘み取られてしまった様子。その悔しさをこめて、この歌を詠んだのでしょう。一読しただけでは、作者が花泥棒に遭った内容ということで終わりそうですが、実はケイトウは、ある女性を例えたもの。作者は、その女性にいつか愛の告白をしようと、長い時間をかけて大切に接してきたのでしょう。しかし、いざ告白しようと思ったら、女性は他の誰かの元に行ってしまった・・そんな失恋体験を表現したのがこの作品です。万葉集には同じような花泥棒の歌が少なくありません。つまり、失恋の体験が、数多く万葉歌として綴られているのです。