今朝は、近藤師範の「川柳な風景」をお送りしました。
川柳とエッセイ。同じ文芸の世界とはいえ、全く違うジャンルだと認識していました。
でも近藤師範は、川柳とエッセイを握手させよう、そうすれば全く新しい世界が広がってくると言います。
川柳は、作者のこれまでの人生経験の集積ですよね、それはいつも投稿してくださっている方ならよーくおわかりのことと思います。
いいことも悪いこともたくさん経験してきた貴方だからこそ感じることができる発見が、五七五には詰まっています。
さあ、そこで大切なのは、川柳を川柳にだけ留めておかないことです。
一句できたら、その作品がどのようにして生まれたの、その背景をメモなさってください。まずは、それだけ。
でも、この背景エピソードを詳しく描いていけば、きっと貴方だけの物語が生まれるはず。
そして、かけがえのないエッセイとなるのです。
もうお分かりですね。川柳一句と、それにまつわるエピソードの組み合わせ。
それが10セットも集まればどうなりますか!あっという間に「自分史」が出来上がるというわけです。
一生のうちに一冊、自分の本を作る。これは多くの人の夢だろうと思います。
自分史ブームは続いていて、様々な出版社もこの事業に乗り出していると聞きます。
自分の思い出を語るだけで、それを上手く文章化してくれ、印刷代を出せば自費出版してくれるビジネスはいくらでもあります。
でも大切なのは、自分らしく、自分が満足できる一冊を作り上げることですよね。
そのために川柳は何よりの題材。まずは、これまでの川柳を整理して、エピソードメモを作ってみてくださいね。
自分なりの締め切りを決めるのも一手かも。
「『自分史』の締め切りなくて進まない」(シルバーママ)