川柳道場拡大版! 来週は継続川柳「もうええわ」を特集します。

 今回初めて試みました「継続川柳」。
「もうええわ」のお題で皆さんからの投稿を継続して頂いています。
 お題があったほうが作りやすいとおっしゃる方もいて、初めて参加してくださる方も増えています。
「もうええわ思ってたけど別腹に」(酒井涼)
 甘いものや、お酒のあとのラーメンっていうのは、別腹でいけちゃうものですねえ。
「ワクチンを打ったが外出もうええわ」
 折角抗体ができても、なんだか外出すること自体に積極的になれない、という気分でしょうか。
「もうええわ我慢できずにケーキ食べ」(川口妙子)
初投稿、大歓迎です!
また「まだまだ健康川柳」(幻冬舎)の本を読んだことをきっかけに、番組に投句を始めてくださる方もいらっしゃるようですね。
本には、近藤師範の「作句の心得」がありますので、是非そちらもご覧になってください。
ちょっとしたアドバイスから、あなたの五七五が素敵な作品になるはずです。
「もうええわ」の継続川柳は、次回7月31日(土)が最終のご紹介日となりますので、まだお送り頂いていない方は、お急ぎくださいね!お待ちしています。

近藤師範の「川柳な風景」

今朝は近藤師範の「川柳な風景」をお送りしました。
 川柳の三つの要素。それは、かるみ、おかしみ、うがちだそうです。ここのところはよーく覚えておきたいですね。
 さらに近藤さんは、人間が求めてやまないものの中に「笑欲」というべきものがあると言います。人は、笑いたいのです。
 ところが長引くコロナ禍で、私たちは人と集って笑い合う機会を奪われています。笑いたいのに笑えない時間が長く続いているわけです。
 だからこそ、健康川柳です。まずは笑うところから始めましょう。
 近藤さんがサンデー毎日の編集長をしていたらした頃からのお知り合いである、女優の富士真奈美さんは俳句もなさるのですが、健康川柳の大ファンでもいらっしゃいます。これまでの健康川柳の本も読んでくださっているそうですが、今回の「まだまだ健康川柳」(幻冬舎)をすぐに読んで感想をしたため、近藤さんのもとに送ってくださいました。富士さんのお気に入りの句は二つ。
「おばあさんマスクとったらおじいさん」(黄色いくつ)
「『絆』だと思っていたら『紐』だった」(大杉フサオ)
 大笑いしてくださっているようです。
 さて、あなたはどの句で笑えますか?
男性には、この句がウケているとか。
「パーツなら北川景子と同じだが」(矢野好孝)
これも加齢を笑い飛ばしてくれますよ。
「ボケてない忘れたいこと覚えてる」(トラのネコ)
どうぞあなたのお気に入りの笑句を教えてくださいね。

「まだまだ健康川柳 三途の川も遠ざかる」出ました!

 先日「しあわせの五・七・五」に出演してくださった直木賞作家の桜木紫乃さんは、夜、原稿を書く仕事場を出て、あることをします。
健康川柳の本を開くのです。
 なぜなら、一日中仕事をしていれば、朗らかに笑うチャンスがない日もあります。
せめて一日の終わりにはアハハと笑って眠りにつきたい。そこで活躍するのが、リスナーの皆さんの川柳がいっぱいつまっている健康川柳の本なのです。
 今回発売された「まだまだ健康川柳 三途の川も遠ざかる」(幻冬舎)には、桜木紫乃さんをゲストに迎えたときのスタジオトークも掲載されています。
話題にのぼったのは、この一句。
「恥ずかしい言いつつ前にでるおばちゃん」(田川弘子)
 桜木さんご自身の一句も、どうぞ楽しんでくださいね。
 今回、健康川柳の本として第三弾となった「まだまだ健康川柳」には、200以上もの川柳が掲載されています。
中には、コロナ禍を笑い飛ばした作品も多く含まれています。
 鬱々とした。この時期。人との会話も減り、離れた家族と食卓を囲むことも難しく、笑う時間は相当減っているのではないかと思います。
桜木さんのように「笑って一日を終える」習慣を意識的に続けることは、心身の健康のために大切ですよね。
 どうぞ、笑いを届ける本を、あなたのそばに置いて活用なさってください。
川柳のレベルアップにつながる、近藤師範のアドバイスも沢山つまっています。
 笑って、笑って、一緒に乗り切りましょう!

発表! 6月のしあわせ賞!

今朝は「6月のしあわせ賞」を発表させて頂きました。
 今回のセレクション経過を説明しながら、近藤師範は川柳にとっての「虚と実」について語ってくれました。
 川柳の六大家といわれる一人、川上三太郎はこんな言葉を残しています。
 『実を虚に書く。それが川柳だ。】
 本当のことを書けばいい、というわけではなく、嘘もまたOK。これを近藤師範は「川柳は超短編小説だ」と表現します。
ノンフクションである必要はなく、小説のように「そんなことあるかな?ある...かもしれないな」の世界が、川柳だというわけです。
 その視点で6月の最終選考に残った作品を見てみましょう。
「探しもの見つけたものどこ置いた」(左京のちひろ)
「生きている証しと思う物忘れ」(けい)
 どちらも良い句です。が、「あるある。そうだよねえ」の域を出ません。
「若作りワクチン接種内緒です」(ナリ~♪)
 ここまでくると、「ほんまかいな?そんなヤツおるんか?」と言いたくなるような虚が感じられます。
それでいて、裏にある心の真実も確かに感じられますよね。
こうした「虚実入り乱れ」が面白い川柳を生み出すのです。
 さあ、そうして最後に「6月のしあわせ賞」に輝いたのは、こちら。
「笑わないおばちゃんそうか厚化粧」(和泉雄幸)
 いかがですか?あなたも一度、ここまで思い切って「虚」を取り込んでしまってください。別の次元の句が誕生しますよ。
 

あるリスナーさんのご家族からのお手紙

 ラジオネーム「いちどん」さんは73歳の男性。3月6日、「しあわせの五・七・五」に初登場なさいました。
「早朝ウォーキング前に拝聴しています。73歳人生初めての投句なので、どきどきしながら送ります」
 「初投句 期待と不安 『サクラサク』」
 思わず私は「お初さんで採用されましたね、桜咲きましたやん!」とコメントしたことをよく覚えています。
 その「いちどん」さんの奥様、清子さんから今週丁寧なお手紙が届きました。
「はじめまして、いちどんの妻です。
 主人は4月18日に突然、帰らぬ人となってしまいました。本当に普通に元気でした。」
3月に「しあわせの五・七・五」と出会ったことを、いちどんさんはとても喜んでくださって「これからはもっと川柳を作る」とおっしゃっていたそうです。
 その日、いちどんさんは不調を訴えて、車の運転を清子さんに任せました。間もなく寝息をたてたいちどんさんを隣に乗せて、清子さんが自宅に着いたとき「お父さん、お父さん」と声をかけても、いちどんさんが目を覚ますことはありませんでした。急性心臓死。心臓の寿命だったと、医師は語ったそうです。
 その前日、4月17日の番組では、いちどんさんのおたよりをご紹介していました。そして採用記念の「しあわせノート」が届いたのは、お葬式の翌日のことでした。清子さんの手紙は、こう締めくくられていました。
「短い間でしたが、本当にありがとうございました」
 人はいつどんな形で人生を終えるか、全くわからないものなのだと、しみじみ感じます。でも限りがあるからこそ、今日の自分の気持ちを大切に表現して、言葉を刻みたい。そんな思いを深くしています。
いちどんさんの作品は私の心に残ります。ありがとうございました。

しあわせの五・七・五 川柳な人々

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