先日、成人の日を迎えましたが、今年は新成人の若者たちとお酒を酌み交わし、交流する機会を持てませんでした。そこで皆さんにお願いしたのが「大人になる君たちに贈る川柳」です。
「まぁしてみ仕事結婚育児に句」(春の声)
どの経験も大仕事ですが、その上で川柳を、というのが憎いところ。
「待っている入って来いよボツ酒場」(山本邦重)
そうです、ボツ酒場ならではの愉しみを知ってこその大人ってものです。
「毛髪は大切にせよ若者よ」(背黄青鸚哥)
今のうちから教えておいてあげましょう。
「今わかる酒は薬と思ってた」(田中達夫)
これは、私も伝えたいところです。
近藤師範は言います。何かやりたいことがあるなら、とにかく続けることだ、と。誰かが自分のためにやってくれるのでもなければ、天から何かが自分に降ってくるわけでもありません。継続してこそ、何者かになれるのだと、近藤さん。
確かにそうですよね。野球選手でもお相撲さんでも、現在の輝く姿を私たちは目にしていますが、これまでの長い時間の積み重ねがあってこその「今」なんです。
「日に三度『今本気か』と確かめよ」(徳留節)
本気で、続ける。
「はたちなら80までに60年」(末松満里子)
ずーっと続けられることが見つかるといいですね!
最後に、祝福の気持ちを込めて、こう伝えましょう。
「五七五聞いてる君は大丈夫」(歩くアザラシ)