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スタジオ日記
『映画の王様』という番組がありました。

1月28日(水)
25日ゲスト、映画監督の三島有紀子さんへのインタビューは、10月に始まったこの番組、以前の『モーニング・ミックス』でのゲスト・インタビューの中でも時間的には一番長かったです。昔テレビの映画紹介番組の『映画の王様』に出演していた時も、監督や役者さんへのインタビューは時間にして5分か10分が普通で、たまに特集で20分ぐらいはありましたが、そのケースは監督と街をぶらつきながら話を聞くという作りが多かったです。奈良県出身の河瀬直美監督とは地元奈良を散策しながら話をお聞きました。『ビリケン』の阪本順治監督とは通天閣や行きつけのお店を訪ねました。ロケをしている間、仕事をしているという感覚はほとんどなく、映画ファンの僕にとっては至福の時でした。番組が終了し、その後お二人に会う機会はありませんが、両監督とも秀作映画を作り続けているのは嬉しい限りです。
『映画の王様』で思い出しましたが、映画紹介番組なのに、度々海外ロケがあったのです。香港に「香港映画祭」を取材にいき、撮影中の刑事ものにエキストラ出演したり、ロンドンにはアニメの『101匹わんちゃん』の実写版、『101』の主演女優、グレン・クローズに単独インタビュー(勿論英語で)しました。どちらも日程的にはきついスケジュールでしたが、貴重な経験が出来た取材の旅でした。実は昨年末、映画関係者の忘年会でその『映画の王様』のディレクターだった女性が亡くなったことを知りました。奈良や新世界も、香港とロンドンの取材も担当したのは彼女で、僕より年下でしたが、強行日程にめげそうになる僕の尻を叩いてくれました。仕事ぶりも確実で、スタジオでも現場でもずいぶん助けられました。だいぶ以前に東京に行き、映画関係の仕事をしていると聞いていましたが、最近はお会いすることもありませんでした。体調不良をおして仕事を続けたのが原因だったと訃報を教えてくれた方のお話でした。映画を愛した昔の戦友に合掌。

映画っていいですね。

1月20日(火)
先週のゲスト、鈴木常吉さんの映画『深夜食堂』の主題歌、『思ひ出』の弾き語りはいかがでしたか?スタジオ収録後に「すごく緊張した」とおっしゃってましたが、その声量は凄かったです。今回の映画版『深夜食堂』はテレビシリーズとは違い小林薫扮する「めしや」の主人の生活観が描かれてます。それでいてテレビ版のファンも納得する作りにもなってます。公開は1月31日(土)です。
次回1月25日も映画を特集します。同じく31日に公開される中谷美紀主演の『繕い裁つ人(つくろいたつひと)』の三島有紀子監督にインタビューします。近年『しあわせのパン』、『ぶどうのなみだ』といった秀作を発表してきた三島監督が、渡辺葵のコミックを映画化した『繕い裁つ人』。『しあわせのパン』も『ぶどうのなみだ』も好きな作品で、一度お会いしてお話を聞きたかったのですが、今回インタビューが実現しました。作品への思い、中谷美紀さんのこと(『軍師官兵衛』での彼女は素晴らしかった)、神戸をロケ地に選んだ意図、さらに映画監督を目指した経緯などをじっくり伺いました。自分で言うのも何ですが、「素敵なインタビュー」になってます。是非お聴き下さい。
更に1月のプレゼント・アルバムも発表します。実はこの原稿を書きながらBOSEのヘッドフォーン(わざわざメーカー名を書くこともないですが、オンエア時もスタジオに持ち込んでます)でプレゼント・アルバムの候補を聴いてます。相変わらずこのシリーズはアレンジがいいですね。もう6作目か・・・。

あの日

1月13日(火)
1月も早くも半ばになろうとしています。そして1.17が近づいてきました。今年は阪神淡路大震災から20年です。11日の放送でも言いましたが、現在『ミュージック・バル』を放送をしているαスタジオから地震発生後、深夜から早朝まで「震災特番」を担当していました。当時アナウンサーになって20年目でしたが、勿論初めて体験する異例の放送でした。次々と入る現場からの生々しいリポート、その間でライフラインの情報などを伝えました。アナウンサーが交互にスタジオに入って24時間生放送を続けました。停電になってテレビを観ることが出来ない地域には、貴重な情報源になっているという思いから、しゃべり手もスタッフも限られて情報を懸命に伝えました。すでに会社を退職されたOBの方が、神戸の状況を電話で伝えてくれたり、自分のバイクで悪路を走り神戸に入ったアナウンサーもいました。まさに今メディアが出来ることは何かを問い続けながらの毎日でした。あれから20年。神戸の街を歩いても、瓦礫だらけだったあの日を思い出させる風景を見つけるのは難しいぐらいです。わが社でも震災報道を経験したアナウンサーもスタッフも少なくなりました。しかし僕はマイクの前に座る限り、あの時の「伝えたいという気持ち」は忘れずにいようと思っています。
さて次回18日(日)は、ドラマ『深夜食堂』の主題歌を歌う歌手の鈴木常吉さんをゲストにお迎えします。昨年末までMBSテレビの深夜に放送されていた小林薫さん主演のドラマ『深夜食堂』が映画化されて1月31日(土)から全国公開されます。鈴木常吉さんには映画版『深夜食堂」でも使用される主題歌『思ひ出』への想いをお聞きし、スタジオで弾き語りをしていただきます。お楽しみに!また大津びわ子さん、ビワリンにもまたまた登場してもらいますので、こちらもお聴き逃しのないように。

そろそろ始動

1月6日(火)
1週間の年末年始休みが終わり、通常の生活が始まりました。4日には今年最初の生放送をしました。でもデスクワークをしながら何となくいつもと違う感じがするのです。仕事の内容も、デスク周りの顔ぶれも、番組スタッフも変わらないのですが、ちょっと違うんですね。言葉では上手く言えないのですが。これが新しい年になったということなのでしょうか。
正月が明けて体調はいたって良好です。今年のお正月は好きなお酒もそれほど呑まず、4日には21キロ走っても何のダメージもなく、今年7月に64歳になりますが、「老い」を感じるのはまだ先のようです。
いつもこの日記はヘッドフォーンでCDを聴きながら書いているのですが、今はAnnie Lennox のアルバム『NOSTALGIA』を聴きながら書いています。元ユーリズミックスのボーカル、アニー・レノックスが「Georgia On My Mind」や「I Put A Spell On You」などの昔懐かしい名曲をしっとりと歌うご機嫌なアルバムです。中でもビリー・ホリデーの「Strange Fruit」は鳥肌ものです。近々番組でご紹介しますね。
さて来週11日はゲストにピアニストの朝比奈隆子さんをゲストにお迎えします。ジャズとクラシックを融合させた「ネオ・クラシック」を標榜して、ユニット名にし、内外で活躍する朝比奈隆子さん。『モーニング・ミックス』時代から何回かゲストで登場していただいていますが、今回はドラマーのマーティー・ブレイシーさんと一緒にスタジオにお越しいただきます。2月のザ・シンフォニーホールでの二度目のライブへの意気込みなどを伺いますが、元モンタ&ブラザーズのドラムとして人気を博したマーティさんの流暢な日本語での「ネオ・クラシック」への思いは聴きものです。

あけましておめでとうございます!

1月4日(日)
新年あけましておめでとうございます。今年も『ミュージック・バル』をよろしくお願いします。新年早々から放送をお聴きいただいた方々、またリクエストやメールを頂いた方々本当にありがとうございました。今年も「美味しい音楽」をお届けしますので、応援お願いします!

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