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スタジオ日記
ご挨拶。そしてロックな落語家・笑福亭鉄瓶さんをゲストにお迎えします。

7月27日(水)

私事で恐縮ですが、先日の放送でもお話ししましたが、今月5日に65歳の誕生日を迎え、今月末で毎日放送を定年いたします。60歳の時に定年しましたが、再雇用されてこの『伊東正治のミュージック・バル』のプロデューサー&DJを務め、その他、現在『豊島美雪のごきげんサンデー・ミュージック』(日曜朝7時〜)、『日曜コンちゃんおはようさん』(日曜朝8時〜)、『シルクのべっぴん塾』(土曜午後1時30分〜)のプロデューサーを担当しています。再雇用期間の5年間が過ぎて定年となるのですが、これも放送でお話しましたが、幸運な事に当番組をはじめ担当番組のプロデューサーを引き続き務めることになりました。立場的には社員ではなくなるので、今後は「フリー・プロデューサー&フリー・アナウンサー」というところです。アナウンサーの先輩で毎日放送を定年した後もフリーでおしゃべりの仕事を続けていらっしゃる方は大勢いらっしゃいますが、フリーでプロデューサーもしていらっしゃる「元MBSアナウンサー」は少ないと思います。どこまで先輩諸氏のように放送に関わっていけるかは判りませんが、「マイクの前でお話したい」、「いい曲をお届けしたい」、「心に届く番組を作りたい」と思えるうちは、この仕事を続けていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。さて今週は音楽好き、ロック好きの落語家、笑福亭鉄瓶さんをゲストをお迎えして「音楽談議」をお届けします。鉄瓶さんは笑福亭鶴瓶師匠の11番目のお弟子さんで、エアー・ギターコンテストに出場するほどのロック・マニア。鶴瓶師匠譲りのトークでご機嫌なナンバーを届けていただきます。お楽しみに!

『牛も知ってるカウシルズ』ってご存知ですか?今週はアルバム・プレゼントします!

7月21日(木)

永六輔さんに続いて、大橋巨泉さんが亡くなりました。享年83歳。早稲田大学の先輩が続いて逝きました。二人は同い年で、共に昭和の放送を作り、また数々の革新的な試みをされました。巨泉さんと言えば、『11PM』、『クイズダービー』、『ゲバゲバ90分』などが思い出されますが、僕にとって少し縁があった番組は、『世界まるごとHOWマッチ』なのです。1983年から1990年のMBSで放送されたこの番組は、番組出演者を集めてハワイ・マウイ島でゴルフのプロ・アマトーナメントを開催していました。わが社はその模様を現地で収録して特別番組として放送していたのです。勿論、トーナメントの企画・構成は巨泉さん。そしてメンバーはビートたけし、金田正一、竹下景子など超豪華。その現地取材のリポーターを、当時スポーツ・アナウンサーであり、MBSヤングタウンも出演していた僕、伊東正治が務めたのです。ラウンドしているスターにマイクを向けて、常夏の島でのプロ・アマトーマネントを満喫している姿をカメラに収めました。ラウンド中の巨泉さんは終始笑顔で、私たち取材クルーを見ると、いつもにこやかに「お疲れ様」と声をかけてくれました。しかし運営に携わるスタッフとの打ち合わせ会議では、かなり厳しい注文を出していたそうです。次々とヒット番組を連発し、テレビ画面ではいつもにこやか笑っていた大橋巨泉さんですが、その成功を支えていたのは番組作り・もの作りの対する厳しい姿勢があったからではないでしょうか。ここまで書いて、先週の永さんのように番組でかける巨泉さんを追悼する音楽はないかなと考えていたら思い出しました。数多くの巨泉さん出演のテレビ番組の中に、1966年から1970年、フジテレビで放送されていた音楽番組『ビート・ポップス』という番組があったのをご存知ですか。洋楽のレコードをヒットパレード形式でかけ、スタジオに視聴者を集めて当時流行っていた「ゴーゴーダンス」を躍らせるという、言わば『ソウル・トレイン』の元祖みたいな番組でした。その司会を30代前半の巨泉さんが担当していたのです。音楽の解説は星加ルミ子、木崎義二という、私のようなポップス小僧には神様みたいな二人。そしてダンスの振り付けはおひょいこと藤村俊二さん。巨泉さんが曲紹介をするのですが、当時人気だった『雨に消えた初恋』という曲ヒットさせた「カウシルズ」というグループを「牛も知ってるカウシルズ」と紹介したのです。このフレーズは「ボイン」や「ハッパフミフミ」並に、ポップス小僧には印象に残っています。その『ビート・ポップス』にチャート・インした楽曲を集めたコンピ・アルバムが当時レコードでリリースされ、数年前に出た復刻盤CDの『懐かしの「ビートポップス」』を私は持っていたのです。「僕のCDラック」でも異色のアルバムを引っ張り出して聴きながらこの原稿を書いています。今はこの季節にぴったりのキンクス/The Kinksの『サニー・アフタヌーン/Sunny Afternoon』です。近いうちに番組でこのアルバムをかけて巨泉さんを偲びます。さて今週は「アルバム・プレゼント」をします。今月は鈴木雅之の『dolce』という今一番お薦めのCDアルバムです。鈴木雅之さんのソロ・デビュー30周年&還暦を祝うアルバムで、鈴木さんと親交のある一流ミュージシャンがコラボして作った大人のラブ・ソング集。聴き応えあります。お楽しみに!

また昭和の記憶が・・・。

7月13日(水)

しばらく放送も、この日記もイギリスのお話を中心にしようと思っていたら、今週はじめにふたつの訃報が伝わってきました。ひとつは永六輔さんが7日に83歳で亡くなったという訃報。もうひとつは「ザ・ピーナッツ」の妹さんの伊藤ユミさんが5月18日に死去していたことが発表されたのです。テレビを浴びるように観ていた昭和30年代の子供時代の記憶を辿れば、ザ・ピーナッツはテレビ番組の『シャボン玉ホリデー』や『ザ・ヒットパレード』で大人気だった双子デュオ(当時はこんな呼び方はしなかったけど)で、永六輔さんはNHKの『夢であいましょう』などの構成作家として、また坂本九さんの『上を向いて歩こう』、梓みちよさんの『こんにちは赤ちゃん』などのヒット曲を中村八大さんと作った作詞家として、またラジオのパーソナリティとしても活躍されてこられました。そこで今週の『ミュージック・バル』はザ・ピーナッツの特集をし、そして永さんとザ・ピーナッツを結ぶあの懐かしいドラマの主題歌をお届けします。多分放送日までに各局でお二人を偲ぶ特集が組まれ、ヒット曲が連日流れると思いますが、『ミュージック・バル』では65歳の僕なりの選曲をして、お話をしようと思います。

今世界が注目するイギリスに行って来ました。

7月7日(木)

6月26日から7月4日までイギリスを旅行して来ました。かつて2年間、英国放送協会(BBC)の日本語部に出向していた縁で所属している『関西日英協会』の創立80周年記念英国ツアーに参加してきたのです。イングランド・ウエスト・ヨークシャーのリーズからヨーク、そしてシェイクスピアの故郷、ストラトフォード=アポン=エイヴォンを旅して、ロンドンに入るというツアーでした。詳しくは今週、来週の番組でお話しますが、渡英前にイギリスに行くと話すと、多くの人に「たいへんな時に行くのですね」と言われましたが、実際に旅をしてみるとそれほど「たいへんさ」は感じられませんでした。確かにイギリスのEU離脱(イギリスがEUから離脱することを「BREXIT」と言います)は、連日新聞の一面で取り上げられ、テレビニュースのトップ項目でした。しかしロンドンの街を歩いてもその衝撃を感じるものはほとんどなく、滞在中に市内で大規模なデモがあったようですが、それに出くわすことはありませんでした。ただツアー最終日に国会内の部屋を借りてさよならパーティが開催されたのですが、国会近くでプラカードを持った人が集まっていたのを見ました。その多くは若者で、『離脱支持は中高年』『残留支持は若者層』という構図はあるようです。当面はキャメロン首相の辞意表明から、与党保守党の党首選挙で誰が選ばれるかが焦点ですが、そんな政界混乱とは関係ないと言わんばかりに、ピカデリー・サーカスなどの繁華街はバーゲン品を抱えた人々で大混雑していました。

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