番組内容

畑の近くにある納屋へ移動しました。
いよいよ、美奈子さんに教えていただくタマネギ料理の時間です。

タマネギ料理には、本当にいろいろなものがあります。気になるのは、毎日タマネギに接している生産者は、どんな料理方法が一番おいしいと思っているのか。










※玉マネ気スライスに蒸しタマネギ。美奈子さんオススメの玉葱料理はシンプルですが、タマネギの味わいを堪能するなら、これが一番!

「確かに料理法はいろいろありますが、一番は、と聞かれたらやはりポン酢で食べること、ですかね〜。淡路島に旅行に来たときに地元の方に聞いて、それ以来これが一番です」 と美奈子さん。収穫しておいたタマネギをスライスし、そこにポン酢をかけるだけ。 ポイントはなんでしょう?

「切ったらちょっと置いて空気に触れさせる方がおいしいです。30分くらいかな。生で食べるときは水にさらすとよく言いますが、そうすると味わいが抜けるんですよ。淡路島タマネギは元々苦みが少ないので、ぜひこのまま食べてください」

もちろん、いただきます!
まるでフルーツを食べているように甘くて、これなら子どもでも食べられそうです。
ご主人は毎日こうしてタマネギを食べているそうですが、 それだけ気に入っている、そしておいしいと知っている、ということですね。
実は淡路島のタマネギは、糖度も高いのだとか。
甘さに納得です。









※あまりのおいしさに、本上も手が止まりません! 最初だけピリッと、そのあとに口の中に広がってくる甘さは、淡路島のタマネギならではなのでしょう。

美奈子さんによると、蒸して食べるのも最高だそう。
「15分くらい蒸して、ここにもポン酢をかけて。生のタマネギとはまた違った味わいで、甘さと旨さが引き立ってくるでしょ」
さっそく蒸しタマネギをいただいている本上を見て、うれしそうに美奈子さんが話しかけてきます。火を通すとトロ〜っとして、その食感がなんとも言えずクセになりそうです!

おいしいタマネギをいただきながら、島での暮らしぶりについて、 少し話を伺いました。









※浅田さんご夫婦が作っているタマネギは、地域の風土、人も一緒になって育ってきた大切な野菜。それを持つご主人の顔は、優しさにあふれています。

就農から2年を経て、これまでを振り返ってみたご主人、 「苦労するかな、と思っていたんですけど、周りの人にたくさん助けられてきました。だから恩返しのつもりで、地域に貢献していきたいですね」
すると美奈子さんも 「都会から来た私たちだから、淡路島の人よりもよさを分かっている部分もあるのではないかと思っています」

右も左も分からないご夫婦を今の暮らしへと導いてくれたのは、他ならぬご近所さん。
その人の輪に感謝し、今度は恩返しする番だと考えているそうです。

「若い農業従事者が減っているとはよく言われていますが、若いにもいろいろあって、実は50代の私たちでも若造、と言われています(笑)。村の水路の掃除などでも必ず声がかかるので、若造としては、誰よりも頑張ろう、と思っています」 と地域の活動にご主人が精を出すかと思えば、 美奈子さんは、タマネギの販売を通して旬の大切さを発信していきたい、とも考えているようです。
「淡路島で暮らし始めて、野菜に対する考え方がとても変わりました。最近はハウスで作る野菜が増えたこともあって、旬が薄れているじゃないですか。そこをとても気にしています。タマネギは貴重な露地野菜。路地栽培のものを食べてしまうと、やはり味が違います。だからこそ、私たちが旬を伝えていかないと」








※タマネギの販売を通して伝えたいことがある。そう語る美奈子さんの表情はとてもいきいきとしていました。タマネギへの愛も、淡路島への尊敬も、なみなみならぬものがあるように感じられます。

ご夫婦の第二の暮らしを応援してくれた淡路島の土地、そして人。 そこで再確認した、地域の人・環境のすばらしさ、作物の旬の大切さ。 タマネギ農家として身を立てた浅田さんご夫婦がこれから目指すのは、 就農したからこそ知った大切なことを、広めていくことのようです。

Director’s voice [現代に必要なタマネギ] 淡路島が特産のタマネギですが、その栄養素はご存知ですか? ユリ科の野菜であるタマネギは、実は野菜の中で最も糖質が高い作物です。 この糖質はほとんどがエネルギー源として消費されるため、疲労回復に重要な役割を果たすと言われています。 また、タマネギの辛みと刺激は「硫化アリル」という成分で、この成分は血液をサラサラにし、生活習慣病予防のための食事には欠かせないとも言われています。 さらに、この「硫化アリル」という成分はビタミンB1を体内に吸収する力を促進してくれるため、ビタミンB1を多く含む食材と一緒に調理すれば、疲労回復にもいいそうです。 コレステロール値を押さえる成分も含んでいるので、食文化が肉食へと傾いている現代人の食生活には、不可欠な食材と言えます。 疲れが取れない、コレステロール千垣になる、という人は、これからの食生活に1日1食、タマネギを取り入れてみてはいかがですか?
【プロフィール】
浅田佳男さん、美奈子さん
大阪で会社勤めをしながらも、自分の力で何かを生み出すことができる農業に惹かれ、人生の節目に転身。一昨年独立し、夫婦であさだ農園を営む。

あさだ農園:http://awaji-asada.com/