番組内容

主役級の春菊を求めて湖東の田園地帯へ

一通り春菊の説明をうかがったところで、気になるのは今年の出来?
「今年の出来はいいです。ただ年末に寒かったので、年始の伸びは悪かったのですが、収穫時期になった今では、順調だと感じています」 と吉川さん。

話を聞いて安心したのか、それとも興味が尽きなかったのか、本上はまた、春菊の収穫方法を吉川さんに聞ききます。

おさらい的に書いておきますね。
春菊の収穫はまず、葉の上から水をかけます。
そしてよく育った春菊の根本の方を見て、
次の目を残すなら少し上、残さないなら根本により近い方を切ります。
切る音がいいでしょ、と吉川さん。
切ったあとは、色が黄色くなっている葉を落として、キレイな状態にします。
これで完了。
「切る時の音がいいでしょ」
と吉川さん。春菊農家だけが知る、ステキな音に出会えました!

※たくさん茂っている中から、収穫する春菊を選び、ハサミで根本を切ります。たまに茎が長いことがあるので、長さを見ながらバランスを整えることも必要だそうです。出荷は、150〜70グラムで一袋になります。

ちなみに春菊を収穫するのは、朝早くから昼過ぎまで。18時に出荷場へ運送業者が取りに来るので、それまでに袋に入れて出荷場に持って行くそうです。

吉川さんのところでは、春菊以外にも小蕪やトマト、それからこの辺では有名な「みかちゃんメロン」も育てているそう。いろいろな恵みが、8棟のビニールハウスに集まっているんですね。

話の途中で吉川さんから
「収穫してみますか?」
とひと言。途端に本上の瞳はキラーンとなりました(笑)
収穫の話をずっと聞いていたということはつまり、収穫してみたかったのですね。

吉川さんに大きい春菊を教えてもらい、さっそく挑戦です。










本上は真剣そのもの。吉川さんの話一つ一つが初めて耳にすることばかりなので、とても楽しそうです。

「あ〜、いい香りがしますね〜。食べてもいいですか?」
収穫したら、やっぱり食べます(笑)











※「ん、おいしい! 香りが口の中いっぱいに広がりますね。香味だけでなく、食感も力強いですね」と本上。

さて、収穫、試食を終えたら、お約束の質問です。
「スーパーや八百屋さんでいい春菊を見分ける方法ってありますか?」
吉川さんによると、切り口が黄色くないもの、そして葉がしっかりシャキシャキしていることが、おいしい春菊を見分けるポイントだそう。
加えて、葉に厚みがあることも重要だと教えてくれました。












※完全にアグリ女子化した本上。とにかく野菜が好きなのです。
Director’s voice [農業で使うハサミはスゴイ!] 農業で使うハサミはスゴイ! 今回収穫のお話をうかがっている中で、吉川さんから、ハサミが違うと収穫もまるで違うんですよというお話がありました。 ハサミにもこだわりがいろいろ必要なようです。そこで、農作業で使うハサミについて調べてみました。 農作業用のハサミには、大きく分けて選定、摘果、芯切、芽切などがあります。さらにキュウリやナス、トマトやミカン、リンゴ、カキ、ナシなど、種類別にも分かれています。 春菊の収穫に使うのは、青果ハサミという種類のようです。刃の長さが5センチほどあり、先端が細くなっているのが特徴です。 ステンレス製、鋳鉄製があるようですが、吉川さんの言う「いい収穫音」のためには、鋳鉄製の方がいようですね。 道具一つとっても奥が深い、農業なのでした。




【プロフィール】
吉川 則生さん
滋賀県野洲市で代々春菊農家を営む吉川則生(のりお)さん。 吉川さんの農園の春菊は、外から買ってきた種で育てるのではなく、代々受け継がれてきた種を使い続けている