番組内容

日本で2つしかない特別なバラの聖地へ

今回お邪魔したのは、大阪市の梅田から1時間ちょっと北東へ行った、滋賀県蒲生郡竜王町。辺り一面に畑が広がり、高速道路のインターをおりてわりとすぐの場所ですが、のどかで気持ちのいい場所です。










※竜王インターチェンジを降りると、のどかな田園地帯。その中に杉本さんのバラ園があります。

田園風景の中に、ビニールハウスが見えてきました。
ちょっと背の高いハウスなのが特徴的。
入口はどこでしょうね? といいながら、さっそく中を覗いてみる本上。

ハウスの中は、右も左もたくさんのバラ。そして、結構背が高い!

※「ここは上が8メートルになります。初めて見られた方は、“なんだここ?”と思われると思いますよ」

「ここは上が8メートルになります。初めて見られた方は、“なんだここ?”と思われると思いますよ」
というのは、杉本バラ園の杉本正樹さん。
杉本さんは、「日本バラ切り花品評会」で幾度も入賞し、最優秀賞である内閣総理大臣賞にも輝き、皇室への献上回数は通算4回という、日本でも最多の回数を誇られているそうです。すごいですね。

「ここは父親の代からバラの栽培をはじめたのですけど、今から20年ほど前に内閣総理大臣賞をいただき、それから4回これまでに受賞させて頂いています」

栽培技術の高さで、イングリッシュローズの切り花栽培ライセンスも認められているそうです。しかもこのライセンスは国内で2名しか認可されていないそう!
なんだかすごいのですが、 そもそも、イングリッシュローズというのはどんな花なのでしょう?

「もともと、古代からあるバラと現代のバラのいい点を掛け合わせて、現代バラの最高傑作といわれているバラなんです。栽培が難しく、世界的には各国2名しかライセンスが認められないんですよ」

最高傑作品! 古代のバラと現代のバラはどう違うんですか?











※なんだかすごそうな話になってきて、興味津々の本上。

「古代のバラはどちらかというと香りが強いバラが多いんです。現代のバラは花もちがいいんですね。だからイングリッシュローズというのは香りが良くて花もちがいいもの。6年くらい前からようやく栽培ができるようになって、うちの農園の環境が栽培に適しているということで、認可化していただきました」

認可してもらうために、やはり結構厳しいのでしょうね。
「そうですね~、設備がしっかりしていること、商品そのものがきちんと作れるかという技術力、それらを総合的に判断しての認可だそうです」

今日は、とても貴重なバラ園にお邪魔しているようです・・・。
そうそう、ちょっと話は逸れますが、杉本さんご自身も、実はイングリッシュローズでプロポーズされたそうですよ。

「はい、ちょっと恥ずかしいですが(笑) ダーズンローズという、12の誓いの言葉を花に例えて贈るというものなのですけど、それを12本のバラでプロポーズに贈りました」
サスガバラ農家! ステキですね~♪











※話がいきなり深くなってきたのですが、雨がひどくなってきたので、そのままハウスの奥へ移動することに。

奥に行くとまだまだバラがたくさん。しかも、右も左も違う種類なんですね。
「今現在で約30品種くらいのバラを栽培しています。このハウス全体で約8000株くらいですね」
8000!!











※ハウスの奥へ移動しながら、本上は目の高さに咲き始めているバラに見とれていました。
Director’s voice [イングリッシュローズとは?] 杉本バラ園でも栽培されているイングリッシュローズとは、私たちが普段フラワーショップで目にする一般的なバラである「モダンローズ」の一つ。 古来のバラ「オールドローズ」の特徴であるクラシカルな花の形と香り、「モダンローズ」の多彩な色彩、そのよさを掛け合わせたものです。 1961年にイギリスのバラ育苗家デビッド・オースチンという人が初めてイングリッシュローズを発表し、その後「デビッド・オースチン・ローゼス」という会社を設立してイングリッシュローズを世に送り出したそう。 最近では比較的価格も落ち着いてきましたが、登場した当初は、もちろんかなり高価だったそうです。 現在では、イングリッシュローズも多品種が出回っています。




【プロフィール】
杉本正樹さん
1700坪の敷地でバラを栽培している「杉本バラ園」の二代目。父親の代からバラ栽培をはじめ、これまでに「日本バラ切花品評会」に何度も入賞しているほか、内閣総理大臣賞も受賞するなど、品質の高さ、栽培へのこだわりで知られている。