番組内容

鶏舎なのに窓がない!?飼育の秘密に迫る!

これが鶏舎? と思ってしまう建物に、入れてもらうことになりました。
細菌防止のためのブーツカバーを履いて、いざ!
これも鶏たちの健康を守るために大切なことなんですね。

うわ〜、結構中は薄暗いんですね。
鶏舎というと広いところにニワトリがたくさんいて、 明るいものだと思っていた本上、その暗さに驚きを隠せません。
ここではカーテンをして光を調節している、と森田先生。
この鶏舎には産卵鶏が800羽もいるそうで、10列ずらっとニワトリ。圧巻の光景です。








※薄暗い鶏舎ですが、自動の換気システムを導入するなど、ニワトリの成育に細心の注意を払っています。

森田先生と一緒に、奥まで行ってみました。
「この鶏舎では、照明が3時間おきに付いたり消えたりします。光を調節することによって、産卵しやすい環境を作っているんですよ。ニワトリは光を浴びている時間によって産卵率が変わってくるのですが、明るくなってくるときに卵を生む傾向が強いんです」 ニワトリの特性を理解した上でのこの環境。すごく考えられているんですね。

ずらっと並んだ鶏舎の列を見てみると、手前に卵が転がっています。
これはケージの中が傾斜になっているので、 産み落としたものが手前にころころと転がってくる仕組みだそうです。









※ニワトリたちの足元手前には、今朝生んだ卵がたくさん。これが「海苔ノリ卵♪黄身に夢中♪」なんですね♪

エサ台の中を見ると、エサに黒いものが混ざっています。
これが海苔ってことでしょうか。
「そうです。裁断した海苔を朝夕2回、エサの上から振りかけています」 すごいいい香り〜。おいしそうな海苔♪

この量はどんな基準で決まっているのでしょう?
「現在は3%の割合で混ぜています。ほかの割合でも実験してみたのですが、試行錯誤の末、今のところはこの割合が一番いいようです」

ところで、おいしい卵って外側からも分かるのでしょうか。
森田先生によると、 殻が割れにくい強い卵、表面がつるつるしている卵はいい卵だと言えるのではないか、 ということでした。
卵は日常の食卓に欠かせないものですから、これは覚えておきたいですね。









※産みたての卵を、恐る恐る持たせていただきました。育てる大変さを聞いたあとだと、なんだか手の中で輝いているように思えます。

鶏舎を見てまわった本上、最後に卵を手で触らせてもらいました。
大きさが一つ一つ違うし、表面の色も若干違うようです。
「殻が茶色いのは、ロードアイランドレッドという品種のニワトリの卵で、白い卵は白い鶏から生まれます」 なるほど〜。

そうそう、学校の毎日の実習では、卵を鶏舎から集めたあと、 卵を洗う実習も行っているそうです。 そっか、洗うんだ〜。

Director’s voice [卵をめぐる、数字のあれこれ。] 私たちが毎日のように食べている卵。 どれくらい作られている? どれだけ食べている? 今回はそんなあれこれを、数字で見てみましょう。 一般社団法人日本養鶏協会が昭和55年から集計しているデータを参考にしていますが、 まず、鶏卵の生産数は、平成26年が250万トンほど。昭和55年は210万トンほどですから、すこし増えていますね。次に小売価格ですが、昭和55年が1kgあたり小売価格382円だったのに対し、平成26年は364円。平成に入ってからは300円を下回っている年度も感度かありました。 では、私たちが1年で消費するのはどれくらいかというと、平成26年の1人当たりの家計消費量が9885gでした。一般的な鶏卵のLサイズは64〜70g未満ですので、仮に1個65gとすると、1人あたり年間約152個を消費していることになります。だいたい5日で2個食べているイメージですね。 それだけ私たちにはとても身近な食材の卵。 鶏卵のために飼育されているニワトリの数は1農家あたりで増加しているものの、 養鶏農家の数は、実は減少しています。



【プロフィール】 熊本県立熊本農業高校畜産科のみなさん。

養鶏を指導している森田教諭と女生徒4名で、2年前からおいしい卵作りに取り組む。昨年から販売を始めた熊本特産の有明海苔をエサに配合した卵「海苔ノリ卵♡黄身に夢中♡」が県内でも評判に。最近では近隣の方だけでなく、遠くから車で卵を買いに来る人もいるそう。