番組内容

里山での米づくりを次の世代へつなぐ。

さて、場所を移動して、小牧さんのご自宅にお邪魔しました。
こちらで「清流きぬひかり芥田川」をいただけるとおうかがいして、もう、ワクワクしています♪

小牧さんオススメの食べ方は「僕らは普通に白米で食べるのが一番おいしいと思います。
子ども達はおにぎりがいい!と言っていますが」
だそうです。
やっぱりまずは白米で、ですよね〜。











奥さんが自家製のお漬け物と炊きたてのご飯を用意してくれました。

小牧さんは大根の間引き菜の漬物をご飯に載せて食べるのが大好物。
すべて小牧さんのお母さんが作っているそうで、大根の間引き菜を作るために大根を作っているとか…。

自家製の漬物という、最高のご飯のお供が勢ぞろいしたところで、 いよいよ、炊飯器を開けてみましょう。
いい香りがしますね〜。お米もツヤツヤです。












※その魅力はどこにあるのでしょう?

「いまだ昭和のような集落で、気付いたら近所のおじちゃんが家にいる、みたいなところですね。
子どもは近くの小学校に通っているのですが、 遠いから朝6時半くらいに家を出なければいけません。
大変だな、とは思うのですが、でも楽しい,楽しい、と言ってくれるんです。
登下校の中で上級生や地域の人からいろんなことを教わりながら育っていける。
僕も同じように育ってきたし、子どもも見ていると、 この街に育てられてきたなぁ、と思います。本当にいい街です」









※下芥田は、本当にのどかなところでした。風の薫り、太陽の温かさ、そんなものをとても親しく感じられる場所、大切にしていきたいですね。

ここは70軒ほどの集落なのですが、里地里山が広がっていて、 人と自然が共存してきた地域。
そのなかでいろんな恵みを自然からいただいてきた、と小牧さんは言います。

しかし現代になり、この村にも高齢化、人口減少が進んできていて、 休耕田も増えてきています。田も山も、荒れ地が出始めました。

「日本全国、同じような問題を抱えている地域は多いはずです。
作り手として思うのは、住んでいる地域のお米をぜひ食べてほしいということ。
そうすることによって地域の食文化や地域独特の祭りが守られていくし、 次の世代に伝承されていくと思うんです」

米づくりは、文化を伝えていくという役割も持っていると小牧さん。
「たかが一粒だけれども、そこには昔からの地域を支えてきた思いも込められている。 一粒の重みを感じています」

蓋を開けて立ち上る湯気がまず芳醇!

では、いただきます!

キレイなお米!
おいしいです、優しい味わいですね。ほんのり甘みがあって、香りもあって。

小牧さんはコシヒカリに比べると味わいが少ないと言いますが、おかずとの相性が良くて、主張しすぎない感じで、毎日食べるお米として最高です!
おかずいらずというか、新米って独特のおいしさがありますよね〜。









※まるで儀式のように、本上は新米と向かい合います(笑)ドキドキとワクワクが心の中で運動会をしているようです。

「新米はどこのお米もおいしいとは思うのですけど、 取れたお米をそこの水で炊いて、 その土地の人間が食べるのが一番おいしいと思います」 と小牧さん。

小牧さんはそれを生まれたときから実践しているんですもの、 だからこそお米づくりに愛情が深まるのでしょう。

まだまだご飯をいただいたいところではありますが、 ここでちょっとお話をうかがいましょう。

小牧さんのお話を聞いていると、 本当にこの土地を愛していらっしゃることが分かるのですが、









※小さいけれど、とても美しく保たれています。土地の文化が皆さんの手でしっかり守られているのですね。

取材の最後に小牧さんが言ったひと言が、とても印象的でした。
「自分の地元のお米は、絶対においしいはずですよ。
地域のことを思いながら食べたら、絶対おいしいはず」

みなさんも、自分が暮らしている地域のお米をぜひ食べてください。
そして、土地の恵みに思いをはせてみてくださいね。


Director’s voice [お米の種類はどれだけある?] 現在日本国内で出回っているお米、何種類あるかご存知ですか? ざっと数えただけでも30種類近くあります。 コシヒカリやササニシキなどメジャー品種に加え、 最近話題になった北海道のきらら397やななつぼしなど、 品種改良されたお米も登場してきています。 それらを食べ比べるだけでも、楽しそうだと思いませんか? ちなみに新米が出回る時期も、地域によってとても差があります。 最も早いのは沖縄のひとめぼれで、新米の出荷は6月下旬。 最後は群馬県のコシヒカリで、10月下旬です。 と考えると、実は6〜10月という長い期間、 私たちは新米を食べるチャンスがある、ということですね。 小牧さんの言葉を借りるなら、 その時期にその土地のお米を食べてみましょう。 お米が目的の旅、なんていうのも楽しそうですね。



【プロフィール】 下芥田のお米を完全予約制で販売するウェブサイト「里山農家のおいしいお米」を運営している米農家小牧延隆さん。昔から地元で農家が自分たちの食べる分だけ生産してきたお米を兼業農家として生産している。

【里山農家のおいしいお米】 http://www.rice-jp.com/