九条ネギづくり名人、村田さんの畑で育つ九条ネギを前に、話は続きます。
そういえば九条ネギは、どうやって収穫時期を見分けているのでしょうか?
村田さんによると、収穫はまず、長さが70cmくらいになっていること、
そして大きさ、だそうです。
収穫に関するこだわりというのはないものの、
加工用ではなくて袋詰めで売る場合もあるため、
見た目にも気を付けて、とにかく丁寧に扱うことも大切。
そんな収穫を少し見せていただくことにしました。
が、「引っこ抜くだけですね」と、目の前の九条ネギを
根本からぐっと引き抜く村田さん。
それにしてもあっさり引き抜けましたが、
これは土が軟らかいからできることなんですね〜。
村田さんが抜いた九条ネギは一株で9本くらいまとまっているのですが、
苗を植えるときからこのくらいの量を植えるのでしょうか?
「そうですね。もともと種を落とすときにこれくらいの量を植えるんです。
直まきではなく、一旦苗を作って植え替えるんですよ。
苗を作るときに一株の量を決めて育てて、そのまま植え替えます」
本上さんも一度やってみてください、の声に誘われ、
一株収穫してみることにしました。
根本も部分を持って・・・、せーのっ!
すぐに抜けました。
……と、先ほど収穫した九条ネギをおもむろに食べ始めましたけど??
本上も村田さんにならって、
今抜いたばかりの九条ネギをいただきます!
ん〜香りがいいですねぇ。
そういえば以前、別の月にちょっとだけ九条ネギを
試食させていただいたことがありましたが、
そのときはまだ辛みがあったきがします。
冬の時期のネギは甘みが広がりますね。
「これはハウスだからこんなものですけど、
外で作ったやつはもっと甘いんですよ。
冬の寒さでネギも凍りたくないですからね、
それでネギ自体が凍らないように甘みを増していくんです」
ネギが自分で甘みを増していくというのは驚きですね。
いよいよ食べ頃のネギ、
私たちが普段ネギを買うときは袋に入っているんですけど、
いいネギって、どこで見分けたらいいんですか?
「やっぱり見た目ですね。先がとんでいたりするとダメです」
とんで、というのは先が茶色く枯れ始めているようなもの。
それで一番背の高いところが元気そうなところ、
これは一つの見分ける目安だそうです。
今年の九条ネギの出来は
「全体的にまぁまぁ、合格点ですね」
と村田さん。
今年はいい九条ネギがたくさんできているそうですよ♪
ネギを食べると体が暖まると昔から言われていますから、
たくさん食べたくなりますね〜。