#30
文化的であり機能的
かの松花堂弁当のルーツを訪ねる

 京阪八幡市駅から車でおよそ10分のところにある八幡市立松花堂庭園・美術館。
主任学芸員の川畑薫さんに出迎えていただきました。場所の名前にもなっている"松花堂"とは石清水八幡宮に入り、出家した僧侶であり文化人の松花堂昭乗のこと。晩年を過ごした草庵を明治24年に移築したのがこの場所なのだそうです。22,000㎡、なんと甲子園の1.5倍という広大な敷地で自然と文化に触れることができます。

 美術館内には松花堂昭乗所縁の品が。
漆の塗りが施され、それぞれ仕切られた中にも絵が施された趣のある品です。「これは"松花堂好み四つ切り塗り箱"と云いまして、四つ切りの箱を昭乗自身がアレンジをしたそうです。昭和の初め頃に日本料理『吉兆』の湯木貞一さんがこれにお料理を盛り付けられまして、そこからこれが松花堂弁当と呼ばれるようになりました」。全国的に有名なお料理は、ここ八幡市が発祥なのでした。

 八幡で育ち最期までこの地で過ごした松花堂昭乗の話に聞き入る市川さん。
食文化の発祥を聞けて感慨深げでした。
八幡市立松花堂庭園美術館は大阪北部地震や台風21号で被害を受けて休園でしたが10月23日から外園のみ開園とのこと。美術館は10月27日から特別展『少女ゴコロと竹久夢二』を開催。聞けば、竹久夢二自身もこの庭園に遊びに来たことがあったそう。
その後の情報や詳しくはHPをチェックしてください。
http://www.yawata-bunka.jp/syokado/

京都瓦版
#30 2018年10月21日放送分

堂本印象美術館

京都市北区、立命館大学衣笠キャンパス正門前にある京都府立堂本印象美術館では、リニューアルオープンを記念して、10月13日(土)から11月25日(日)まで「徳岡神泉」の展覧会を実施しています。

「徳岡神泉」は幽玄ともいわれる独特な表現で近代日本画において大きな功績を残した日本画家です。この展覧会では、そんな彼の戦後の代表作を中心に神泉芸術の特性を紹介します。

開館時間は、午前9時30分から午後5時まで。
観覧料は、大人500円・大高生は400円・中小生は200円です。

「芸術の秋」を楽しむ、素敵な機会になること間違いなしのイベントです。
皆さん、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳しくは、「堂本印象美術館」で検索していただくか番組ホームページをご覧下さい。

http://insho-domoto.com/

八幡市
人口およそ7万人。京都市、大阪市までおよそ30分。枚方市や京都市、大阪市など市外への通勤・通学者も多く、ニュータウンの開発や商業地も広がる。市名は市内に鎮座する伊勢神宮とともに皇室から最も崇敬された二所宗廟の一社、国宝・石清水八幡宮に由来。初詣の参拝客数は京都府内でも指折りの人気を誇る。
http://www.kankou-yawata.org/?page_id=13
■今回の訪問地

【※特別に許可を得て撮影しています】

京都盆地の南山に位置。鳩が峰、男山山系の竹林は美しく、かの『竹取物語』のモデルになった場所のひとつもいわれている。その竹は発明家エジソンが世界で初めて白熱電球を発明した際、電球内のフィラメントに同市の竹を使用したことでも名高い。石清水八幡宮を始め全国的に有名な食べ物やスポットも有するエリア。

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[ 番組スタッフ ]
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カメラマン:富永梨沙  デザイン:松浦 次郎  WEBサイト:高橋 理  営業:藤岡 佑輔

衣装協力: