自身も京都に移り住んだパーソナリティー本上まなみが、 “もうひとつの京都”の魅力を発見し、再認識する番組です。

古都京都とはひと味違う京都の魅力を音と言葉、そして音楽でスタイリッシュにラジオの電波で発信していきます。




さぁ、ドキドキのコーヒータイムが終わりました。大山崎に移住して、お店を構えている中村佳太さん、まゆみさんご夫婦に、あらためて大山崎町の魅力を聞いてみます。

「最初は僕ら、知り合いもいなかったので、街の雰囲気だけだったのですが、街なかの小さなお家が並んでいたり、天王山がある自然豊かなイメージが気に入りました。
そして、住んでみるとそのよさって深まると思うんですけど、住んでいる人の面白さにも惹かれました。例えば作家さんとかアーティストの方とかが住んでいたりして、僕たちも知り合っていったりすると、いろんな刺激を受けるんです。また、大きな街に挟まれた静かな環境だからなのか、山があるからなのか、子育ての環境がよくて自然が多いので、結構他所から移住してきたりするんですね。それで、生まれも育ちも大山崎の方と、最近移住してきた方とで大山崎の話で盛り上がっていたりするんです。移住してきて新しいお店を始めたり、新しいものと古いものと自然が混ざりあっていくのを感じるのが、お店をやっていて楽しいなというところですね」 と佳太さん。

まゆみさんはというと、 「来た時は雰囲気に惹かれたんですが、私たち、最初は店舗を持たずにインターネットと出店でスタートしていて、最初の頃に大山崎でイベント出店した時に来てくださった方といまだにつながりがあって、すごく仲良くしている方っていっぱいいるんですね。突然始めた私たちを気にして、遊びに来てくれて今尚そうやってプライベートでも付き合いがある輪、そういうのがどんどん増えていく環境で、街の雰囲気もそうなんですが、出会っていく人がすごい魅力的で暖かいなって印象を常に感じています」

とのこと。



この街での暮らしがとても楽しい。そう言うまゆみさん。



これからもこちらのお店でお仕事をされて生活されると思うんですが、こうなって行ったらいいな、こうして行きたいなとかありますか?

「僕らまだ6年くらいなんですけど、山の景色が変わって行ったり、畑がなくなったりとか、いろんな事情があって、それはちょっと寂しかったりしますね。
だから、みんながいいなと思う街の雰囲気が残っていってほしいと思います。

子供たちがバスに乗って通りすぎたり、お買い物帰りのおじさんとかおばさんとか、いろんな世代の方が通りすぎる“生活実感がある街”を感じた今回の取材。

家で過ごす時間の中で、コーヒーは、飲むとホッとしたり、リラックスしたり、時間切り替えて、さぁ今から仕事に行こう! って切り変えたり、いろいろな時間をくれます。だから、この街の人たちは、こんなコーヒー豆屋さんが近くにあっていいなと思います。

「突然おっちゃんとか入って来て、何屋さん? とか聞かれることがあるのですが、他のお客様がバーって説明してくれて、ついでにコーヒー飲んで行って帰ってくれるとか、そういう交流があるのは面白いですよね。
あえて何屋さんっていうのは外に書いてないんですよ。みんなわかんなくてキョロキョロしながらっていうのが、いいかなと思って。豆を買う人じゃないと来られないというのじゃなくて、よくわかんないけどとりあえず1杯飲んで行きなよ、みたいなのがいいなと思って。そういう出会いもいいかなと」

独特な雰囲気の街で、独特な個性を発揮している中村さんご夫婦のお店。そんなお二人から、大山崎町に興味を持っているリスナーの方にメッセージをいただきました。

「僕らも全然わからずに駅で降りたって、雰囲気に惹かれたので、興味を持たれた方がいたら、ぜひ1度来てください。空気感を感じていただけたらきっとハマる人はハマる街だと思うので、街を歩いたり、天王山登って見たりとか、楽しんでいただけたらと思います。私たちが何も知らずに降りた時のファーストインプレッションっていうのは間違っていなくて、住めば住むほどさらに魅力的なものに変わっているという今現在なので、何も情報を持たずにとりあえず降りたってもらって、ついでにここに寄ってもらえれば、いろんな近所の人がいるので、そこで話すだけでその魅力が伝わるんじゃないかなと思います」



ちょっと視線をずらしていたら、出合うことがなかった街。その大山崎の魅力にどっぷりハマっている中村さんご夫婦なのでした。





中村さんご夫婦のお店は、新鮮な生の情報と新鮮な豆が手に入る場所なんですね。移住されてくる方って会ったりしますか?

「移住前に会ったり、移住して来たっていうので来ていただいたりはあります。20代後半から30代前半が多いですね」 と佳太さん。まゆみさんはお友達からつい最近「移住したい」と連絡があり、「とりあえず大山崎きなよって連絡しておきました(笑)」だそう。大山崎への移住を考えている人が話を聞かせてほしいと来店することも、年に何回かあるそうです。

このお店は、橋渡しの場所でもあるんですね〜。







<ミニコラム> 今週の風景



店内の様子をあまり紹介してきませんでしたが、どうしてもこれだけは。そう、石です。かなり大きいのです。でもそれが、まるで空気のようにここにあります。それもまた、中村佳太さん、まゆみさんが大山崎に生み出した、新たな空間としての魅力なのだと感じました。

大山崎 COFFEE ROASTERS

中村佳太さん、まゆみさん 東京での会社員時代に最先端のスペシャルティコーヒーに触れたことがきっかけでその魅力にはまったお二人。焙煎所の
を決意し、1年ほど場所をさがした結果、大山崎に移住。2013年「大山崎 COFFEE ROASTERS」をスタートさせ、週2回の店頭のほか、オンライン販売を行う。
http://oyamazakicoffee.strikingly.com/
■今回の訪問地

北には天下分け目の天王山、南に淀川が流れる自然豊かな大山崎町。交通の要所として発展してきた町だが、近年は大阪・京都どちらへのアクセスも便利で住環境もいいと注目されている。クリエイターの移住も多く、個性的なショップが増えている。

京都トピックス
堂本(どうもと)印象(いんしょう)美術館 リニューアルオープン特別企画展
昭和の京都を代表する日本画家 堂本印象。

生涯に渡り様々に作風を変化させながらも、 常に世界的な評価を受け続けた芸術家です。

そんな印象が、自らの作品を展示するためにつくりあげた 京都市北区にある「堂本印象美術館」が、庭園や交流スペースを改装し、 3月21日(水祝)にリニューアルオープンします。

その記念企画展となる「堂本印象 創造への挑戦」。
この企画展では、大正時代の若き日の出世作「調(ちょう)鞠図(きくず)」や 最高裁判所のために描いた幅11メートルの巨大額絵「豊(ほう)雲(うん)」をはじめ、 初期から晩年の作品48点が展示されます。

開催期間は6月10日(日)まで、休館日の月曜日を除く、 朝の9時半から夕方5時まで、毎週金曜日は夜7時半まで開館しています。

なお、会期中は一部展示の入れ替えがありますのでご注意ください。 詳しくは「堂本印象美術館」で検索してみてください。

【バックナンバー】
#104 この街での暮らしがとても楽しい。
#103 焙煎、そして淹れ方。味の違いはほんの少しの違い。
#102 挽く、淹れる、飲む。 それぞれに違う香り。
#101 縁もゆかりもない街で焙煎工房を営む夫婦。

【3月のプレゼント】

3月のプレゼントのお知らせです。 今月、私が訪れた大山崎町。 こちらは、歴史の大舞台「天王山」のふもとにある地域です。 そんな大山崎町では、「いざ天王山!」のフレーズとともに様々なPRを行っています。

さて、今月のプレゼントは、そんな大山崎町の 「いざ天王山!」特製旅行バッグとタオルです。
この2点セットを、3人の方にプレゼントします。

締め切りは、3月25日です。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090



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