今月も亀岡市にやってきています。 大阪の梅田から1時間ほどの場所にある亀岡、 その中心部からちょっとだけ離れた静かな住宅地の中に、 ひときわ目立つ大きな倉庫のような場所がありました。

入り口に「Glass Studio Calore」と書いてあります。 今日はこちらの松本さんを訪ねます。

工房の入口には、植物に囲まれたかわいい看板がありました。なんだか、やわらかい雰囲気のばしょです。

ガラス細工が好きな本上、 ワクワクしながら入った建物で迎えてくれたのは、 工房の主でガラス作家の松本大督さん。 もともとは京都市内のご出身だそうですが、 亀岡にご縁があり、工房を構えたそうです。

ところで「Calore」とは、 イタリア語で「ぬくもり」という意味。 なぜガラスなのに「ぬくもり」なのかは、あとで述べるとして、 なにがきっかけで松本さんは亀岡でのガラス作品づくりを 決意されたのでしょう?

「今まで箱根など観光地で吹きガラスの仕事をやってきたんですけど、 多くの方がいらっしゃっているうちに、 僕がやりたいサービスができなくなってきたんです。 一人一人のお客様にちゃんと接して、 体験してもらいたいという気持ちがあったので、 こちらに移ってきて、できるだけゆっくり、 丁寧な体験してもらえるかなと考えてやっています」

そうか、この大きな倉庫のような建物は、 松本さんの工房でありつつ、 お客さんが体験できる場所になっているんですね。

愛宕山側から亀岡市内を眺めると、 本当に自然豊かな場所だということがわかります。空が広い!

ここを訪れるお客さんは皆さん、 「始まるまでは緊張していらっしゃいますけど、 最後はとっても満足されていますね」 とのこと。

年齢層も幅広く、 「小学生から家族連れ、おじいちゃんおばあちゃんまでいますよ」 と松本さん。 ガラスづくりをやってみたいと思う人すべての人に 体験してほしいから、だそうです。

「怪我するんじゃないかと不安に思うかもしれませんが、 僕らがきちんとやれば、絶対にそんなことはないですからね」 軽くそうおしゃいますが、 多くの人にガラスを好きになってほしい、 そのために細心の注意を払う、ということにほかなりません。

ちなみに周辺は静かな住宅地、 ご近所の方もさすがに最初は「吹きガラスってなにするの?」 という感じだったそうですよ。

「いまは皆さん仲良くしてくれて、 仕事帰りに寄ってくれたりもするんですよ」

工房で私たちを迎えてくれた松本さん。興味津々な本上、さっそくいろいろ質問を始めました。

そうそう、なぜ工房の名前が「ぬくもり」なのか。 ガラスって冷たいものを入れますよね?  でも「ぬくもり」……

「人にぬくもりがあったり木にぬくもりがあったり、 いろいろなものにぬくもりがあるのを これまで見てきました。 確かにガラスは冷たいんですが、 形を変えたり、色の付け方を考えれば、 ガラスにも絶対ぬくもりを感じられるものはあると思うんです。 人が作っているものなので、温もりを伝えることはできるし、 それを人に伝えられたらと思って、 ぬくもりという意味を工房の名前にしています」

言われてみるとガラスには、 工業製品から職人さんが作られているものまで いろいろな種類があります。 もちろんどれも、形は一つ一つ違ったものができますよね。 人が作っているから形も違う、 そこにもぬくもりを感じることができるかな、と思いますね。

松本さんの言葉にそんなことをぼんやり考えていたら 「本上さん、作品をご覧になりませんか?」 との声が。

実は工房の中には、松本さんや奥さんの作品を展示している ギャラリーもあるんです。

来週も引き続き、<亀岡>でガラス工房を運営する 松本大督さんにお話を伺います。
松本さんは作品で、どんな表現をされているのでしょう? お楽しみに!


<ミニコラム> 今週の風景


松本大督さんの工房「Glass Studio Calore」へ伺う前に スタッフみんなで立ち寄ったお店には、蔵を改装したギャラリーがありました。 そこに置いてあったのは、偶然にも松本さんの作品。 やさしい形、色の作品は、和の空間にも似合いますね。

<Glass Studio Calore> 吹きガラス職人 松本大督

愛宕山のふもとで「Glass Studio Calore(グラススタジオ カローレ)を運営する吹きガラス職人の松本大督さん。奥さんの純子さんと共に創作活動の傍ら、ガラスぐくり体験もされています。
http://calore614.wixsite.com/glass-studio-calore

■今回の訪問地

実り豊かな地で知られる京都府亀岡市。 ここは最近、さまざまなアーティストが活動していることでも、 密かに人気を集め始めているそうです。 中心部から少し離れただけで、 多彩なジャンルのアーティストに出会えます。

【バックナンバー】
#027 静かな山麓の集落に大きな工房が!?
#028 一つ一つに表情がある、ガラスのおもしろさ。
#029 ガラスの器づくりは少しずつ、少しずつ。
#030 いろいろ作る松本さん。今作っているものは・・・

【10月のプレゼント】
今月のプレゼントは、番組でご紹介した 「Glass Stadio Calore」のガラス作品のセットです。 こちらのセットを1名の方にプレゼント。
さらに、福島鰹(株)の「京都仕込み 京さわらの旨味だし」 2個セットを5名の方にプレゼントします。
※「京都仕込み 京さわらの旨味だし」は、ジェイアール京都伊勢丹、舞鶴とれとれセンター、道の駅丹後王国「食のみやこ」で購入することができます。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090





【YOU TUBE】