さて、場所を移動して2階にある 挽き茶体験室にお邪魔しています。 たくさん石臼が並んでいますね〜。
「もともと2つ3つだったんですけど、 この茶寮で体験していただきたいと思って用意しました。 団体さんで来られることも多く、 小さいお子さんでも体験してもらえます。海外の方も来ますよ」

石臼の内側、初めて見ました。

「そば粉などと比べても、抹茶が1番粒度が細かくて、 だいたい10ミクロンとかで挽き上がります。 この溝の目立て職人さんも数が減ってきていて、 そこも受け継いでいかないといけないんですけど」


幾何学模様のような溝が入っていますが、 縁の部分で最後に焙煎香が付くと言われているそうです。 粉砕器で茶葉を挽くと、この焙煎香が付かない。

「京都宇治では、石臼で挽く世界を伝えたいと思っています」 と辻さん。本上もここで、石臼挽きに挑戦してみたいと思います。

「反時計回りに一定でやると均一の細かさで出てきます。 あとで自分が挽いたものを点てて飲んでいただきますね」 そう言われると、頑張っちゃいます(笑)

石臼って、結構重たいんですね。 回し初めてしばらくすると、出てきました! キレイな抹茶がどんどんと。いい香り〜。

辻さんに褒められながら、引き続ける本上。結構ハマっています(笑)

「石臼で挽く抹茶の量は、1時間で約30〜40gと言われています。 いいお茶ほど、ゆっくり挽いている。 粒度が30ミクロンを超えると、 舌でざらつきを覚えるほどになるようです」

そんなに繊細なんですね〜。

辻さんに褒められながら、引き続ける本上。結構ハマっています(笑)

「この体験をしてもらって、 こんなふうに抹茶ってできるんだ、 こんなふうにクリームに混ぜられるんだ とかを知ってもらえればうれしいですね」

確かに、体験すると体に記憶として残りますね。 しかも、この静かな音もいいです。

「気がつくと陶芸教室のようになって、 1時間くらいずっと挽く人もいますね。 でもひき方に性格が出るので、友達同士で 挽き具合を比べ合ったりして楽しんでもらえたら。 その楽しんでもらった気持ちも、ものに伝わるじゃないですか」

しばらく続けていると、体が少しポカポカして来ました。 結構力を使うんですね、 しかし石臼の音、外に出てくる抹茶の色合いの美しさ、 そんなものに癒されていくというか、 リラクゼーションの一貫のようで、 とても楽しいひとときでした。

最後は自分で挽いた抹茶を点てていただきます。

体験教室の隣には茶室があり、そこで辻さんに抹茶を点てていただきました。

「お湯が熱すぎると香気が飛んじゃうんですよ。 うちでは85℃ぐらいですね。 水でやってもらってもおいしいんですよ。 だから夏場は氷を入れてもいいですね」
辻さんが抹茶碗に入れた抹茶、結構量が多い気がしたのですが、 「抹茶って葉が軽いので多く見えるんですけど、 これでだいたい3gくらいだと思います」
クリーミーで、とってもおいしい抹茶でした(自画自賛)。

挽き立ての抹茶は、香りの広がり方が格別です。この体験、かな〜りオススメですよ♪

次週も引き続き、宇治の茶問屋、辻利兵衛本店の辻 伸介さんに話を伺います。
辻さんのお茶屋としての思いとは…。お楽しみに!

<ミニコラム> 今週の風景



1回の物販スペースでは、抹茶も販売しています。 パフェに使われているような濃口のほか、アイスグリーンティーなどもあるので、お茶の世界に気軽に触れてみてはいかがですか? 。

茶商・辻利兵衛本店六代目・辻 伸介さん

1860年(蔓延元)に茶問屋として創業し、初代が苦心して改良に成功した玉露、明治時代の茶櫃の考案など、宇治茶の代名詞としても知られる辻利兵衛。伸介さんの代になり、2015年には茶工場の一部を改装し、茶寮をオープン。宇治茶の歴史を感じられる建物と共に、本物の宇治茶を世界へ広めたいと、さまざまなメニューも提供している。
辻利兵衛本店
http://www.tsujirihei.co.jp/

■今回の訪問地

京都市右京区の最北に位置する京北地域。その中心部・周山町は、上桂川の支流である弓削川が流れ、120年あまり続く酒蔵があるなど、静かな街並みが広がっています。近くには周山城跡もあり、歴史と文化が息づく町です。

京都トピックス
海の京都 TANTANロングライド参加者募集中
日本三景の天橋立から自転車で丹後半島をぐるっと1周する 「海の京都 TANTANロングライド」の参加申し込みを受付中。

ロングライドとは、自転車で交通規制を守りながら一般公道を走る サイクリングイベントで、 タイムを競う競技とは違って長距離を走ることを楽しみます。

海の京都の雄大な景色の中を自転車で走り、 エイドステーションでは郷土食を堪能できます。

詳しくは、「TANTANロングライド」で検索してください。

開催日時:6月4日(日)
問い合わせ先:TANTANロングライド実行委員会事務局
075-284-0173

【問い合わせ】
道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」
0743−93−1392

【バックナンバー】
#056 宇治に触れることでお茶に生活を取り入れる。
#055 石臼で抹茶を挽きそれをいただいてみる。
#054 辻利兵衛本店の歴史の先に「やぼかっこいい」が。
#053 歴史ある茶問屋の建物で奥深い茶の世界に触れる。

【4月のプレゼント】

今月は、番組でもご紹介している「辻利兵衛本店 お茶とお菓子のセット」を2人の方にプレゼント。

今月は、番組でもご紹介している 「辻利兵衛本店 お茶とお菓子のセット」を2人の方にプレゼント。

お茶は、香豊かな「宇治玉露」の茶葉を、 お菓子は、3種の味が楽しめる「お濃いくちラングドシャ」をご用意しました。
お茶に囲まれたティータイムを過ごしてみませんか?

なお、こちらのお菓子は「辻利兵衛本店」でも購入できます。

締め切りは、4月30日です。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090



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