今回訪問するのは、京都府の南方に位置する井手町です。 大阪市の梅田、そして京都市からともに1時間ほどのところですが、 のどかな山あいに広がる町。 住宅地に入り、細い路地を進んで行くと、 「野の花工房」という看板が見えてきました。

入口の所で私たちを迎えてくれたのは、 草木染め作家の松本陽菜さんです。 工房の庭にはたくさんの花が咲いていてキレイですね〜。 訪れたのはちょうど桜が満開になっていた4月の中旬、 やわらかな色彩に包まれて、うれしくなってきます。


工房の外も中も、いろんな花や木であふれています。

「野の花工房は、松本さんとお母さん、お兄さんとで 運営している工房で、草木染め教室をやっていて、 京都府内だけではなくて、近畿各地から生徒さんが来ているとか。

「趣味でやっている方もいますが、 最近はインストラクター養成講座で、 基礎から応用まで学べる講座もやっているんです」

インストラクターということは、先生になれる、ということですよね? 先生になるためにはどのくらいかかるのでしょう?

「カリキュラムは10か月間あります。 その中で朝から夕方までみっちりとやるんですよ」

受講している生徒さんは、どんな方なのでしょうね〜。

「趣味の草木染めの方は50代以降の 退職された方や子育てを終えられた方がメインです。 インストラクター養成講座の方は今期で3期生になりますが、 今期は30、40代の生徒さんが増えて、 私と同じくらいの世代の方が増えていますね。 ほとんどが女性なのですが、 インストラクター養成講座では、 昨年は愛知県から男性が来られていましたし、 今期も京都府内から男性が来てくれています」

関西以外からも生徒さんが! それだけ草木染めが魅力的だということなのでしょうね。

ちょっぴり緊張下面持ちで私たちを迎えてくれた松本さん。 襟元のスカーフもステキでした。

宇治で生まれ、井手町で育ったと言う松本さん。

「私が物心ついた頃から母が草木染めを始めて、 小学校に上がる頃には、 宇治市よりも自然が豊かで水がきれい、 ということで井手町に引っ越してきました」

なるほど、井手町には草木染め作家を惹きつける 土地としての魅力もあるということか〜。 草木染めは名前の通り、材料がすべて植物。 だから自然豊かな場所であることは、 作品づくりの必須条件なんですね。

「そうですね。それに水を使って植物を煮出したりするので、 水がきれいなことも大切ですし、 私たちの工房は季節に応じて、 そのときに旬の植物を使うことにしているので、 井手町の豊かさが大切になります。 季節ごとに生徒さんたちと山に植物を取りに行ったり、 タンポポを摘みに行って、煮出して染めたりもするんですよ」

工房から少し歩けば、井手町の自然。小川が流れ、その周りには季節の草花。 歩いているだけで幸せな気分です。

遠足やピクニックの気分も味わえてしまうんですね。 なんだかうらやましい♪

ちなみに工房では、 たくさんの草木染め作品が展示されているそう。
「井手町で採れた植物で染めているものがたくさんありますので、 ぜひご覧ください!」

楽しみですね〜。

次週も引き続き、井手町で「野の花工房」を営む草木染め作家・松本陽菜さんに話を伺います。 松本さんの草木染めは、どんな作品なのでしょう…。お楽しみに!

<ミニコラム> 今週の風景



工房にお邪魔してまず目に付いたのは、窓辺の野花でした。 草木染めの布が敷かれていて、その色合いが野花を引き立てています。 これだけで、場を柔らかな雰囲気にしてくれていました。 。

草木染め作家・松本陽菜(はるな)さん

草木染め作家の母、兄と共に井手町で「四季の草木染め 野の花工房」を営む。井手町周辺の草花を使った草木染めを教室で教えているほか、自身のブランド「from GARDEN botanical colors」でも、作品を発表している。自然の草花由来とは思えない、鮮やかな色彩が魅力。
■野の花工房
http://kyoto-nonohana.jp/

■from GARDEN botanical colors
http://www.fromgarden.jp/


■今回の訪問地

京都府と奈良県の坂に位置する井手町は、かつて古道が走り、交通の要所として栄えた町。古い歌に詠まれていた六玉川(むたまがわ)の一つ、井手の玉川沿いに柞山吹など、四季を通してたくさんの花が咲く豊かな風景も、多くの人を魅了している。

京都トピックス
「お茶の京都 映画祭」
井手町で撮影された、『三つの物語』が時空をまたいでリンクする、 ロードバイクをテーマにした青春映画
「神さまの轍 -checkpoint of life-」のプレミアム上映会を開催します。
監督、俳優、エキストラの町民も参加し映画祭を盛り上げます。
特産品の販売もあります。

開催日時:5 月28 日(日) 
開催場所:井手町立泉ヶ丘中学校


【バックナンバー】
#061 井手町だから発信していけること。
#060 えっ?と驚く短時間で草木染の作品が完成
#059 草花から鮮やかな色!?そのポテンシャルに驚く。
#058 野花咲く豊かな自然とともにある工房へ。

【6月のプレゼント】

今月は、番組でもご紹介している「ののはな工房 草木染バッグとポーチの3点セット」を1人の方にプレゼント。

ちょっとしたお出かけや、サブバックとしても便利な メリケンカルヤマで染めたコットンのバッグと、 上品な色合いが素敵な、桜で染めた丹後ちりめんのポーチ (大・小セット)です。

締め切りは、5月28日です。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090



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