パンの話を伺っている間、実はずっと気になっていたのですが、お店に入って左手には、かわいい雑貨とか、焼き菓子が並んでいるんです。こちらはなんと、奥さん手作りの雑貨! ナオミさんコーナーがここにあるんですね。

いろいろ気になりますが、まずはクッキーから教えていただきましょう。

「これもともとやってみたいなと思って始めて、最初はお店に出すつもりはなかったんですけど、やったらちょっと“あんなんもできるかな〜、こんなんもできるかな〜”って種類が増えていって、お子様をお持ちのお母さんたちに人気でたくさん買ってもらえるようになって。ちょっとずつ増えています(笑)」


かわいくっておいしい動物クッキー、金太郎飴のように切っても、切っても、というアイスボックスクッキーみたいな感じ。よくこんなにちゃんと顔ができるものですね〜。

「最初はもう失敗ばっかりで、ビックリするような顔もできていたんですけど、ちょっとずつコツを掴んで…。まあ失敗もありますけれども(笑)」

ネコちゃんもワンちゃんも種類がいろいろありますし、コアラやペンギン、お猿さんなどもあります。これ茶色い部分はチョコレートですか?

「茶色いのがココアで黒いのがブラックココアですね。で、グレーが胡麻をすりつぶして混ぜているんですよ」

胡麻なんだ! 本当見事なグレーですね。コアラの色だって感じです。かわいいし、なんともユーモラス。口が、ちょっと笑う寸前のネコちゃんみたいな感じですね。これはプレゼントで貰ったら食べるのもったいない! おみやげに、と買っていく人も多いとか。子供だけでなく、大人の心も鷲掴みです。

そして、パンとか焼き菓子みたいな形をしたものもありますが、こちらはなんですか?

「それはパンでできているんです、本物の。もともとは余った生地でやってみようと思ってやったんですけど、そのままの生地だと膨らみすぎてしまってちょっとうまくいかなくて、配合を変えたりして、でも素材自体はそのままのパンの小麦粉とか水とかお砂糖とかイーストが少し入っていたりとか」

なんと、パンで作った!! メロンパンのブローチもあります! 皮を別で作って合わせているんですって。本当に見た目がもう、パンですね。グラニュー糖がまぶされたものもあって、アリがこないのかな?なんて勝手に心配してしまいますが、実はコレ、フェイクのグラニュー糖。うっかり食べちゃいそうなくらいリアルです。

キャラクターのパンもあったり、プレッツェルみたいなかたちのものもあったり、すごいですねこのアイデア。

横には刺繍のブローチもあります。ネコの毛並みがすごい! 本物のネコみたい。 ナオミさんは“細かいことが好きで趣味でやっています”と言いますが、趣味の域はあっという間に脱しているプロの技ですね。おにぎりなんて、もうご飯のつぶつぶがすごいリアルです。海苔の繊維も見えるんですよ。コーンも一粒一粒あるし、お味噌汁とか蓮根とか、ちょっとブローチにしては珍しいモチーフのものもあります。

どれもこれも、かわいくってステキ! 本上、次から次へと手にとっては、じっくり眺めています。

「本当は洋裁をやってみたいんですけど、ちょっと敷居が高いので、刺繍だったらできるかな、という趣味で始めたものが、どんどん楽しくなって」

パン屋さんで雑貨も置いてというのは、最近はカフェだけど雑貨も買えたりとか、本屋さんとなにかが融合していたりとか、そういうお店がどんどん増えていますけれども、こちらはまさにそういった先駆的な感じですね。

「私はパンが作れないので、何かできたらなっていうことから始まったんですけど…」というナオミさん。いえいえ、たくさんほしくなってしまいます(笑)

手作りの温かさ、ぬくもりを感じられるものがいっぱいで、本当に素敵です。

ところで、今日は定休日でお店を開けていただいているんですけども、本来はこちらの棚にはパンが並んでいるということですよね?

「日によって異なるんですけども、だいたい40種類から50種類ほど焼いています」

安井さんはそうおっしゃいますが、そんなにパンって種類ありましたっけ?

「野菜を使ったものとかフルーツを使ったものとかを、焼いているんですよ」

野菜を使ったパンって、どういうものなんですか?

「父親がやっている畑があるんですけれども、そちらでとれた野菜を使ったものとか」

へ〜、地元の食材、野菜を使ったパンがこちらには並んでいるんですね。

「惣菜パンと、ブルーベリーとかも栽培しているので甘いお菓子パンも焼いています」

気になりますね〜。野菜は畑からお父さんが運んで来てくれたり、お店の定休日には、安井さんご自身で取りに行ったりもするそう。 だんだん畑も気になってきました…。



次週も引き続き、木津川市で「パネッテリア・プルチーノ」を営む安井健太郎さんに話を伺います。畑で聞いた安井さんの思いとは…。お楽しみに!

<ミニコラム> 今週の風景



お店の壁に、地元の小学生たちからの「ありがとう」が書かれたものが貼ってありました。たくさんの子供に愛される味、店。「パネッテリア・プルチーノ」はもう、この街になくてはならない存在なのですね。

パネッテリア・プルチーノ 安井健太郎さん

子供の頃からパンが好き、しかし木津川町には当時ベーカリーがなかったことから「いつか木津川にパン屋を!」と夢見て修行し、2010年にお店をオープン。安心安全な食材を使い、無添加にこだわった優しいパンを作り続けている。

■パネッテリア・プルチーノ
http://panetteria-pulcino.com/


■今回の訪問地

京都府最南端の市・木津川市。鉄道や国道が整備された交通網の利便性で近年は大阪、京都のベッドタウンとして人気を集めている。人気の理由は、市の中央を流れる木津川に代表される、豊かな自然環境。

宇治茶博
この夏、海の京都で日本海を満喫しませんか!
プレミアムな宇治茶に出会えるイベント「宇治茶博」が、 10/21(土)、22(日)に宇治市内で開催されます。

京都観光大使でAKB総監督の横山由依さんの開会宣言から始まり、 宇治茶の製造過程の体験コーナーや ゆるキャラステージなど、一日中楽しめるイベントです。

メイン会場は、宇治川の中州に浮かぶ中の島地区です。

詳しくは、「宇治茶博@文化」で検索してください。


【バックナンバー】
#082 思い出の詰まった畑で子供たちへのパンを考える
#081 お店を彩っている奥さんの手作り雑貨
#080 やさしいパンが生まれる調理場にて。
#079 子供の頃の夢が詰まった優しいパン屋さんへ

【10月のプレゼント】

今月のプレゼントのお知らせです。
季節は秋、秋と言えば・・・食欲の秋ですよね。
というわけで今月のプレゼントは、今回本上さんが訪れました木津川市の“新米”です。

この地域では、口当たりの良さと軽い粘りが特徴の、ヒノヒカリがよく作られています。
今回は、木津川市で作られた新米、ヒノヒカリ10kg分を3名の方にプレゼントします。
今年穫れたばかりの美味しいお米です。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090


※締め切りは11月5日(日)までとなっています。是非ご応募ください!

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