回は綾部市にやって来ました。大阪市内と京都市内から共に車で2時間弱くらい走って来たところなのですが、その街の山あいにある小さな集落にやって来ました。
ちょっと歩いていると、畑があって農家さんのお家が点在していて、日本昔話のようなのどかな風景が広がっています。

「月星」という看板がありますね〜。ちょっと入ってみましょう。こちらも大きな民家で、柿の木が一本、シンボルツリーのように立っています。綺麗なだいだい色の、おいしそうな柿の実が鈴なり!
入口で待っていてくれたのは、カフェ「月星」のオーナー・岡村美奈江さんです。



とっても素朴な看板。これだけで、お店がステキな空間だって想像できちゃいますね。

「カフェ月星」さんの建物は、すごい大きなお家。もともとやっぱり農家さんのお家だったりするのでしょうか。茅葺きっぽい屋根の形も特徴的です。

「今は上にトタンがはってあるんですけど、築150年はたっていると聞いています」

え〜っ! 150年! しかも敷地内には蔵があったり、前庭が広がっていて、すごく素敵ですね。こんな場所でカフェを営んでいるなんて♪ 岡村さんはここの出身ですか?

「出身は長野県なんですけれど、すごくいい景色に魅せられまして。田んぼもあって、畑もあって、古民家があって、そこに人が住んでいるっていうのが、本当に日本昔話みたいで、そういうのにとっても魅せられてしまったんです」

そうして綾部市に移住し、カフェを開いて3年目という岡本さん。 移住のお話しもじっくりおうかがいしてみたいですね〜。

建物の外には大きいかぼちゃ。これは岡本さんがご近所さんからお借りしたものにマジックで絵を描いているそう。ご近所で大きなカボチャを作っているところがあり、一番大きいものは品評会に出すそうですが、そうじゃないやつを毎年お借りしているそう。

さっそく店内へお邪魔してみたいと思います。 玄関は木の引き戸になっていて、ストーブがあって中は温かいですね。座敷があって、土間のようなスペースにいすとテーブルがあって、先ほど見せていただいた景色がよく見えています。里山ビューのすごいすてきな席ですね。

「そうですね、春が一番綺麗なんですよ。桜がふわふわして、ポンポンなって絵みたいな感じになりますね」

しかもテーブル、足踏みミシンが…。

「ミシンに板を貼り付けて、テーブルにして、特等席です(笑)」

ほかにも古いタンスがあったり、ちょっとレトロな空間になっています。このタンスは以前ここで暮らしていた方が不要になったものを置いていってもらったそう。
岡本さんが好きな雑貨を置いているという、販売コーナーもあります。

「手作りのものを入れつつ、あとは自分が好きなものを入れています」

ちょっとした所に岡本さんのかわいらしいセンスが伺えます

かわいいコースターや布の小物、アクセサリーが並んでいます。戸棚もとってもかわいい! ちなみに近くにあるキッチンにはカウンターがあって、奥が調理場。
この建物を借りた段階で、すでに中はこういう風に作られていたんですか?
「いいえ、業者さんに入ってもらって、以前お部屋だった所の壁を抜かせてもらったりしました。私も少し参加して、ペンキを塗ったり、窓枠を洗ってガラスを入れていただいたりもしました。DIYは全然得意じゃないので、簡単なことだけですが」

障子を貼ったりだとか、いろいろ教わりながらやったそうです。
お店はそのうちの3つのお部屋を客席にしています。
ちゃぶ台があって、座布団が敷いてあって。なんだかおばちゃん家みたい。訪れた人の多くが、同じことを言うそうです。

お店の中を、改装のことも含めていろいろ案内してもらいました。

そういえば、と目に付いたのが、沖縄の久米仙。
ランチのメニューを見せていただくと、沖縄ソバ・ポークとたまごのおにぎり・ウコンのビネガー・食後にサーターアンダギーもあります。沖縄料理のカフェなんですか?

「そうですね、山の中で沖縄を感じていただくような、ちょっと不思議空間です(笑)」

先ほどもお伺いしましたが、岡村さんは長野のご出身ですよね。お伺いしてからまだそんなに時間が経っていませんが、お話しの中で長野、沖縄っぽいもの、京都府の綾部と、場所がいろいろ出てきました。どういう経緯でこちらに移住されたのでしょう?

「親戚がこっちに移住するって聞いて、遊びに来たらすっごく綺麗で、この日本昔話のような綺麗な景色がすごいよくって、この自然な綺麗さに、わ〜!っとなって、ここに決めた感じですね。長野にいる前には少し沖縄にいて、いろんなジーマミー豆腐を食べたんです。それが一番おいしくて、“作り方教えてくださいっ”と教わりました。これを食べたらみんなが元気になれると思ったんです。そして私はカフェがしたくて、こんな感じのカフェになりました」

沖縄でおいしい食べ物と元気にそこで生活している人に触れたことで、自分もそれを多くの人に食べてもらいたいという思いが生まれたんですね〜。


来週も引き続き、綾部市で「カフェ月星」を営む岡村美奈江さんにお話しを聞きます。 移住してカフェを開くまでにはどんな物語が? お楽しみに!




<ミニコラム> 今週の風景



入口の横にイノシシの剥製! と思ったら、沖縄などで見かける、木の皮で作られた置物でした。南国っぽさと綾部の田舎の風景が見事に溶け合っていると思いません?

岡村美奈江さん

長野県出身で、親戚が綾部市に移住したことをきっかけに、自身も2014年に移住。念願だった沖縄料理カフェオープンの準備にかかり、2015年カフェ「月星」をオープン。

■カフェ月星(ブログ)
https://ameblo.jp/tsukiboshi888/


■今回の訪問地

京都府北部に位置する綾部市は、古代から機織部(はたおりべ)が暮らしていたこともあり、繊維業が盛ん。肌着などで知られるグンゼ創業の地でもある。機械産業も盛んだが、周辺は豊かな自然に囲まれ、のどかな里山風景が広がっている。

京都トピックス
京都丹波キッズスポーツふれあい広場
子どもたちがスポーツに触れるきっかけ作りを目的としたイベントが 11月18日・土曜日の午前10時から午後3時まで京丹波町の京都トレーニングセンターで開催されます。

楽しみながら親子で一緒に身体を動かせる「親子で遊ぼ」のコーナーのほか、誰もが楽しめるシュートゲームコーナー小さいお子さまでも楽しめるエアー遊具の「ふわふわカイジュウ」コーナーなど、内容盛りだくさんです。

是非、ご家族みんなでスポーツの楽しさに触れる一日を過ごしにお越しください。
詳しくは、京都府南丹広域振興局(0771-24-8430)にお問合せください。


【バックナンバー】
#084 里山にある古民家カフェで沖縄に出合う?
#085 えいやっと移住したらご近所さんが温かかった
#086 移住女子のタッグで二人三脚カフェ運営
#087 暮らして気づいた変らない、という素晴らしさ。

【11月のプレゼント】

今月のプレゼントのお知らせです。
この時期が旬の京都の名産と言えば、黒豆です。

さて今月は、京都丹波 黒豆せんべい14枚入りを どどんと10名の方にプレゼントします。
香ばしい黒豆と、ほんのり甘いおせんべいの風味が相性バッチリです。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090


※締め切りは11月26日(日)までとなっています。是非ご応募ください!

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