さて、「ぷちぽんとkitchen+farm」から車で15分ほど走って、畑にやってきました。JR東西線の京田辺駅近くですが、こちらが「ぷちぽんとファーム」です。

現地で私たちを待ってくれていたのは、下前さんと同じ南山城学園で、法人ホーム企画広報課の田中 楓さん。さっそく農園を案内していただきました。

ここはどのくらいの広さがあるのでしょう? 目の前にはずらっと土にシートが貼られて、小さな苗がたくさん並んでいます。


畑に着いてまず感じたのは、空が広い! ということ。ここでの作業はきっと気持ちがいいのでしょうね〜




「畑は全部で3反ですね。いま見えているのはタマネギの苗で、5月6月に収穫にむけて、この間全部植えました」 そう説明してくれる下前さんの前に広がっているのは、安納芋の区画。地域での芋掘りのイベントをここで開催されたそう。安納芋、オーナー区画と書いてありますが?


「地域の方にこの区画を買っていただき、平日は障がい者の利用者さんが世話をし、土日は水やりとか面倒を見てもらうなど、地域の方と一緒に作っていく試みをしています」


主屋の前には、イベントで収穫した安納芋が積まれていました。




畑をよく見ると、少しずついろんな種類の野菜があります。ここで収穫する野菜はカフェにも供給するので、珍しい野菜などをきっかけに来ていただけるように、たくさんの種類を取り扱っているそうです。

しかし、学園の方だけで農園を運営するのは大変では?
「そうですね〜。我々は障がい者福祉を主でやっているので、農園は農業学校の方と連携しながら、その卒業生にチーフとして交代できていただいて、ノウハウを教えていただきながら職員・利用者共々で運営しているんです」


農園にはほかにも、農業の興味のある方に貸している貸し農園にもありました。




「農業っていざ始めるとなってもなかなか難しいのですが、こちらでは道具も貸し出しして、手ぶらで来ていただける手軽さもありますね」


例えば「大根作りたいんだけど」と相談にのってもらい、作り始めることもできるとか。お休みの日にお子さんと一緒に来る方もいるなど、いろんなスタイルでみなさん野菜づくりを楽しまれているようです。


実際に借りてらっしゃる方には

「始めたかったけどきっかけがなかった時にここを知り、ノウハウも教えてくれるし、手軽で借りやすい」という評判だそう。きっかけの場所として、いいですよね〜。

しかし、どういういきさつで農園をやろう、となったのでしょう?


「元々は農業をされてた利用者さんから“作業の一貫として畑仕事をしたい”という要望があったことから始まっているんです。農業にはさまざまな役割があるので、それを通して利用者の方の作業の場として提供できるようにということで2014年にスタートして、今年で3年ですね」


カフェから農園を案内してきてくれた下前さんと、広報課の田中さん。




農業で未経験者がする作業というと収穫をイメージするかもしれませんが、雑草抜きや石拾い、種まき、収穫、販売の準備まで、ここではすべてに関わってもらうそう。


「外での作業になるので、いきいきと作業していただいていますね」

と下前さん。


「ぷちぽんと」という名前への思いをお店でうかがいしましたが、この農園が実際に架け橋になっているなっていう実感がありそうですね。


「そうですね。イベントの場としても使わせていただいているので、リピーターの方々の中にも“ここの野菜の方がええわ〜”とおっしゃってくれる方が増えたので、少しずつは架け橋になりつつあるのかな、と思います」


お話しを聞いていると、この農園のこれからのお広がりをすごく感じられますね。


次週も引き続き、「ぷちぽんとkitchen+farm」の下前さん、田中さんにお話しを伺います。城陽市で働くお二人が感じる、町のよさとは…? お楽しみに!


<ミニコラム> 今週の風景



農園の一角には、ビワやミカンの苗木も。義務ではなく、利用される方が作ってみたい作物に挑戦する、そんな環境ってステキだと思いました。

ぷちぽんとkitchen+farm

自家農園で採れる新鮮な野菜を使ったヘルシーメニューを提供しているカフェ。 店名の「ぷちぽんと」とはフランス語で「小さな架け橋」。地域と福祉施設のつなぎ役になるように、との意味を込めている。2016年12月に「お野菜カフェ」としてリニューアルし、ますます人気を集めている。

■ぷちぽんとkitchen+farm
http://puchipont.com/


■今回の訪問地

京都府と奈良県の間に位置する「五里五里のさと」として、古くから交通の要所、文化・交通の要衝として知られる地域。日本一の碾茶を生産するお茶の町、京都随一の梅の町など、いろいろな魅力を持つ。

京都トピックス
京都丹波イチ推しの食〜グルメの集い〜
ホテルグランヴィア京都の総料理長 佐藤伸二氏をはじめ、京都の名だたる
ホテルシェフたちと森の京都エリアの生産者たちによる食のイベント、 「シェフと生産者によるグルメの集い」のご案内です。

2月10日(土)の開催で、会場は京都駅すぐのホテルグランヴィア京都です。
イベントは2部制で、 第1部はシェフによる食育授業、第2部は京都丹波イチ推し食材を使った創作料理ビュッフェ&トークで、第2部は事前予約の上、チケット購入が必要です。

申込締め切りは1月27日(土)まで。
森の京都 地域振興社HP( https://morinokyoto.jp )から申し込み用紙をプリントアウトし、FAXにてお申込みください。

また、先日紹介した、「もうひとつの京都」合唱コンクールの 観覧者も引き続き募集中です。
こちらは、「もうひとつの京都 合唱コンクール」で検索してみてください。


【バックナンバー】
#096 働いてみて分かった城陽の魅力とは?
#095 カフェの野菜を作る自家農園は地域の方ともつながる場。
#094 こだわりがたっぷりと詰まった野菜と、その野菜のランチと。
#093 住宅街の中に立つ人気の「お野菜カフェ」へ。

【1月のプレゼント】

今月のプレゼントのお知らせです。
今月は、本上さんが訪れた城陽市にある酒造会社、 城陽酒造さんの「城陽 純米大吟醸 雫」720mlをプレゼントします。

もろみを酒袋に入れタンクに吊るしておく袋吊りという製法で、 一切の圧をかけずに自然のままに滴り落ちる雫のみを集めた、極上の一本です。
果実を想わせる香りにエレガントで繊細な味わいです。

この「城陽 純米大吟醸 雫」720ml を2人の方にプレゼントします。

締め切りは、1月28日です。

【応募先】
●おハガキの方は、
 〒530-8304
 MBSラジオ「本上まなみ もうひとつの京都」の係まで。
●メールアドレスは、manami@mbs1179.com
●FAX番号は、06-6809-9090



【YOU TUBE】